許してください!何でもしますからぁ!(何でもとは言っていない)
ちなみに今回は白黒バナナちゃんがで出来ますが。キャラ崩壊しすぎて最早お前誰?状態なので、キャラ崩壊や白黒バナナちゃんが好きな方は気をつけてください。
霊夢さんの意外な一面が見れた日の昼下がり、俺はお風呂に入っていた。
本来なら朝と夜に入っていたのだが、霊夢さんとの話が盛り上がってしまい、入るのがかなり遅くなってしまった。
ちなみに霊夢さんは今留守で、買い物に行っている。
あぁ〜、それにしてもいいお風呂だなぁ〜
この浴槽を作るだけで一体お金がいくらかかるのだろうか。浴槽の端にはいくつかのボタンがあり、それを押すと色々なお湯を楽しむことができる。
因みに、今入っているのは前にテレビでやっていた水素風呂ってやつだ、テレビでは体にいいと言っていたが、本当によくなっているかは実感できない。
ガラガラガラガラ
ん?
「霊夢ー!お邪魔するぜー!」
霊夢さんの友達かな?それなら霊夢が留守なことを伝えないといけないな。
よし、上がるか
「霊夢ー!どこだー?いないのかー!」
さっさと体を拭いて服を着よう。
「おっ!ここにいたのかー!霊夢!」
ガチャ
「やっと見つけたぜ、霊・・・・む?」
あ
「ここっこれはわざとじゃなくててててて、あの、あのあの・・・すみませんでしたあああああぁぁぁ」
メイド服?の様なものを着てはいるが、頭にはとんがり帽子を被った金髪の美少女は俺の裸を直視し、そしてその数秒後に顔を真っ赤にすると踵を返し走り出そうとした。
バッダーン
「うぶぅっ!」
しかし、余りにもテンパっていたのか2、3歩も進まないうちに盛大に転び顔を床に強かに打ち付けた。
きゅぅ〜
そして、美少女はピクリとも動かなくなった。
よし!服着るか!
・・・やべぇぇぇ!どうすればいいのこれ!おい誰かどうにかしてくれよ!
誰かヘルプミィィィー
「正和さん只今帰りま・し・・・、正和さんこれは一体どういった状況ですか?」
丁度良いところに帰って来たと思ったら、何でそんな怖い笑顔なんですかねぇ!
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
その後、霊夢さんに事情を説明しこの金髪の美少女、霧雨 魔理沙 さんを布団に寝かせた。魔理沙さんに裸を見られたと言った時の霊夢さんの笑顔が、怖い笑顔からとても良い笑顔(怖くないとは言っていない)になったのはとても印象的だった。
「霊夢さん魔理沙さんはどうしましょうか?家とかに連絡したほうがいいのでは?」
「大丈夫ですよ、魔理沙は人から物を借りる時に、死ぬまで借りるだけだと言いながら平気で盗みを働くようなゴミなので、そこらへんに捨てておいた方がいいですよ。ということで、捨ててきますね」
「ストップ!霊夢さん!怪我人だから!気を失ってるから!だからね、お布団に寝かせてあげようね?ね?」
「正和さんがそう言うのであれば・・・」
霊夢さんは肩に担いでいた魔理沙さんを、ぽいっと布団に投げた。顔面から落ちたから痛そうだけれど何も言わないでおこう。そして、霊夢さんなんでそんな残念そうな顔をしているんですかね?
さっきの捨ててくる発言は冗談ですよね?
「んん・・ん、あれ?此処は?」
お!魔理沙さんが目を覚ましたようだ
「魔理沙さん大丈夫ですか?」
「あ・・貴方様は!」
えっ?貴方様?
「申し訳ございませんでしたぁぁぁ!」
魔理沙さんはそう言いながら土下座をした。
「申し訳ございませんでした!命じられれば何でもします!あ・・貴方様のようなお方の裸を、私のようなものが見るなど許されることではないのはわかっています。しかし、謝らせてください!本当に申し訳ございませんでした!」
んー、如何すればいいんだろこれ?霊夢さんを見ると驚愕の表情のまま固まってるし。
「えーと、魔理沙さんにも悪気があった訳でもないですし。そんなに謝らないでください」
俺がそう言うと魔理沙さんは、ガバッ!と効果音が付きそうなほどのスピードで顔を上げた
「このような私を許してくれるだなんて・・・やはり、貴方様は神なのですね!」
ふぇっ?
「矮小なるこの身ですが!全てを捧げて貴方様を信仰させて頂きます!」
魔理沙さんはまたものすごい速度で額を畳に打ち付けるように頭を下げた。いたくないのかなぁ〜
「魔理沙さん!頭を上げてください!私は信仰されるほどの者でもありませんし・・」
「おぉぉぉ!神よぉぉぉ!矮小なる私に慈悲をかけて下さるだけではなく、傲慢にもならないその穢れの無さ!いっそうの信仰を捧げます!」
「ちょっと待ちなさい魔理沙!あなた如何したのよ?」
あっ、霊夢さんが再起動した
「霊夢さん、私は神に会って悟ったのです、偉大な神に比べれば私はなんて矮小で薄汚いかを。そして、私の悩みなどこの世界において、とてもちっぽけなものだということを!」
「えっと・・魔理沙ついにあなた狂ったの?」
「そうです!私は偉大なる神への信仰に狂っているのです!」
魔理沙さんがここまで信仰する神ってどんな人なんだろうな?会ってみたいな〜あはは〜
「はっ!?こうしてはいられない!神への信仰を広めなければ!失礼します!神よ!」
そう言い残して魔理沙さんは何処かへと走り去って行った。
「霊夢さん、魔理沙さんって何時もあんな感じなんですか?」
「何時もはあそこまでトチ狂ってないですよ。それに普段は、さん付けなどされたことがありません。・・・治ればいいのですが」
切実にそう思うよ
如何して此処まで魔理沙が酷いことになったのだろうか?わしも分からん