まあこんなのもたまにはいいか、と愛撫してたら、金髪巨乳さんが喘ぎ声の中、喋りだした 「お、おにいちゃん…お、おかえりなさい…た、大漁だった?ねえ大漁だった??」 …オレは突然の、しかも想定の範囲を超えたセリフにポカーンとしてしまった 金髪巨乳さんは素に戻って、「…返事して欲しい」と恥ずかしそうにオレに言った
「お、おにいちゃん、大漁だった?」「ああ、大漁だったよ」「あぁぁぁあぁすごいいいぃいぃ!、、な、なにが、、ハァハァなにが殺れたの?」 鮮紅色のなんかを舌でやさしく舐めながらオレは答えた 「…タコとか、、、ルクスがいっぱい殺れたよ」 セリフを聞き、金髪巨乳さんはびくんびくんと身体をひきつらせた
「はっ!はぁぁぁあんっ!マ、マグヌスは?マグヌスは、と、殺れたの??」 激しく前後する 「ああ。でかいマグヌスが殺れたよ。今年一番の大漁だ」「大漁っ!!マグヌスぅぅ!!おにいちゃんかっこいいいいぃぃぃい ぃくううううう!」
「革命軍はベルリン進撃に失敗しました。残存する機動戦力はブランデンブルクから退却しつつあります」
ゲッツェ・マンニョを格納庫へ先導しながら、シスター=スティージュは最新の情勢を伝えた。
「どちらもかなり損耗しているようですが、革命軍は武装警察軍との戦力差を解決できていません」
かつて日本に本社があったミドリ=ヒシオズ製薬がトラブルシューターに日本人を送りこんできたことは、意外ではなかった。その日本人が希少種のアボミネーションだったことも、さほど驚きではない。
第二次世界大戦前、ミドリ=ヒシオズ製薬は東アジアの日本植民地でアヘン市場を制した財閥だった。
当時の東アジアで一番に儲かる仕事は、アヘンの販売だ。軍政日本の国家予算は少なくとも一割がアヘン市場から吸いとったものだったと推計されている。
第二次世界大戦に敗れるまで日本を独裁支配した武家階級は、当然ながら、アヘンの専売をまかせたミドリ=ヒシオズ製薬に多くのサムライを派遣していた。その中には、古より日本の権力構造の奥深くに棲むアボミネーションもいたという(ジャパニーズ・アボミネーションはアメリカ人がつけた蔑称であり、ホモ・サピエンスのような学名とは違う)。
ミドリ=ヒシオズ製薬は大戦後、麻薬と人体実験の技術を持ってアメリカに本拠を移した。
武家階級はアメリカ軍と民主化運動によってバラバラに解体され、日本国内では権力を失った。しかし彼らは、大戦直後はその余熱でまだ『熱い戦争』だった冷戦を巧みに利用し、国家主権の空白が残った旧植民地には大きな資金源を保持したのである。
「オラニエンブルクからの第二波はないということですか?」
「はい。ベルリンとの戦力差が革命軍にわかっているなら、オラニエンブルクから単独での再進攻はないでしょう」
「イースト・ベルリンの戦力は?」
「機銃陣地は、初手の奇襲で壊滅状態です。しかし歩兵一個連隊に大きな損害はありません。レジスタンスは掃討されつつあると思われます」
燃料臭が残る格納庫を進みながら、シスター=スティージュは壁時計を見た。
「三五分前に警察軍のミグ23が四機、ミッテ区へ妨害なく着陸しています。郊外へ飛び去った損傷機にも、市街からの攻撃は確認できませんでした」
「もうしばらくは籠城できるようですね……しかしレジスタンスは、なぜいきなりTSFで突入を? 爆撃には不利でしょう」
「そのことですが……」
シスター=スティージュの足が止まった。
「モリヤが部隊の運用に干渉した可能性があります。奇襲に先んじて、彼女は革命軍の一隊を連れイースト・ベルリンに潜入しました。TSFによる派手な攻撃は、シュミットの親衛隊を〈最高指令室〉から引きずり出す陽動だったのかもしれません」
「ほう、モリヤさんが張りきって〈最高指令室〉に向かっているのですか?」
