やはり、ゆるくてもゆりなのはまちがっている。   作:U.G.N

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2話目です。前回中々進まなかったのですが、今回も全然進みません。

 どうなってんだろう?

 とりあえず第2話始まります。皆さんご一緒に


いつだって比企谷八幡の出会いにMAXコーヒーは欠かせない

京結ち「「「アッカリーン!」」」

 

あかり「はーい!ゆるガイル。はーじまーるよー!」

 

 

結衣「前回のここはグダグダだったけど、今回は大丈夫そうだね」

 

ちなつ「そうですね。ゆるガイルって略称も決まったことですし」

 

京子「でもさー、ゆるガイルって言ってるのにガイルの部分の人前回全く出なかったよね」

 

結衣「それは、前回お前が喋りすぎて作者の行きたいとこまで行けなかったからだろ。無駄に千葉知識を披露し過ぎて。第1話のタイトルも本来は『MAXコーヒーはごらく部のお気に入りになる』だったのに、なんだよ『それでも歳納京子は、千葉知識を披露し続ける』って」

 

京子「いやー、俺ガイルの7.5巻開いたら以外とたくさんあってさ。あ、でもチーバくんの返り血の話は私が造ったから!」

 

ちなつ「でも、作者的には第1話にはそもそもガイルメンバー出すつもりなかったみたいですよ。行きたいとこまで行けなかったのは確かみたいですけど」

 

あかり「ねぇ!また、あかりを置いて話し込まないでよ!ていうか、はーじまーるよー!って言っちゃったんだから始めようよ!」

 

京子「あーはいはい。そうだな。……まったく、あかりはいつまでたっても我が儘なんだから」

 

あかり「我が儘!?ねえ京子ちゃん!今、我が儘って言った!?別にあかりは我がm」

 

 

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京子「皆が私のMAXコーヒー全部飲んだー!」

 

結衣「あー、悪かったよ京子」

 

ちなつ「つい、美味しくて」

 

あかり「ごめんね!京子ちゃん」

 

京子「うー」

 

 あかり達が京子ちゃんの買ったMAXコーヒーをつい全部飲んでしまい、京子ちゃんが涙目で結衣ちゃんに抱きついている。

 

京子「私だって飲むの初めてだから、楽しみにしてたのにー!」

 

結衣「悪かったってば。もう1回買ってくるから、それでいいだろ?」

 

 結衣ちゃんが京子ちゃんの頭を撫でながら、自販機のある方を指差す。

 

ちなつ「あっ、それなら私も行きますよ」

 

結衣「いや、いいよ。代わりに京子の相手をお願い」

 

ちなつ「げっ。わかりました、結衣先輩が言うなら」

 

京子「ちなつちゃん、ひどい!」

 

結衣「京子はMAXコーヒーでいいんだろ?2人は何がいい?」

 

あかり「あかりもMAXコーヒーがいいな」

 

ちなつ「私もそれがいいです」

 

結衣「ふふ、2人とも気に入ったみたいだね」

 

京子「さっき飲んだばっかのくせにー」

 

あかり「うー、京子ちゃんごめんってばー」

 

京子「冗談。最初からそんなに怒ってないよ。あっ結衣、私もマッカンでよろしく」

 

結衣「じゃあさっきの涙目はなんだったんだよ。まったく。マッカンってMAXコーヒーのことでいいんだよな?」

 

京子「そだよ。MAXコーヒーの缶だからマッカン」

 

結衣「ん、了解」

 

 3人の注文を受けて、結衣ちゃんは自販機の方へ歩いていった。

 

ちなつ「MAXコーヒーって、マッカンって言うんですね」

 

京子「こっちじゃ、よくそう呼んでるらしいよ」

 

あかり「確かにMAXコーヒーってちょっと長いもんね」

 

 そんなマッカン談義をしながらあかり達は結衣ちゃんを待つのでした。

 

 

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小町「おーい、お兄ちゃん早くー」

 

八幡「へいへい」

 

 俺は今、愛しの妹小町に連れられて、千葉までやって来ている。ちなみに、千葉県民が「千葉に行く」と言えばまず間違いなく、千葉駅周辺へ行くことを指す。

 

