戦姫絶唱しないシンフォギア~転生者と不思議な道具~ 作:高性能脂肪
……というわけで今回は箸休め?の話です
「弘君、俺の親であるが気を付けろ。おそらく話は先の攻撃によって風鳴機関の基地が無くなった事だろうが……わざわざ弘君を呼ぶというのがどうにも怪しい」
「弦のおっさん、何かあったらすぐに逃げるから大丈夫大丈夫、んじゃ行ってきまー」
クソジジイに呼ばれて行ってる時にパ、パ…そう! パエリア焦がしても~た、あいつらの攻撃によって風鳴機関の基地が無くなった。んで急いで弦のおっさんの所に向かって少し経った今、またクソジジイに呼ばれた
弦のおっさんに見送られながら、どこでもドアでクソジジイの所…に行く前に自分の部屋に寄って、机の上の荷物を取ってからクソジジイの所に向かった。クソジジイの待つ家はこれぞ日本屋敷というようなもので何か腹が立つ……そうこうしてたらクソジジイが待つ部屋の前に来ていた
「何だクソジジイ! 殺るってのか」
「お主は少しは言葉遣いをマトモ出来んのか? お主は風鳴機関「おれはS .O .N .G. 所属だクソジジイ」……ふぅ、まぁよい本題に入る」
「風鳴機関の基地無くなったのはクソジジイのせいだからな、いらんことで呼びやがって』
「それについてはもう言うことはない。だが二度と異国の者に好き勝手させるな…いいな? 本題はそっちではないのは分かっておるだろう」
クソジジイは俺の横に置いてある荷物を見ながら話した。このジジイは大きいものを守るために小さいものを切り捨てる……弦のおっさんとは違う存在だ、なんでこのクソジジイからあんな出来た人間が産まれてきたのか?
「ちっ…………ほら受け取りな」
「それでよい……………こ、これは‼
特典付きの中でもネット抽選でしか手に入れられない怪傑☆うたずきん! 超特典付きシークレット表紙コミックではないか‼」
「クソジジイ、そんなんでいいのかこの組織!」
あっすげぇ目でこっち見やがる……さすがは風鳴機関の元トップ、凄い圧だ。クソジジイだがただのクソジジイではないな
「有象無象の国家基盤よりも、怪傑☆うたずきん! そのものの守護を優先する」
「何言ってんのこのクソジジイ! 国はどうした! 国は! 何で少女漫画守ろうとしてんの」
「怪傑☆うたずきん! を守ること…………それ即ち怪傑☆うたずきん! を描く人、そして住む土地である日本を守ることに繋がる」
「繋がんねぇよ! 何かもっと思うことあるだろう」
クソジジイが単行本に付いている付録を見ながら唸っている…………俺には分かる、絶対関係ない事考えてる
「儂はやっぱりうたずきんちゃんが一番だ。二番はうたゆきひめちゃん、最下位はうたデレラちゃん……何かうたデレラちゃんは翼に似ているから駄目だ」
「もう帰るぞ……あと金寄越せ、買ってやったんだ「そんなに欲しければくれてやる」このクソジジイ封筒投げやがった! 二度と呼ぶなクソジジイ!」
何だあのクソジジイ、今もパエリア焦げても~たが何か企んでるんだぞ! そんな漫画読んでる場合じゃないだろうが……んで一体どれくらいのお金が
「えっ札束?」
この後すぐさまフエール銀行に貯金したのは間違っていないと思う