実況パワフルサッカー ~聖ライカ―学園 全国までの日々~   作:希望の光

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最近はとても寒いですね~皆さん体調には気をつけましょう!一方こちらは真夏のようですね。一体どうなるのでしょうか...


第5話:合宿と懐かしむ二人

鞍「全員いるか!」

 

小「はい!全員揃いました!」

 

鞍「では出発だ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ふわぁ....どうしてバスの中ってこんなに眠くなるんだろう...

 

zzzzzz ....

 

矢「そう言えば泉君の寝顔ってどんな感じなんでやんすかね?」

 

 

吉「私も知らないけど...普段、冷静だから気になるね...」

 

「俺も気になる!」

 

「俺も!」

 

小「...見てみるか」ニヤリ

 

ちなみに泉は今、伏せて寝ているので顔は分からない。

 

全「...」ニヤリ

 

 

小「それっ!」

 

「...........」

 

か...可愛い....

 

その寝顔は普段の泉からは想像もつかないような寝顔だった。

 

矢「うお―!可愛いでやんす―!」

 

鞍「うるさいぞ!」

 

あ...監督居るの忘れてた...

 

小「すみません...ほら!矢部坂!しっかりと謝れ!」

 

矢「どうしてオイラなんでやんす―⁉」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そんなこんなで合宿所に着いた。

 

矢「あ...暑いでやんす..」

 

 

あまりの暑さに皆、ふらふらだった...

 

伊「...」

 

泉「おい...伊場野...お前まさかよってるのか...?」

 

伊「わ...悪い...おれバスは苦手なんだ...」

 

泉「そうか...もうすぐ着くから頑張れよ!」

 

おう...と言って伊場野は自分の席に戻っていった。

 

泉(まさか伊場野が酔うなんてな...大丈夫かなぁ...)

 

そんなこんなで(まあ色々あったけど)無事に合宿所に着いた。宿舎は以外と広く、ク―ラも有って山とは思えないほど快適なところだった。矢部坂君がはしゃぎ過ぎて怒られてたけど...

 

小「練習メニュ―を言うぞ!」

 

キャプテンの一言でチ―ムの雰囲気が変わった。

 

小「ます一年生、北野、泉、吉川、花散院、伊場野は別練習な。お前らは基礎は出来てるから。」

 

矢「オイラは別練習じゃないんでやんすか―⁉」

 

小「えっ、お前誰だっけ?」

 

矢「あんまりでやんす―」

 

小「あははは冗談冗談♪」

 

小林先輩...意外と冗談きついな...

 

 

 

 

そのころ...

聖ライカ―学院、校長室

 

?「久しぶりだな松本。」

 

松本雄二郎(マツモト ユウジロウ)

 

聖ライカ学院の校長だ。

 

松「お前はまさか...光山か⁉」

 

アルベルト光山(アルベルト ミツヤマ)

 

有名なサッカー選手をスカウトしておりその腕は日本のスカウトNo.1だとか。

 

松「で、どうしたんだ?」

 

光「俺が何のために来たのか位分かるだろう...」

 

松「冗談だって♪でもサッカー部は今合宿中だが。」

 

光「え―⁉...」ショボン

 

松「まあ元気出せよ。また来れば良いじゃないか。ちなみに誰か良い選手はいるか?」

 

光「お前はこの学校の校長なのに知らないのか?一応俺達だって元サッカー選手なんだし見てみたらどうだ。今年の一年生は特にすごいぞ」

 

松「まあ俺が元サッカー選手って事は生徒は知らないからな...ちなみに誰が凄いんだ?」

 

光「まず一年生の中でもずば抜けているのが泉孝太郎君だ。彼はあの海皇山高校から推薦を貰ったほどだ。」

 

海皇山高校って今も強いのか... 

 

光「こいつはどこでも出来てな。動きも良くてオフェンスもディフェンスもセ―ビングまで完璧な男だ。もはや全国でも通用するだろう。」

 

松「凄いね、そいつは。今度見てみるよ。」(実はもう知ってるけどね...)

