やはり、ゆるくてもゆりなのはまちがっている。 作:U.G.N
あと、後書きでちょっとした謝罪があるので、よければそこまで見てください
それでは始まります。皆さんご一緒に。
京結ち「アッカリーン!」
あかり「はーい!ゆるガイル。はーじまーるよー!」
ちなつ「あの、ちょっといいですか?」
結衣「どうしたの?ちなつちゃん?」
ちなつ「前回私、アッカリーン!しか、言ってないんですけど。1回もソロで喋ってないんですけど。これは、どういうことなんでしょうか?」
あかり「お、落ち着いてちなつちゃん!あかりだってメインのパートじゃ喋れてないよ!」
ちなつ「でもあかりちゃんは、ここで京子先輩と喋ってたよね?私はそれすらなかったんですけど」
あかり「それはそうだけど……」
京子「まぁ、しょうがないんじゃない?前回は結衣がずっとイチャコラしてたし」
結衣「おい待て。イチャコラなんてしてねーだろ」
ちなつ「そこは、今回しっかりと聞くんでいいんですけど、私が言いたいのは、最後の京子先輩の台詞のことですよ!」
あかり「京子ちゃんの台詞?」
ちなつ「最初の、迎えに来たのところは京子先輩でもいいんですよ。でも!そのあとの『…なん、だと……』と『結衣が……』と『知らない男の子と喋ってる』のところは、ちょうど3つに分かれてたんだから、3人で分担すればよかったじゃないですか!なんで京子先輩全部言うんですか!」
京子「いやー、それは作者が書いてたときに、その発想が無かったからで」
ちなつ「いーえ、これは3人で言えばいいかって書く前は思ってました!」
京子「……はい、ぶっちゃけ、今回のこのパートでこんな感じで使えるカナーと思って、私1人で全部言いました」
ちなつ「ほら!ほらやっぱり!いいんですかね!?こういうのはいいんですかね!?」
あかり「まあまあ、ちなつちゃん今回はたくさん喋れるからいいじゃない。……あかりは今回もあまり喋れなさそうだし」
結衣「そんなことないぞ!あかりもきっと喋れるから!」
京子「ま、あんまりここで喋りすぎてもメインが減っちゃうし、早く本編行こうよ」
ちなつ「それも作戦の内のくせn」
結衣「わーわー!はい!スタート!」
・
・
・
・
・
・
小京「知らない女の子(男の子)と喋ってるぅぅぅ!」
小町と金髪少女の声が重なる。しかし、我が妹よ。俺が知らない女の子と喋ってるだけで、そこまで驚くのは少し失礼じゃないのかな?まぁ確かに、俺とここまで普通に喋ってくれた同世代の女子は、小町を抜けば初めてだけどさ。……あれ、目から汗が出てきたぞ?
小町「ちょっとちょっと!お兄ちゃん、ちょっとこっち来て!」
小町が俺の腕を引っ張り、少女たちから少し距離を置く。
小町「お兄ちゃん!小町を3日も4日も待たせておきながら、あんな可愛い子と楽しげに話してるなんて!何があったの!?ていうか、誰なの!?」
八幡「ちょっと小町ちゃん?一体何の話をしているの?いっても15分くらいだよね?」
何か目をキラキラさせている小町が捲し立てるように聞いてくるが、気になった部分へのツッコミは忘れないのが八幡クオリティーである。
小町「それは、体感時間的なアレだよ!それよりも本当に何があったの?お兄ちゃんにナンパする勇気なんてあるわけないし」
俺は、興奮する小町に何があったか説明する。
小町「へぇ、そんなことがあったんだ。でも、お兄ちゃんの目を見て逃げ出さないなんて、相当肝が座っているというか。怖いもの見たさみたいな感じかな?」
八幡「言いたいことはわかるけど、もう少しオブラートに包んでね?お兄ちゃん泣いちゃうから」
おそらく、俺の涙など誰も見たくはないだろうが。
と、小町に説明しているとさっきの少女たちの1人だったピンク髪が俺たちのすぐ側まで来ていた。
ちなつ「あの、ちょっといいですか?」
八小「へ?」
~結衣サイド~
京子「おいおい結衣ー。あれ誰だよ?知り合いか?」
あかり「でも、あかりたちは見たことないよね?」
京子が興味津々といった感じに聞いてきて、あかりは自分の記憶を辿っているようだ。
結衣「いや、さっき初めて知り合ったんだよ」
さっき何があったか説明しようとすると、ちなつちゃんが突然捲し立ててくる。
ちなつ「もしかしてナンパですか!?ナンパなんですね!?確かに結衣先輩は格好いいし可愛いですけど、私に何の断りもなく結衣先輩にナンパするなんて許せません!ちょっと私、行ってきます!」
そう言うと、ちなつちゃんはあの兄妹の方へ向かっていく。
何か、ピンク髪が俺のことを上から下までじっくり見てくる。近い近い。ていうか、この娘魔女っ娘ミラクるんに似てんな。コスプレか?