「いえ、モリヤは聖ウルスラ作戦の予定どおりに放送局を制圧するとのことです。〈アンディ〉の処置は〈協会〉にまかせるのみとも言っておりましたが」
「
「西側の我々はヨーロッパの現状を理解できているし、ニューワールドオーダーの新たな段階を承認するであろう、とも」
「モリヤさんまで暴走しているわけではないのですね?」
「モリヤによれば、アーネンエルベの総意だそうです。……東側はシュタージが暴走を始めたときには、既に解散状態でした」
シスター=スティージュはF‐15を見あげた。
それはブロッケンの巨人めいた、大いなる〈宇宙旅行協会〉が人類世界を支配している証拠の一つだった。
「BETAに対処せねばならないという現実を、彼らも受け入れたのでしょう。超人への夢は破れたのです」
「そうですか……。アーネンエルベも〈協会〉への服属を選びましたか」
シスター=スティージュの横に立ち、マンニョもF‐15を見あげた。
「自らの欲望を優先し、人類の進歩をさまたげたアーネンエルベは、償いをしなければなりません」
「〈グローサー・ブルーダー〉の再生産によって?」
「ツォーネにおける一定の成功は高く評価されています」
「横浜でも、そんなことを言っていましたね……簒奪党も認めるのですか?」
「はい。二一世紀を迎えるために、ツォーネの拡大再生産は必要であるとエグゼクティブカウンシルは決議しました」
「なるほど、コセさんが慌てているわけです」
ラ・キンタが首に装着しているマイクロフォンは高性能で、一五フィート離れていても騒々しい格納庫内で二人の声を良く拾えた。
どうにも聞き耳を立ててしまう会話だった。
コセサンとは、ミドリ=ヒシオズ製薬の重役、タマプチ・コセのことだと思われる。人口が大きく変動しつづけるヨーロッパでの食料配給を、八年前から担当している専務だ。ヨーロッパでBETAとの戦争を頑張る数億人の腹加減を統治している人物といってもよい。
陰謀論者には三百人委員会といったような名称でわずかにその存在を嗅ぎつけられている、コセに比肩する重要人物たちで構成されているエグゼクティブカウンシルは、アメリカ合衆国ならば連邦議会に相当する〈宇宙旅行協会〉の最高会議だった。現在の最大勢力であるミドリ=ヒシオズ製薬は与党に当たる。
彼らエグゼクティブが運用をまかされている大小さまざまの組織は、意図的に横の連携を制限されており、下っ端の人間が恐るべき秘密結社の全体を窺い知れない構造になっていた。
ヒアデス艦隊の水夫や、合成食料コンテナーの輸送を請け負う武装配達人や、携帯突撃砲の最終調整に余念がないF‐15の整備員や、チョッパーは知らないことだが、これらの雇用人は〈宇宙旅行協会〉の末端に組みこまれて世界秩序の維持存続に従事しているのだった。
巨大な不定形な秘密の組織集団である〈宇宙旅行協会〉は、何千もの企業や私設軍隊を、このエグゼクティブカウンシルを中枢として一つにまとめている。
つまりエグゼクティブカウンシルとは、ほぼ陰謀論者が信じているとおりの、世界を支配する闇の貴族の集会だ(大規模な私設軍隊を復興させた武家階級にも担当のエグゼクティブがいるはずで、そいつはおそらくミドリ=ヒシオズ製薬党の一席を占めている)。
彼らに逆らえる政府は存在しない。彼らが「無駄に多すぎるから中国人とインド人を半分以下に間引け」と指令すれば、それは実行される。
政治家より頭が悪い軍人はしばしば逆らうが、結果は間もなくシュタージ政権が迎えるものと同じだった。
ただし、エグゼクティブカウンシルは〈宇宙旅行協会〉の最高意思決定機関ではない。ラ・キンタが実感をもって知っているのはこのブルジョワ貴族会議までだったが、その上がある。
「しかし、これから二〇年」
近づいた整備員からF‐15用のヘッドセットを受けとって、マンニョがシスター=スティージュに問うた。
