実況パワフルサッカー ~聖ライカ―学園 全国までの日々~   作:希望の光

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今回は試合の話です!内容が大雑把なのはどうか目を瞑って下さいよろしくお願いします


第6話:練習試合 Vs. 海皇山高校

―試合会場―

?「久しぶりだな!泉!」

 

矢「やんすっ⁉桜羽君でやんす⁉泉君!知り合いでやんすか⁉」

 

泉「まあな...中学の全国大会決勝でこっちが負けたが...」

 

桜「んな事言ってもお前と花散院はとにかくすごかっぜ!」

 

 

桜羽竜騎(サクラバリュウキ)

 

俺が中学の時決勝で負けたチ―ムのエ―スストライカ―である。

 

?「お..泉じゃないか」

 

矢「そっちは郷田君でやんす⁉泉君ってこの人達と対戦したんでやんすか⁉」

 

泉「まあな、結局負けたけど」

 

郷「そうは言ってもお前の能力は皆が評価してたもんな。」

 

郷田四郎也(ゴウダ シロヤ)中学時代はキャプテンで全ての能力が平均的に高いやつだ。

 

花「久しぶりだな...泉。」

 

泉「おう、早速戦えるなんてな...楽しみだぜ!」

 

―そのころ―

 

北「久しぶりですね~安芸山(アキヤマ)君。 今日こそリベンジしますよ!」

 

安「まあ、また止めてやるよ♪」

 

北「くぅぅ...ワタシも成長したんです!今日はチ―ムとして勝ちますよ!」

 

安「望むところだ!」

 

 

 

 

鞍「ST は泉だ!」

 

一年生は前の試合と同じメンバ―だった。ポジションは違うけど。

 

矢「うぉぉでやんす!燃えてきたでやんす!」

 

伊「よっしゃ!やってやろうぜ!」

 

吉「私達のできる精一杯の試合にしましょ!」

 

北「ワタシも燃えてきましたよ!泉君!よいパスお願いしますね!」

 

泉「お前が決められたらな」ニヤリ

 

北「キミィ何言ってるのかね。ワタシは天才ですよ⁉合宿でまあまあスタミナも付けましたし」

 

泉「まあそれは良いとして...そろそろだな。」 

 

矢「オイラ達の合宿の成果を見せるでやんす!」

 

「おい!入ってきたぞ!」

 

「本当だ!」

 

ワァァァァァ!

 

矢「凄い歓声でやんす...」

 

鞍「まあ、相手が海皇山だからな。だがお前達なら勝てるぞ!」

 

矢「ありがとうございますでやんす!頑張るでやんす!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

審「それでは両校は入場してください。」

 

小「行くぞ!」

 

「オ―!」

 

審「これより聖ライカ―学院対海皇山高校の試合を始めます!」

 

俺達は先行だ

 

ピ―!

 

試合が始まった。俺がパスを貰う。

 

泉(さて...どこに攻めようか...相手は海皇山...一つのミスも許されないな...)

 

泉(ここは一回戻すか)

 

泉「小林先輩っ!」トン!

 

小「ナイスパスだ!」

 

小(さて...ドリブルで上がるか。)

 

ユ「⁉小林先輩パスください!」

 

小「わかった。」トン!

 

小(⁉いつの間に郷田がいたのか...さすが海皇山、油断も隙もない)

 

 

 

 

 

 

ア「ふぅ...やっと着いたか。」

 

あれから松本に合宿の場所を教えて貰ったがそこには居なかった。帰りに見てみたら聖ライカ―と海皇山が試合をしていると知り、観に来たのだ。

 

ア「...⁉前半20分を終えて同点か...聖ライカ―も強くなったもんだな...」

 

海皇山は全国大会でもをかなりの試合で前半に2点差をつけている。それを古豪の聖ライカ―が同点ならば聖ライカ―が復活したと思うだろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

鞍「じゃあスタメンを発表するぞ。」

 