ちなつ「ふむふむ、身長は平均的、顔のパーツもだいだい揃ってますね。で・す・が!その猫背に少しボサッとしている髪、なにしろ死んだ魚のような腐った目!」
ビシッ!っと指を指され、失礼極まりないことを言われる。
ちなつ「ダメですね。結衣先輩とは釣り合いません。結衣先輩をナンパするなんて、私が許しません!」
結衣「わー!ちょっとちなつちゃん!こっち来て!」
小町「大体当たってたけどね」
八幡「……うるせーよ」
・
・
・
ちなつ「さっきは失礼なことを言ってしまい、申し訳ありませんでした」
八幡「お、おう。まぁ誤解も無くなったみたいだし、気にすんなよ」
どうやら、自分の先輩がナンパされたと思い込み、どんな相手か品定めをし、そして俺は失格だったらしい。
結衣「ごめんなさいごめんなさい!」
あかり「ちなつちゃんが急にダメ出しするから、びっくりしちゃったよ」
京子「いやー、すみませんね。うちの子基本的にはいい子なんですが、時々暴走しちゃうんですよー」
ちなつ「京子先輩に暴走とか言われたくないですよ!」
京子「甘いよちなつちゃん!私は時々ではなく、常に暴走している!」
結衣「自覚はあったのか」
向こうでも説明されたらしく、4人に謝られた。
小町「いえいえ、全然大丈夫ですよー。それにうちの兄にそんな度胸ありませんから!」
八幡「そんな度胸なんざ、初めからいらねーよ」
とはいえ、小町とも合流できたことだし、そろそろ潮時だな。
八幡「小町、そろそろ行くか」
結衣「あ、そうですね。私達も行くか」
小町「そだね。どうやらそちらは旅行のようですし。ここら辺で」
今度こそ俺達は別れることとなった。
結衣「それでは、コーラありがとうございました」
八幡「いや、さっきも言ったが助かったのはこっちだ。気にすんな。じゃあな」
黒髪の少女とピンク髪の少女は軽くお辞儀をし、金髪と赤髪は両手をぶんぶん振っている。ちなみに小町も手を振っている。俺は軽く手を挙げて別れの挨拶した。
小町「いやー、可愛い娘ばっかだったねーお兄ちゃん」
八幡「そうだな。奇抜な髪色の連中だったな」
小町「あー、確かにね。何かのコスプレだったのかな?って、あーー!名前聞くの忘れてた!はぁ」
八幡「まぁ、いいだろ別に。多分千葉県民じゃなさそうだったから、おそらくもう会うこともないだろ」
3時間後
~ゲームセンター、両替機前~
八結「「あ」」
俺にもそんなことを思ってた時期がありました。
えーとりあえず
今回、自己紹介まで行かなくて
すんませんでしたァ!!
いや、違うんですよ。確かに今回短いですよ?はい。それはわかってます。ただ、自己紹介まで行こうと思うとどうしても長くなりそうだったんです。
次回は間違いなくお互いに自己紹介するので大丈夫です。
それでは次回もお楽しみに
ご感想お待ちしております。