「拡大する西洋戦域を持久させることは、アーネンエルベの能力を超えているのでは?」
「彼らには全力で働いてもらいます」整備員が離れるまで待ち、それがなにを意味するか知る者を心騒がせる言葉をシスター=スティージュは発した。「インナードメインに、しかるべき地位も用意しました」
「ふむ……、シュミットさんは?」
「シュミットは〈協会〉に反逆してきました。見せしめも必要かと」
「確かに、また手に負えぬペットを育成されても困りますしね」
「旧大陸でおこなわせる今後の持久戦に〈グローサー・ブルーダー〉がどれほど役立つかは、第三世界での運用経過を見てからの評価になるでしょう」
「〈グローサー・ブルーダー〉は能力を制限された形態にすぎませんが、長く使われてきた実績のある道具ですよ。一〇〇〇年前のヨーロッパでも、二〇〇〇年前のオリエントでも、サピエンスの家畜化に役立ってきました。奴隷と戦争が、忠誠と勇壮が滔るとき、あれは最も性能を発揮するのです」
マンニョはクロークを脱ぎ、下に着こんでいたTSFパイロット強化スーツにヘッドセットを接続した。クロークとそろいのワンピースドレス、とラ・キンタが思っていたものは、背側はベルトを巻いただけの黒革のエプロンだった。
「インナードメインは人類と〈グローサー・ブルーダー〉の融合を試みないのですか?」
「ニューワールドオーダーは西側で充分に機能しています。……人類に、〈夢見るアンディ〉などという怪物は早すぎたのです。〝新人類〟ですら飼い主を気どったボリシェビキにESPの手綱をかけました」
マンニョのエプロンを脱がせながら、シスター=スティージュはつづけた。
「東側に残るはシュミットだけ――シュミットを粛清し、〈アンディ〉を回収すれば、ユーバーメンシュのバカげた実験も終わりです」
「ホッホッホッ……〝新人類〟も負けがこんでいますから、ヨーロッパからは手を引くでしょう。そして」
聖母のごとき慈愛の微笑を浮かべたまま、マンニョは言った。
「アーネンエルベは〈グローサー・ブルーダー〉とヨーロッパとアフリカを捧げ、しばしの猶予を〈協会〉に乞う……上出来ですね。よくまとめたものです。世界は因果の揺らぎを減少させ、約束した未来へ、さらに安定して進行すると評価してよいでしょう」
「ありがとうございます、レディー=マンニョ」
「難民となることすら許さぬ、最後の一人まで戦って死なねばならぬ『完全なる社会』を、旧大陸に作らせる。……悲願が叶いますね、シスター=スティージュさん」
シスター=スティージュも静かに笑った。
「ありがとうございます、レディー=マンニョ」
「こんな展開にしようと思うんです♡」
「あのさぁ…」
「なぜホモコピペww」
「ホモぺは文学だから」
「こんな文学があるか」
「アニメはなんか絵柄が似てるヤマジュンもこんなやで」
「似てねーし。公園でウホ男やルンペンと即ハメしてさらにスカトロとかまったくなんの共感もできねーし。そもそもヤマジュンは文学なのかってゆう」
「亀裂がひくひくしてる
「そーゆーのは文学じゃないから」
「気が狂う程気持ちええんじゃ的な」
「ルンペン即是ホモなりという幻想文学ww」
「申し訳ないがスカトロはNG」
「スカトロなんて入ってないやん。これやって~♡ アクスマンと」
「アクスマンとww」
「業が深すぎるだろ!」
「心がぴょんぴょんするんじゃぁ^~的な」
「拷問室でどっちもラリってわめきあってる絵しか浮かばねーよ」
「んほぉ、それや! 田亀 ○五郎めいた絵柄で――アクスマンは一瞬で脳内描画できちゃうう!」
「衛生兵ーー! モリヤさんがラリってんだけどーーーー!」
「まあ、二人は穴兄弟ではあるよねww」
「ふたりはプリキュアみたいなすがすがしい口調でなに言ってんの? おまい」