戦姫絶唱しないシンフォギア~転生者と不思議な道具~ 作:高性能脂肪
アンケートに答えてくださった方にお礼を申し上げると共に、作者の文章力では二人分を書くことが出来なかったことをお詫び申し上げます
あ、あと3人を1セットで書きます……なので
もしもボックスの話を3話 ←
↓ |
何時もの話を3話ーーーーー↑
となります(恐らく…多分…きっと…メイビー)
「弘さん、あのピンクの箱なんですか……いきなり出てきたんですけど」
「あれはもしもボックスだけど……俺が出したやつじゃない」
「デース! じゃああれは一体誰のもしかしてボックスなのデスか」
「もしかしてボックスじゃない、もしもボックスだ」
シミュレーションルームで訓練しようとしてた響ちゃん達と一緒に話していた俺の目の前に現れたもしもボックス……俺が出したひみつ道具じゃなのは間違いないが、でもここにあるし~
「……いや待てよ? ここにいきなり現れたという事は…中に誰かいるのか」
「弘さん、どういう事ですか?」
「エルフナインちゃん、あのひみつ道具は……なんというか色んな解釈があるんだけど、そのうちの一つに自分が言ったもしもの世界に近いパラレルワールドに連れていってくれる…というのがあるからもしかしたら」
「ってことはあの中に誰かが居るってことかよ!」
「雪音の言う通りなら誰かが居るはず……しかし中には誰もいないというのはおかしい」
「確かに……あの窓ガラスは普通のガラスのはずだから、だれも見えないのはおか、あっ! 誰か出てきたぞ」
俺達が話していると、ゆっくりとドアが開いた。一体誰なのか…そしてどれだけ小さいのか! 原作では窓ガラスにのび太がしっかり見えていたから見えないはずがない
「おい……何だかこのバカに似てる気がするのは気のせいか?」
「ジー確かにそっくり、瓜二つ」
「しかし格好からして男子だな」
「わ、私に弟はいな「あっ! お母さんだ」……へっ?」
「なるほど……パラレルワールドの、それも未来の響ちゃんのむす「あっ! お父さんもいる」……ん?」
俺達の周りにシーンという擬音が付くぐらい静かになった……ちょっと待て、こいつは何と言った? 俺の事をお父さんと呼んだか? んで響ちゃんの事をお母さん……
「……なるほどそういう事か! パラレルワールドの響ちゃんと俺がもしもボックスを息子に貸して、そして恐らく窓ガラスから見えなかったのはパラレルワールドの俺が改造したからだな‼」
「うん、そうだよお父さん。お父さんにもしもボックス貸してもらって来てみたんだ! えへへへ~」
「あっはっはー笑い方は響そっくりだな」
「確かに響ちゃんそっくりだな奏……しかしパラレルワールドの響ちゃんか~一体どんなんだった?」
「お母さん? お母さんはね~いっぱいご飯食べるんだよ!」
「やっぱりこのバカのそこは変わらないんだな」
「クリスちゃ~ん、それはひど「それでね、お父さんがチャーハンをオカズにしても何も言わないのか気になって試してみたらね。ご飯をオカズにご飯食べられるんなんて幸せだよ~って言ってたんだ!」……い、いや~流石にチャーハンはオカズにはならないかな~って、ほ、本当ですよ」
「貴女のその目を見て信じられる訳ないでしょ」
「マリア姉さんと同じ意見ですね」
「そんな~私そんな感じじゃないですって」
俺もそんなキョロキョロした目で言われたら信じられないぞ響ちゃん。その目は一度やった奴がする目だ……どんだけご飯が好きなんだよ、好きなものはご飯&ご飯ってそういう意味かよ。食いしん坊か……いや食いしん坊だったなこの子
「それでお母さんは他にどんな事してたのかな?」
「お母さんは訓練が好きで、弦おじちゃんと一緒に山籠りしに行ったりするんだ。一回弦おじちゃんの家で見せてくれたけどヒーローみたいで格好よかったんだ‼ いつか僕も一緒に訓練するって約束したんだ~それでね、その間お父さんがね、色んな所に遊びに連れていってくれて楽しいんだよ~US○とかディズニー○ンドとかも連れていってくれるんだ!」
「立花……息子を置いて修業に行くのは流石にどうかと思うぞ」
「つ、翼さん、私じゃないですから! パラレルワールドの私だから私じゃないです‼」
「流石先輩デース! 弘さんに子供を任せて修業とは先輩らしいデスよ」
「き、切歌ちゃん…私ってそんなイメージなの?」
これは駄目だろパラレルワールドの響ちゃんよ……息子を置いて修業は流石にないわ。でもこの子もそんな響ちゃんを誇りに思っている感じだから良いのか? いやしかし~でもパラレルワールドの話だからな
「あっもうこんな時間、帰らなくちゃ! またねお父さんお母さ……あっそういえば、お父さんからお父さんにこれって」
「……手紙? うん分かった、確かに貰ったって向こうのお父さんに伝えてね」
「うん分かった! またね~」
なんというか嵐のように来て、嵐のように帰っていったな……パラレルワールドの俺の息子。そしてパラレルワールドの響ちゃんは…この世界の響ちゃんの成れの果てだな、この世界の響ちゃんがそうならない事を祈るばかりだ……しかしこのパラレルワールドの俺からの手紙、とてつもなく嫌な予感がする! これは後で読もう、うん
「あれ?弘さん……無くなったと思ったら、また現れたんですけど」