アナザーワールドトリガー 3人目のすごいチビ   作:亀川ダイブ

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 どうも初めまして、もしくは毎度閲覧ありがとうございます。
 亀川ダイブです。
 本作は、ハーメルンのある作者さんに影響を受けて読み始めたワールドトリガーにドはまりした亀川がついに手を出してしまった二次創作小説です。どなたにも楽しんでいただきたいのですが、亀川としては原作既読をオススメします。

 あと、木虎さんは我が女神です。(断言)

 ではでは、どうぞご覧ください。


第1話 「赤城 ヤト」

 界境防衛機関(ボーダー)

 ゲート、トリガー、トリオン兵の存在が常識となった現在において、その名を知らぬ者はない世界の護り手である。今この瞬間も多くの少年少女が、世の平穏を守るため、ボーダーで競い合い高め合っている。

 ――そんな中。大人たちもまた、世の平穏のため暗躍(・・)していた。

 

「最近、予知が乱れるんですよ」

 

 自称・実力派エリートにして、実質・ボーダーの作戦立案の要の中の要、迅悠一の言葉。唐沢は内心の動揺を押し隠して、飲みかけたコーヒーのカップを静かに置いた。

 

「急に話があるなんて何かと思えば……それは穏やかじゃないね」

 

 普段はスポンサー企業との交渉に出回っている唐沢は、本部の執務室にはめったにいない。しかし珍しく執務室でコーヒーなど淹れた途端に現れて、ボーダーの戦略を揺るがすようなことを言う。それこそ自分が部屋にいるタイミングを『視た』のだろうが、しかし……

 

「いやぁ、そうでしょう? さすがは唐沢さんだ、事の重大さ、わかってくれてるなあ」

「学生時代はラグビーをやっていたからね。君の『未来視』ほどではないけど、先読みはできるつもりだよ」

 

 相変わらずの飄々とした態度。政財界の古狸たちを相手に一歩も譲らぬ交渉術を持つ唐沢でも、この男の心中は読み切れない。

 黒トリガー『風刃』の使い手にして『未来視』の超感覚(サイドエフェクト)保有者、迅悠一。隊員たちの中では「趣味は暗躍」などと嘯かれているらしいが、この男の暗躍によって何度ボーダーが、いやこの世界が救われたかわからない。

 その迅悠一が、ボーダー上層部の一角たる自分に、わざわざ自分の組織内での優位性を失うような話を持ってくる。今回はどのような暗躍を目論んでいるというのか。

 

「唐沢さんなら、いろいろ面倒な話抜きでも通じると思って。くつろいでいるところに失礼しちゃいました」

 

 先手を打たれた。質問を封じられた形だ。

 迅の人好きのする半笑いでそう言われてしまっては、ボーダーの敏腕営業・外務担当とされている唐沢としては、わかったような顔をして話を聞くしかない。下手な質問をすれば、何もわかっていないことがバレてしまう――あるいは、それも『予知』の範囲内か?

 唐沢は、一度はデスクに置いたコーヒーカップをゆっくりと取り上げ、一口飲んでから仕草だけで続きを促した。

 

「今度の九月入隊の新人が一人……それから、一月入隊の新人、これはたぶん二人。そこらへんを起点に、大きく『予知』が乱れています。未来が無数に分岐して、俺にもどれが本筋だか。今、どの筋に乗っているかも判然としないほどです」

「…………」

「だけど」

 

 ここで一度、迅は言葉を切った。交渉の場ではよくある手だ。次の一言に重みを持たせるためだろう。唐沢は横目でちらりと迅の表情を窺う――そこにあったのは、いつもの迅らしくない、悲痛な決意を秘めた顔だった。

 

「ボーダーから、死人が出る。二月までに。これはほぼ確実だ」

 

 ボーダーは戦闘集団だ。シールドの改良や緊急離脱(ベイルアウト)の実装等、生存のための方策にはボーダー全組織を挙げて取り組んでいるが、戦う以上は死は免れない。過去にも、殉職した隊員はいる。近界民(ネイバー)に攫われ、いまだ所在不明の400人以上の人々も、遺された家族たちからすれば死にも等しい別離だろう。