...ごくり。チ―ムの中に緊張感が漂う。

当たり前だ。全国で優勝の回数が通算43回という全国でも名の知れた高校と戦うのだから。

練習試合なのに公式戦かと思われるほどの人数がスタンドにいた。...まあ海皇山高校目当てだろうが。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

?「早く早く!試合が始まっちゃうよ!」

 

アタシ達は今海皇山高校対アタシの学校である聖ライカ―高校の試合を観に来ている。さっき終わったアイドルの合宿の後、小山先輩が「自分の彼氏である桜羽君の試合を観たい」と言い出したのだ。

 

小「凄いね―練習試合なのにこんなに人がいるなんて...」

 

アタシ達...一応ロ―カルとは言えアイドルなんですが...大丈夫かな...

 

あれ...えっ⁉

 

アタシは信じられない光景を目にした。

 

ST 泉

 

そしてフィールドにいるのも確かに泉クンだ。

 

?「同じ学校だったんだ...」

 

聖ライカ―学院は生徒が一年生だけで900人近くいる。おそらくクラスが離れているのかこの少女は知らなかったようだ。

 

?(泉クンかぁ。懐かしいなぁ..昔良く遊んだなぁ...)

?(やっと見つけたよ。アタシの好きな人...仕事あるけど別に良いよね。)

 

そしてこの少女は決めた。

聖ライカ―学院のマネージャーになると。

 

 

 

 

 

小「任せろ!」ズザッ!

 

実「おっと小林!ここで果敢なスライディングを見せます!」

 

解「これはかなり良いディフェンスですね。古豪聖ライカ―復活でしょうか。」

 

やはり鞍馬の練習メニュ―のレベルアップと合宿のお陰だろうか。聖ライカ―の皆が互いに刺激され、そして上手くなる。まさに理想のサッカー部だろう。

 

小「泉!」トン!

 

泉「ナイスパスです!」

 

実「さあ!泉!上がってきました!」

 

泉「北野!決めろ!」トン!

 

安「北野!お前の無回転シュートの軌道にはもう慣れたぞ!」

 

安(あれほど北野の無回転シュートを止めるために努力したんだ。まあそのことは北野には言わないがな。)

 

北「ワタシだってあれから成長したんです!もうアナタには止められませんよ!」

 

北(ワタシは必死に努力したんです。自分は天才じゃない。そんなこと位わかりますよ。

 

...でもね、ワタシは泉君や仲間のお陰で強く慣れました。もうアナタには止められませんよ!)

 

北「うぉぉぉぉぉぉ!」バン!

 

安(やはり無回転シュートか、これくらいなら...え⁉)

 

キュルキュルキュル

 

安(変化の量が増えた⁉)ザシュ!

 

北「やりましたぁぁぁぁぁぁ!」

 

泉「やったな!北野!」

 

安(...並外れたレベルの練習をしたのか⁉今までのシュートとは格が違ったぞ...それとも...やはりあいつも成長したのか?)

 

そんなこんなでお互い、攻防が続き若干聖ライカ―が押されぎみながらもあれから試合は動かなかった。

 

ピ―!~前半終了~

小「ナイスシュートだったぞ北野!皆!この調子で勝つぞ!」

 

キャプテンが気合いを入れた。本当に良いキャプテンだよな。

 

泉(今のままなら勝てるぞ!)

 

ピ―!~後半開始~

 

郷「桜羽!」トン!

 

泉(まずい...あのキック力ならかなり良いところに...)

 

桜「ナイスパス郷田!」

 

泉(そしてあいつの必殺シュートが...)

 

桜「ドライブシュート!」バン!

 

キュルキュル ストン!

 

「なに!落ちただと⁉」バスッ!

 

泉(あれを止めるのはかなり難しい...全国で数人程だろう。そのシュートを止められる安芸山もいるし...同じ一年生には思えない...海皇山高校...強い!)

 

郷(ようやく一点返したか...しかしあの泉は中学時代からもかなり成長しているな...北野もいるし...油断できないな...)

