ダンジョンに人形が挑むのは間違っているだろうか(仮)   作:kaikai9032

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今回も遅くなってしまい、申し訳ありませんでした。
今回はネタが思い浮かばず、雑になっているかもしれません。
なので、誤字が有りましたらご報告ください。

では、ダンジョンに人形が挑むのは間違っているだろうか第4話、お楽しみください。



第4話 登録

第4話  人形が男の娘なのは間違っているだろうか

 

 

「····ズク····シズク······シズク、起きぃ、朝やで」

 

「ぅん·····」

 

「かわえぇ!!!めっちゃかわえぇ!!!」

 

「··········うるさい」

 

「お!シズクたん起きたか、おはよう!」

 

「·········おはよう」

 

「ほな、顔洗って、朝食にしよか?」

 

「··········ん」

 

「なんや、元気ないなぁ?」

 

「··········ロキがうるさいだけ········なにかあった?」

 

「いっ、いやっ、なんでもないで、しいて言うなら、一晩中、自分と戦っとっただけや」

 

「?」

 

「そんなことはいいから、はよいこや?」

 

「······うん」

 

 

そうして二人は食堂に向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

二人が食堂に行く途中

 

「シズクくん、おはよ!」

「よぉシズク!起きたか!」

「シズク君、昨日は眠れた?」

 

と、団員たちが挨拶をしてきたりした。するとロキが

 

「お前ら、うちには、なんもないんかい!?」

 

それを聞き団員たちは

 

『あぁ、居たんですか、ロキ様』

 

といった。

 

 

「それは·······あんまり····やろ······」

 

「······ロキ······大丈夫?」

 

「うおぉぉぉん!!!うちの味方は、シズクたんだけやで!!!」ギュム

 

「············ロキ·····離れて·····」

 

「イヤやぁ!!」

 

「··········ごはん······」

 

「うちより、飯が大切なんかぁ!!?」

 

 

この時団員たちは思った

 

【め、めんどくせぇぇぇぇ!!!?】

 

と。

 

 

「はぁ~······ロキ、朝からなにをやっているんだい?」

 

「フィン!?聞いてくれ!?みんながうちを、いじめるんや!?」

 

「はぁ~、わかったからシズクを離すんだ」

 

「なんや!フィンもうちをいじめるんか!?」

 

「······························リヴェリア···············」ボソッ

 

「さっ、シズクたん、ごはん食べいこか!!?」

 

「え?」

 

「何しとるんや!?はよせんとリヴェリア(ママ)が」

 

「私がどうかしたか?ロキ」

 

「リリリ、リヴェリア!?ななななっ、なんでもないで!!?」

 

「そうか。まぁそれは置いておくとして、食堂に行くのではなかったのか?」

 

「おぉ!そやった!シズクたん食べいくで!」

 

「·········うん」

 

 

その様子を見ていたフィンはみんなのママ(リヴェリア)に心の中で感謝と謝罪をしながら食堂に向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「そういえば今日は、冒険者登録をしにいかなあかんなぁ」

 

「あぁ、そうだったね」

 

「冒険者登録?」

 

「そや、それをせぇへんと、ダンジョンに潜れへんのや」

 

「どこでやるの?」

 

「ギルドでやるんやけど、わかるか?」

 

「うん」

 

「そうか、だけど心配やなぁ」

 

「なら僕が一緒に行くよ」

 

「フィンがか?」

 

「あぁ、それにうちのファミリアだという証明にもなるしね」

 

「まぁそうやな」

 

「フィンが一緒に行くの?」

 

「嫌かい?」

 

「ううん··········ありがと」

 

「友人の為だ、出来る限りのことはやるよ」

 

「うん」

 

「まぁ、フィンが一緒に行くなら、安心やな」

 

「ははは···まぁそれはともかく、少ししたら、さっそくいこうか?」

 

「···わかった」

 

 

そして二人はギルドに向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

二人がギルドに着くと見覚えのある少女が駆け寄ってきた。

 

 

「シズクく~~~ん!!!」

 

「·····うん····おはよ······エイナ」

 

「うん!おはよ、シズクくん!」

 

 

そう挨拶したエイナは隣のフィンを見て固まった。

 

 

「······どうかした?」

 

「シ、シズクくん!!ロキファミリアに入ったの!?」

 

「え?うん」

 

「すごいじゃない!!ロキファミリアに入るのは、とても難しいのよ!」

 

「·······そうなの?」

 

「あはは、どうだろう?ギルドの職員が言うなら、そうなんじゃないかな?」

 

「······そう」

 

 

相変わらず、無表情なシズクを、フィンは苦笑しながら眺めていた。

 

 

「えっと、あの、ディムナさん」

 

「うん?」

 

「あの·············シズクくんをロキファミリアに入れてくださり、ありがとうございます!!」

 

「あはは、僕は何もしていないよ。それに、シズクを連れてきたのはロキだからね」

 

「神ロキがですか?」

 

「そうさ。っと、早く戻らないと、怒られるんじゃないかな?ほら」

 

 

そう言われ、フィンが指差す方を見ると、そこには鬼の形相をした上司がいた。

 

 

「はわわわわ、す、すいません!これで失礼します!!またねシズクくん!!」

 