 しかし、確実に死人が出るとなれば。迅悠一がそれを『視た』となれば。事は大きい。

 

「確実に、か。犠牲者は多いのかい」

「数は――それこそ予知が乱れていて、重なっていて、不確定。だけど、誰かが必ず死ぬ(・・・・・・・)。俺はそれを、最小限に食い止めたい」

 

 気づけば、迅の右手はポーチに刺した『風刃』の柄を、硬く握りしめていた。

 本気だ、と唐沢は判断した。迅は確かに飄々として本心が掴めない暗躍趣味だ。しかし、熱い男でもある。暗躍と交渉の戦場に立つ身ながらラガーマンでもある唐沢には、それがわかる。

 

「……私に、できることは?」

「ちょっと前に、たぶん玉狛支部にもう一つ部隊ができるって予知、しましたよね」

「ああ。『玉狛第2』の話は聞いたよ。形式上の書類は、あと名前を書くだけにしてある。約束通り、城戸司令にも林藤さんにも秘密にしてあるよ」

「さすがは唐沢さん、仕事が早い。それじゃ、仕事ついでになんですけど――」

 

 迅の表情が、少し緩む。にへら、と口元を笑わせた、いつもの人好きのする笑みだ。

 

「――『玉狛第3』、準備してくれません?」

 

 

 

 

 

 

 九月。年に三度あるボーダー正式入隊日。

 体力、学力の試験、そして面接、さらにはいつの間にか行われていたらしいトリオン量の測定。それら狭き門の全てを突破した前途有望な若者たちが、正式にボーダーC級隊員としてデビューする晴れの舞台。

 

「ボーダー本部長、忍田真史だ。君たちの入隊を歓迎する」

 

 ノーマルトリガー最強の男・忍田本部長が壇上で挨拶をしています。アイドル部隊の嵐山隊ももちろんカッコいいけれど、三十代半ば、精力的な若さと大人の魅力を両立する忍田本部長のカッコよさもなかなか素晴らしく。入隊式では生・本部長にお目にかかれるとウキウキしていた私のひんそーなのーみそも、今は頭痛にズキズキと。

 

「……私からは以上だ。この先の説明は、嵐山隊に一任する」

 

 本部長が降壇した……らしい。嵐山隊が登場した……らしい。会場のざわつきが遠く聞こえる。マイクを通していた本部長の挨拶とは違い、嵐山隊の声は聞こえてこない。ああ、もし私のサイドエフェクトが聴覚を強化するようなものだったなら。嵐山隊長のイケボをこの耳に焼き付けておくことができたのに。

 今はただひたすらに、自身の呪われた特殊体質(サイドエフェクト)を悔やむほかにできることなどありはせず。

 

「えっと……赤城、ヤト……さん? 気分はどう? 大丈夫かしら」

 

 ボーダー正式入隊日。記念すべきその日を、私、赤城ヤトは、

 

「緊張するのも無理はないわ、でも無茶をしちゃダメね」

「だ、大丈夫……ですが。た、ただの寝不足……ですが」

 

 医務室のベッドで、迎えていました。

 ただし、A級5位嵐山隊のアイドル、完璧美人・木虎藍さんの看病付きでッ!!

 嗚呼、赤いジャージが、慈愛に満ちた視線が眩しい。年は一つしか違わないはずなのに、この完璧な大人の女性感はいったい何なのでしょうか。私の身長が139㎝しかないのがいけないのでしょうか。本来は新入隊員へのオリエンテーションの仕事に行くべき木虎先輩を、私のようなちんちくりんが独占してしまっていいのでしょうか。罪悪感にさいなまれつつも、私は今、幸せです。

 

「入隊式、楽しみで眠れなかったのね。ふふ……目の下のクマが大変よ」

 