 

 

 

 

 

じつは松本校長は今年の新入生のサッカー経験者は全員知っていた。今回の合宿も校長が許可してくれたのだ。

 

松「では一つ。大事な事を聞くぞ。」

 

光「ああ。」

 

松「今年は...聖ライカ―は全国に通用するだろうか?」

 

昔、ここの高校はとにかく強かった。松本や光山もここの生徒で一年生から試合に出ており黄金時代を築いていた。...しかし、それから3年後にいきなり地方敗退。それからずっと聖ライカ―は全国に出ていない。

 

...だか光山はこう言ったのだ。

 

光「可能性は低いがあるだろうな。今年ならば行けると思うぞ。」

 

松「そうか...それは楽しみだな。」

 

そうか...行けると思う...か。

 

光「それじゃまた今度来ることにするよ。」

 

松「ああ、またな。」

 

全国か...頑張れよ!学生達。

 

 

 

 

 

そして、ここ。パワフル山では...

鞍「ほらほら!頑張るんだ!」

 

矢「こっちを選んだオイラが間違いだったでやんす...」

 

グル―プは二つに別れていてさっき呼ばれた俺、吉川、北野、花散院、伊場野、矢部坂君?は鞍馬監督が。それ以外は小林キャプテンが見ることになった。

 

泉「さすがユウ。ついてけるなんて凄いね。」

ユ「うん、なんとか...でも泉なんてまだ余裕そうじゃないか...」

 

泉「まあ最近は大して体力使わなかったしな...」

 

さすが選ばれた一年生だけあって、みんな必死にだが練習に付いてきていた。

 

ちなみに今俺達は...山道を15km ランニングしている...

...まじで暑いわ!

 

鞍「ほら、お前達!練習増やすんならここまでやらないとな!」

 

まあ俺にしてみればこっちの方が良いや...

 

何だかんだ言って吉川や矢部坂君も付いてきてるし。

 

一番驚いたのは...

監督までもがランニングに付いてきていることだ。

 

鞍「のこり2kmだ!頑張れ!」

 

泉(さすがに俺も少し疲れてきたな...さて、ラストスパ―ト行きますか!)ダッ!

 

ユ「あれ?泉 スパ―トかい?なら僕も!」ダッ!

 

矢「は...速いでやんす...」

 

伊「あれは化け物級の体力だ...」

 

吉「私達も頑張りましょ!」

 

北「そうですね。」

 

鞍(北野...口数が減ったな...想像以上に疲れているのだろう。)

 

まあ泣き言言わないのは良いが

 

 

 

 

 

 

 

 

 

矢「お...終わったでやんす...」

 

伊「てかお前ら二人スゲェな。あんなに走ってまだ余裕そうな顔じゃねぇか。」

 

あの後、結局二人同時に着いた。

 

...てか北野大丈夫かよ⁉

 

北「ハア ハア ハア...さすがにスタミナがないワタシからしてみればこれはまさに地獄で...す...ね」バタッ!

 

伊「おい!大丈夫かよ!北野!」

 

鞍「とりあえず花散院と泉は北野を宿舎に運んでくれ。残りのやつは休憩しとけ。」

 

「わかりました!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

北「う~ん.....っはっ!ワタシ何を...?」

 

泉「おう、気づいたか北野。」

 

ユ「ランニングが終わった後に疲れて倒れてたからここに運んだんだ。今日は無理しない方が良いよ。」

 

北「いえ、もう大丈夫です。ワタシも参加しますよ!」

 

ユ(北野って意外と根性あるよな...普段天才天才っていってるけど...)

 

泉(実は努力の塊なんだろうな...)

 

(俺)(僕)達も頑張ろう...

 

 

 

 

鞍「よし!今日はここまでにしよう!」

 

あの後、俺達は死に物狂いで練習した。(まあ、俺と花散院はそれほどでもないが)。

 

矢「つ...疲れたでやんす...」

 

伊「俺もだ...」

 

吉「頑張ったわよね...」

 

北「ワタシも疲れた...」

 

泉「てかやはり全国へ行くならこれくらいはしないとな♪ユウ。」

 

ユ「そうだね♪やっぱサッカー楽しいよね♪」

 

伊矢北吉(コイツら(泉君達)(アナタ達)(泉君と花散院君)体力がやばすぎだろ...)