「······うん、また·····」

 

「ははは、面白い子だね。いつ出会ったんだい?」

 

「······昨日」

 

「そうか。なら、ロキにあう前かな?」

 

「·····うん」

 

「そうか、まぁ、とりあえず、冒険者登録をしようか?」

 

「···うん」

 

 

そして、二人はカウンターに向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「すまない、冒険者登録をしたいんだけど」

 

「ブ、勇者(ブレイバー)!?はっ!すっ、すいません、冒険者登録ですね?」

 

「あぁ」

 

「なら、こちらの書類に、ご記入ください」

 

 

そして、渡された書類にシズクは記入していった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  シズク・アメミヤ

 

種族:人間(ヒューマン)

 

所属:ロキファミリア

 

性別:男

 

年齢:7歳

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「··········あの、少しいいですか?」

 

 

書類を受け取ったギルド職員は困ったように聞いてきた。

 

 

「あぁ、言いたいことはわかる。シズク、本当に7歳かい?」

 

「·········うん」

 

「··········低すぎないかい?」

 

 

フィンがそう思うのも無理はなかった。なぜなら、シズクの身長は、平均より20センチほど低い、100センチ近くしかなかったからだ。

 

 

「·········今まで·······あんまり食べてなかった·····から」

 

「!!!········すまない」

 

「·······大丈夫········気にしてない」

 

「············そういうわけなんだけど、大丈夫かい?」

 

「···············分かりました、私のほうでなんとかしておきます」

 

「すまない」

 

「いえ、事情が有られるのならば、しかたありませんので」

 

「そうか······よし、じゃあ、シズク、登録もしたことだし、帰ろうか?」

 

「うん」

 

 

こうして、二人は黄昏の館に向かった。そして、その道中

 

「······フィン、あれなに?」

 

「ん?あぁ、あれはジャガ丸くんだよ」

 

「ジャガ丸くん?」

 

「そう、じゃがいもを潰して、衣をつけて油で揚げたものだ······食べるかい?」

 

「·········うん」

 

「そうか········すまない、普通のジャガ丸くんを2つくれ」

 

「おぉ!ちょっと待ってろ!ほれ、2つで80ヴァリスだ」

 

「あぁ、ありがとう」

 

「··············」モグモグ

 

「どうだい?」

 

「··············おいしい」

 

「ははは、ならこれも食べるかい?」

 

「·················うん」

 

「はい」

 

「···············」モグモグ

 

 

その様子を見ていた周りは

 

「おいっ、あの二人、いい感じじゃねぇか!?」

「まさか、彼女か!?」

「あの勇者(ブレイバー)にか!?だが、あの可愛さなら納得できる!!」

 

この誤解をとくのに、数ヶ月かかったそうだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そんなこともありながら、二人は黄昏の館に帰ってきた。

 

 

「じゃあ、さっそく、これからについて話し合おうか?」

 

「なにを?」

 

「ダンジョンについてさ」

 

「?」

 

「あぁ、言い方が悪かったね、

いくら君が死ななかったり、痛みを感じないと言っても、

ダンジョンでは何があるかわからないからね、

だから、ダンジョンにいく前に色々準備しようと思っているんだ、

わかったかい?」

 

「······わかった」

 

「なら、ロキや後の二人もよんでこようか?」

 

「···うん」

 

 

そうして、二人は会議室に向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「じゃあ、シズクのこれからについて話し合おう」

 

 

フィンが司会を勤め、会議が始まった。

 

 

「じゃあ、まずは、シズクのことについてだけど、この二人にも話して大丈夫かい?」

 

「············うん」

 

 

そしてフィンは、シズクの今までのことや、ステイタスのことを話した、しかし、シズクが転生してきたことなどは話さなかった。

 

 

(フィン·········なんで、隠したの?)

 

(別の世界からきた、なんて言ったら、混乱させてしまうからね)

 

「二人で話して、どうかしたのか?」

 

「いや····なんでもないさ」

 

「まぁ、シズクのことはわかった·······シズク、お前はあまりここ(オラリオ)について詳しくはないのだろう?」

 

「···うん」

 

「なら、私がオラリオやダンジョンについて教えよう」

 

「·········いいの?」

 

「あぁ、もちろんだ」

 

「ガハハハハハハ!!!なら儂は、訓練をしてやるかの!!」

 

「···訓練?」

 

「そうじゃ、お前は力が欲しいと言っておったじゃろう?」

 

「···うん」

 

「じゃから、儂が稽古をつけてやるわい!!」

 

「···うん···ありがとう···」

 

「あはは、なら僕は、武器の使い方を教えようかな?」

 

「···使い方?」

 

「そうだ、どうせガレスのことだから、戦い方しか教えないだろう?」

 

「ガハハハハハ、儂は力押しじゃからな」

 

「まぁ、そういうわけだけど、いいかな」

 

「···うん···お願いします····」

 

 

こうして、シズクの眷属の物語(ファミリア・ミィス)が始まった。

 

 

 

 




如何だったでしょうか?実は皆さんにお伺いしたいことがございます。

このあとの展開で、レベルアップまで飛ばすか、三人との1日を書くかで悩んでいます。
活動報告のほうでアンケートをとっています。
どうかよろしくお願いいたします。

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