 ぅお姉さまぁぁぁぁっ!? 木虎お姉さまの白く繊細な指先が、私の目の下のあたりを優しく撫でておりますれば! 血圧上昇、鼻血噴出の危険アリ! 落ち着け私! ……OK、ギリギリでこらえました。

 

 

「でも、すごいわね赤城さん。小学生(・・・)で入隊なんて、小太郎君とあと数人しか」

「ちゅ、中二ですが! 十四才ですが!」

 

 反射的に起き上がり、大声を出してしまう私。

 

「え、あ、ご、ごめんなさい……」

 

 木虎先輩の表情が曇る。嗚呼、またやってしまった……一瞬にして自己嫌悪モードに突入する私。チビでコミュ障で一生目の下のクマが消えず女神のような木虎先輩にさえ気を遣わせてしまう私なんて、人類史上最低のイモムシです。こんな私は入隊式にも出席できず、医務室で這い蹲っているのがお似合いなのです。もぞもぞと。

 布団をかぶって蹲る私こと最低イモムシにも、木虎先輩は優しく声をかけてくれます。

 

「あ、赤城さん。そろそろ入隊指導が始まるわ。訓練も体験できるし、体調がよくなってきたら、一緒に行きましょう」

「是非ともぉぉっ!」

 

 一緒に! 木虎先輩と一緒に! 十把一絡げの一般C級どもの羨望の眼差しの中、完璧美人にして慈愛の女神・木虎お姉さまと一緒に訓練場デビュー!

 このテンションの乱高下こそが、赤城ヤトのコミュ障たる所以。私は布団を撥ね飛ばしてベッドから飛び降り、取って付けたような敬礼をして見せるのでした。

 

 

 

 

 

 

「まずは、入隊おめでとう。君たち攻撃手(アタッカー)組と銃手(ガンナー)組を担当する、嵐山隊の嵐山准だ」

 

 意気揚々と医務室を出た私ですが、この私が見ず知らずのC級隊員の好機の視線に耐えきれるはずもなく、入場二秒で木虎先輩の陰に隠れました。そして今、じりじりとすり足で木虎先輩周辺から離脱中。そもそも私など引き連れていなくても、木虎先輩は周囲の視線(主に男子の……いや、結構女子からのもあるぞコレ)を独り占めなのです。

 そしてほら、木虎先輩から離れさえすれば、生来の眼つきの悪さと壮絶に色濃い目の下のクマのもたらす威圧効果で、周りのC級隊員が私から目を逸らすこと逸らすこと。嗚呼、心地よいパーソナルスペース。人の視線に怯えないですむ。

 私がそんな消極的撤退を遂行している間にも、有能イケメン嵐山先輩の入隊指導は滞りなく進んでいきます。さすがはボーダーの顔、司会進行もそつなくこなします。

 

「じゃあどうすればB級隊員、つまり正隊員になれるのか説明する。各自、左手の甲を見てくれ」

 

 言われた通りに手の甲を見ます。そこにはデジタル時計のような表示が。もしこれが時計なら現在時刻は十時五十分のようです。しかし私の数少ない特技の一つ・正確な腹時計によれば、それよりはもう少しお昼ごはんに近い時間のハズ。

 

「そこにある数字は、君たちのトリガーホルダーに一つだけ入っているトリガーを、君たちがどれだけ使いこなせているかを表している。普通は1000ポイントからのスタートだが、仮入隊期間中の働きや入隊試験での成績によって、多少の上乗せがされている者もいる」

 

 このデジタル表示は、ボーダーのトリオン技術の粋を結集したオシャレな腕時計というわけではありませんでした。どうやら私のスタート地点は、1050ポイントのようです。

 

「週二回の合同訓練やC級個人同士でのランク戦でポイントを稼ぎ、その数字を4000まで上げること。それがB級に昇格する条件だ」

 

 どちらかと言えば恵まれている方らしい私のトリオン量は、50ポイント相当の評価だそうで。ゴールが4000ポイントということを考えれば、実に微妙なアドバンテージです。

 

「まずは訓練を体験してもらう。木虎、みんなの案内を頼む」

「はい! 訓練生、こちらへ」

 