 

((だが...勝つのは俺達だ!))

 

ピ―!

 

泉「よし!ユウパスだ!」

 

ユ「任せたよ!泉!」

 

泉「...花散院...お前ここまできて大丈夫なのか...敵ながら心配するぞ」

 

花「ほ―余裕だな だが俺が取って桜羽にパスをすれば一点だ!」

 

泉「俺もお前を抜かして北野にパスをすれば一点だ!」

 

観客は皆こう思っていた...この勝負に勝った方のチ―ムがこの試合に勝つと...

 

泉(こっちに行くふりをして逆に回り、抜くか。それか、花散院もそう考えているならサイドから上がって北野にクロスを上げるか...どうするか...)

 

花(あいつの考えにはもう慣れている...おそらく逆に回り、俺を抜くか、裏を欠いてサイドから上がって北野にクロスを上げるかのどちらかだろう...)

 

泉(よし!クロスを上げるか!)

 

花(クロス体制で行こう!)

 

泉「北野!」

 

花(よし!当たりだ!)「させるかぁぁぁぁ!」

 

泉「ふっ!甘いな花散院」

 

花「何...」(タイミングをずらした...だと⁉あの体制でか⁉)

 

北「ナイスクロス!」ドン!

 

安(間に合うか⁉今までで一番取りにくい...所だ...)ズザッ!

 

実「入ったぁぁぁ!後半16分!泉の華麗なクロスからの北野の絶妙なヘディング!これは凄いです!」

 

解「今のプレーはプロ顔負けですよ」

 

 

 

 

ア「凄いな...この二人はウチに必要な人材だ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ピ―! ピ―! ピ~

 

実「試合終了です!ご覧の通り!聖ライカ―学院が2―1で海皇山高校に勝利しました!」

 

解「練習試合とは思えない試合でしたね!今年の大会が楽しみですよ」

 

小「やったぞ―!あの海皇山高校に勝ったぞ!」

 

鞍「見事だお前達!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

北「どうです⁉ワタシも成長したでしょ!」

 

安「ああ...これまで以上に良い無回転シュートだったぞ...」

 

北「いや―安芸山君に誉めて貰えるのは嬉しいですね―!」

 

安「...北野!次回は絶対に負けない!だから必ず全国に来いよ!」

 

北「ええ!言われなくても全国に行きますよ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

花「負けたぜ...お前あのクロス凄いな!読みは当たったはずなんだが...やはりお前の方が一枚上手だな...」

 

泉「まああれはかなり危なかったよ。タイミングを上手く外せて良かったと思ってる」

 

郷「これで中学との試合も含めて1勝1負だな!」

 

桜「花散院は2敗だけどね♪」

 

花「うるさい桜羽!」

 

桜「あはははっ♪♪」

 

泉「...あいつ、試合と普段の性格の差が凄いな...」

 

郷「まあそこは見逃してやってくれ...」

 

泉「それじゃ全国で戦おうな!」

 

郷「ああ...必ず勝ち上がってこいよ!」

 

泉「当たり前だっつ―の!」

 

全国か...中学の時の相手とまた戦えるんだもんな...楽しみだ!

 

矢「泉君~そろそろ学校へのバスが来るでやんすよ~」

 

泉「わかった!今行くよ!」

 

帰りのバスは皆疲れたのだろう。皆寝てしまっていた。

 

矢「泉君!起きるでやんす!」

 

泉「ふわぁ...着いたか。」

 

伊「やっぱ寝ると酔わないな。助かったぜ!」

 

鞍「では皆!帰ってきて早々だが明日は休みだ!しっかりと休め!」

 

矢「今週は明日まで休みでやんすからどこか行けると良いでやんす!」

 

鞍「後、新しいマネージャーが入ったので紹介するぞ!」

 

?「藍原結菜(アイハラ ユイナ)です!!よろしくお願いします!」

 

矢「可愛いでやんす―!!」

 

泉(藍原⁉なぜ今更...てか同じ高校なのかよ⁉)


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