 

 

 

 

 

 

 

泉「いやぁ飯最高♪」

 

 

ここの飯はめちゃくちゃうまい。この国産牛とか...最高だ!

 

 

 

 

俺達はたっぷりと飯を食べ風呂に入り (矢部坂君が女子風呂を覗こうとして鞍馬監督に怒られてたが。てか矢部坂君怒られ過ぎだろ...)今日の疲れを癒した。

 

 

 

―次の日―

 

泉「ふわぁ...よく寝たな...」

 

時計を見ると針は5時50分を指していた。

 

泉(今日も頑張るぞ!)

 

 

 

6時になると俺らの部屋のメンバ―(矢部坂君、北野、ユウ、伊場野)が目を覚ました。

 

矢「おはようでやんす!」

 

泉(矢部坂君って寝てるときも風呂の時も眼鏡してたな...)

 

ユ「じゃあ食堂に行こ!」

 

北「今日も走るんですかね...」

 

北野、お前もうトラウマになってるぞ...

 

 

 

ユ「ここのご飯はおいしいね!」

 

矢「本当でやんす!毎日食べても飽きないでやんす!」

 

伊「おまけに栄養も良いしな!」

 

北「体力付きますねぇ!」

 

北野は体力が課題だもんな...ホントに。

 

吉「カロリ―も低いしね!」

 

女子はそういうの気にするのか...

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

鞍「じゃあ今日もランニングから行こう!」

 

朝飯を食べて1時間後、現在に至る。

 

北「初っぱなからランニングですかぁぁぁぁぁぁ⁉」

 

鞍「今日は20kmな!」

 

北「ひぃやぁぁぁぁぁ!」

 

おい北野...本当に頑張ってくれよ...

 

ユ「泉!今日も勝負しようよ!」

 

伊「俺達も頑張るぞ!」

 

「「お―!」」

 

矢部坂君と吉川が返事をする。

反応は人それぞれだな。まあ頑張ろう。

 

 

鞍「いくぞ!よ―いスタート!」

 

泉「...」ダッ!

 

花「...」ダッ!

 

矢「まじてやんすか...」

 

吉「昨日より距離長いのに...」

 

伊「あいつら最初から飛ばしてやがる...」

 

北「あの体力が羨ましいですよ。」

 

 

 

 

 

 

―先頭5km経過―

矢「...もう完全に見えなくなったでやんす...」

  

吉「私達は自分のペースで頑張らないとね!」

 

北「まだ...なんとか...大丈夫です...」

 

伊(大丈夫じゃなさそうだな...)

 

 

―先頭15km経過―

北「...」

伊「...」

吉「...」

矢「...」

 

全員無言。まるでフルマラソンを走っているようなこの空気。言っとくけどまだまだだからね⁉

 

 

―先頭残り1km―

泉(まだ行ける!)ダッ!

 

ユ(えっ!ヤバイ...なんとしてでも追い付くぞ)ダッ!

 

ユ(クッ...間に合わない!)

 

泉「いよっしゃあ!勝ったぁぁぁ!」

 

ユ「負けたよ...てかあんなに走ってよく飛びはねられるね。」

 

まあ体力には自信があるからな。

 

 

―15分後―

 

全員がゴ―ルした。北野はフラフラだったが倒れなかった。

 

鞍「皆、よく頑張ったな。」

 

 

 

 

 

 

そんなこんなで合宿も最終日になるのだった。

 

 

 

 

 

 

泉「まじですか⁉」

 

鞍「ああ、マジだ。」

 

何の話か。それは...

 

鞍「今日は練習試合を行う!」

 

矢「相手はどこでやんす?」

 

鞍「お前は出ないから関係ないぞ」

 

矢「あんまりでやんす...」

 

鞍「と、言うのは冗談で...相手は海皇山高校だ!」

 

「っ!」

 

全員。驚いた表情だった。

 

で、今に至る。

 

泉(いきなり海皇山高校とか...花散院もいるし楽しみだな!)




観覧ありがとうございます!スタミナがない北野君も少しは付いて何よりですね!それではまた次回。よろしくお願いします!



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