 大勢の前だからか、医務室での慈愛の女神バージョンとは違う、少し凛とした雰囲気の木虎先輩。去り際に、さりげなく私に視線を送って手を振ってくれました。嗚呼、木虎お姉さま。なんという女神。私が男だったらもう十回は恋に落ちてます。おっとよだれが……

 

「……変な子」

「ひぎぃっ!?」

 

 気付けば背後に立っている、嵐山隊のジト目ツッコミ担当・時枝先輩。その真意の測りづらいジト目に追い立てられるようにして、私はそそくさとC級隊員たちを追いかけるのでした。

 

 

 

 

 

 

 対近界民(ネイバー)戦闘訓練。仮想戦闘モードの部屋の中でトリオン兵・バムスターと戦い、新入隊員の実力を測る、入隊式後の恒例行事。

 

「んー……緑川レベルは無理にしても、黒江や木虎ぐらいの新人はいてほしいモンだがな」

「諏訪さん、理想高すぎですよ。一時期の新人は異常でしたから」

 

 咥えタバコでモニター前にふんぞり返る男と、気優しそうな短髪の男。B級中位の実力派、諏訪隊の隊長・諏訪と、同じく隊員・堤である。

 

「一分切りが五人。どうだ堤、賭けるか?」

「遠慮しときます……ん?」

「お、筋の良いヤツがいたか!」

 

 堤の声に反応して、諏訪はガバっとモニターに顔を寄せた。しかしモニターに映るのは、やや小さめのバムスター一匹に苦戦したり善戦したりする、極々平均的な新人たちの姿ばかり――いや、一人だけ。他の新人隊員たちとは、明らかに違う動きをしている者がいた。

 

「なんだこのバサバサ黒髪チビ。眼つき悪ィし。影浦の妹か?」

「似ている気もしますけど、影浦くんに妹はいなかったはずですよ。それよりもほら、諏訪さん」

 

 堤は画面の端に表示された、訓練開始からの経過時間を指さした。それを見て諏訪は、盛大な溜息をついてシートに体を沈める。

 

「……あー、いるよな何期かに一度。いつだったか、ほらミシマ? ミクマ?」

「三雲、だったかな。いましたね、確かに……この子、このままじゃ時間切れで失格ですね」

 

 

 

 

 

 

 やや恵まれている程度のトリオン量が、何になるというのでしょう。寝不足の原因にしかならない特異体質(サイドエフェクト)が、何の役に立つのでしょう。精々が50ポイントばっかしの初期値ボーナスを得た程度のものです。魔王を倒しにいく勇者に、裸一貫では可哀想だからと「ひのきのぼう」と「ぬののふく」を渡す程度のものです。王国の財政と王様の正気を疑います。パーティーは女魔法使いと女僧侶と女武闘家でウハウハです。砂漠の街でぱふぱふです。当然、女魔法使いは女賢者に転職予定。

 ……はい、お察しの通り、錯乱しています。モニター越しに観戦していらっしゃるC級の有象無象どもや監督役の嵐山先輩、我が女神木虎お姉さまの目には無表情かつ仏頂面でバムスターを睨み付けるバサバサ黒髪チビが見えているかもしれませんが、時枝先輩あたりには見透かされているような気もします。

 この眼つきが、寝不足が、目の下のクマが悪いのです。街で古式ゆかしいヤンキーさんの一団にぶつかってしまった時も、怖くて内心ガタガタで言葉が出なかっただけなのに、ヤンキーさんたちが勝手にお帰りになってくださいました。初対面の小学生から、「ころしやさん。いじめっこをころしてください」との手紙を渡されたこともありました。こんなチビ女をいったい誰と間違えたのか、見るからにヤバそうな白い粉を「例のブツだ」といって押し付けられたこともありました。警察を呼びました。連行されました。私が。