小町「もう、約束してたのになんで寝坊しちゃうかなー」

 

八幡「待て、俺は悪くない。俺を二度寝に誘った布団が悪い」

 

小町「その言い訳は小町的にポイント低いよ」

 

八幡「つーか、何でこのクソ暑いなか千葉まで来なきゃいけねーんだよ」

 

小町「小町は昨日の夜、宿題を全て終わらせました」

 

八幡「いや昨日、感想文以外終わったーって言ってたじゃねーか。全てじゃねーだろ」

 

小町「いいのです。感想文なら、去年のをちょっと変えるか、お兄ちゃんの中学時代のを借りるので平気なのです」

 

八幡「それは平気と言っていいのか?」

 

小町「とーにーかーく、頑張った小町は自分にご褒美があってもいいと思うのです!」

 

八幡「お前は、丸の内のOLかよ。でも、あんま高いもんは買えねーぞ。財布の中800円しか入ってない」

 

小町「安いのも無理じゃん。それに小町はお兄ちゃんとこうして一緒に出掛けてるだけで、幸せだよ。あっ、今の小町的にポイント高い!」

 

 うわ、ウザッ。でも可愛いから許しちゃう。あっ今の八幡的にポイント高い。

 

小町「それに、臨時お小遣いなら昨日お父さんから貰ったから平気だよ」

 

 ヘイヘイマイファザー、俺はそんなもの貰ってないんですけど、どういうことですかね。

 

八幡「じゃあ別に、俺いらねーじゃねーか」

 

小町「そんなことないよ!ほら、例えば荷物もちとか!」

 

 マイシスターよ、初めからそれが目的だったな。何が一緒に出掛けてるだけで幸せだよ、だ。ほんと、この小悪魔っぷりは、一体誰に似たのやら。

 

八幡「まぁなんにせよ、ちょっと喉乾いたしマッカン買ってくるわ」

 

小町「この暑いなかマッカン飲むんだ。じゃあ小町は緑茶で」

 

八幡「暑いのとマッカンは関係ねーだろ。ったく、了解」

 

 ここで待ってるねーという言葉を背中で聞きながら、俺はここから1番近い自販機を探して向かうのだった。

 

 

 

 

 ~駅中の自販機~

 

八幡「あったあった」

 

 さすが千葉駅。探せば自販機がすぐに見つかる。それは他の駅でも同じですねはい。

 それに、どうやら先客がいるようだ。仕方ない、後ろで待つとしよう。

 

 俺の前の少女は、1000円札を自販機に入れ、マッカンのボタンを押す。

 

 おっ、珍しいな。さすがはマッカンだな。見た感じ小町と同じぐらいの年の少女の心を鷲掴みとは。彼女とは、心の友になれそうだ。こんな可愛い娘に話しかけるなんてできるわけありませんでしたね、はい。

 

 少女はお釣りとマッカンを取ると、お釣りをまた自販機に入れ、マッカンのボタンを押す。

 

 2本買いとは、なかなか通だな。

 

 2本目のマッカンを取りだし、またお金を入れ、マッカンを押す。

 

 さ、3本?この娘やりおる。この俺でさえ、自販機でのマッカン3本同時買いは滅多にしないというのに。

 

 3本目のマッカンを取りだし、お金を入れる。

 

 アレー、マタオカネイレタヨ。

 

 マッカンを押す。

 

 さすがの俺も未だやったことのない、自販機マッカン4本同時買いだと!?

 

 ここまで来ると、糖尿病になっちゃわないか少し不安になってしまう。

 

 そして、4本目のマッカンが落ちてくると俺はあることに気づく。

 

 

 売り切れ ピッ

 

八幡「あ」

 

結衣「え?」 

 

 

 





 あれれー?おかしいぞ?
 当初の1話目がまだ終わっていない。

 でも、八幡と小町が出てきたからセーフだよね?

 とにかく次回、ようやくごらく部と八幡、小町のご対面です。

 ご感想お待ちしております。

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