 そんな走馬燈を幻視する私の目の前で、バムスターのぶっとい足が、盛大な地響きを上げて床を踏み割ります。その足裏と床面の間に私が挟み込まれていないのは、ひとえに私の残り少ない幸運のおかげでしょう。続いて丸太のような尻尾が唸りを上げてしなり、襲い掛かってきますが、某ヒゲの配管工のようなジャンプで回避。ゲーマーでよかった。回避パターンだけは私の脳内に豊富に蓄積されています。

 

『赤城さん、制限時間は五分間よ。回避が得意なのはよくわかったわ。怖いかもしれないけれど、そろそろ攻撃する時間よ』

 

 砕け散る破片、襲い来るバムスター。パニック映画さながらの私の脳内に唯一の安らぎを与えてくれるのは、我が女神・木虎お姉さまのお優しい助言の声だけです。

 

『大丈夫、私も最初は戸惑ったわ。でも、攻めなければトリオン兵は倒せない。トリガーを起動するのよ』

《四分経過》

 

 おいクソ時報、女神様のお声に被さるんじゃねぇ。私の耳の幸せを奪うな。え、でも今、四分って言った? つまりはあと一分以内にこのデカブツを倒さないと、初日から不合格ということですか。

 逃げ回る合間にちらりと周囲を窺うと、なんということでしょう。恐るべきことに、私以外のC級隊員の訓練はすべて終わっているじゃあありませんか。こんな衆人環視の中で初日不合格なんて伝説を作った日には、私のあだ名は「クソ不合格イモムシちび女」に決定です。

 

『すごい身のこなしだな。回避だけなら相当なレベルだ。木虎、あの子とは?』

『初対面です、嵐山先輩。医務室で少し話をしたぐらいで……』

 

 耳から入ってくる女神ボイスとイケメンボイスを心の糧に、赤城ヤト、反撃タイムに突入します。再び迫ってきた尻尾の横薙ぎをリンボーダンスで潜り抜け、バネのように跳ね起き、トリガーホルダーを手にします。

 私が選んだトリガーは、レイガスト。攻撃手(アタッカー)用の重装型トリガーです。自在に形を変える重く頑丈な刀身も魅力ですが、最大の特徴は、オプショントリガー無しでも使用可能なシールドモードの存在。盾もなしにトリオン兵に相対するなんて、小心者の私には考えられません。

 鈍重な足取りでこちらに振り向きつつあるバムスターを前にして、私はいよいよ、あの憧れの言葉を口にします。雄々しく逞しく叫ぶことができればよかったのですが、そこは私。噛まないことを最優先に、かつ小声でゆっくり慎重に。シャイな私に出せる声の大きさは、周囲の人々の数と反比例していくのです。こんな大舞台で、果たして私の口はちゃんと動くのでしょうか。心配しかありません。

 さあ、言います。言いますよぉ!

 

「っととトリガー! うおんっ!」

 

 ……噛んだのですが。

 

 




☆アナザーワールドトリガーを百倍楽しむ講座☆

《登場人物紹介》
赤城ヤト
ポジション  :アタッカー(訓練生)
メイントリガー:レイガスト(訓練用)
サブトリガー :なし
性別     :女
年齢     :14才
身長     :139㎝
血液型    :AB型
誕生日    :7月29日
星座     :ぺんぎん座
職業     :中学生
好きなもの  :こたつ、お布団、ゲーム全般、いいトコのプリン、木虎お姉さま



次回 アナザーワールドトリガー
第二話「赤城 ヤト②」に――トリガー、起動(オン)






 お読みいただきありがとうございました。
 アナザーワールドトリガー第一話、お楽しみいただけたなら幸いです。
 本作はオリキャラ「赤城ヤト」が基本的には原作沿いながらも幾分改変されたワートリ世界で木虎お姉さまとキャッキャウフフしたいと願いながらも叶わないお話です。
 私、他にもGBF小説も書いている途中の段階でこちらに手を出してしまいましたので、今後の更新スピードは私にも不明でございます。そんな状態ではありますが、お付き合いいただければ幸いです。
 感想、批評等お待ちしております。どうぞよろしくお願いします。

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