仮面ライダーエグゼイド~異質なる命の鼓動   作:カオスサイン

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まさか公式がギャルゲーしかもときメモベースで扱ってくるとは予想外で急遽余技無き変更を強いられてしまったんだ!(集中線)
これもryってネタはおいといて
ドッキトッキメモリアルⅢ→ドッキトッキラブメモリーズⅡに変更しました。
ベースにしたゲームについては後日設定で。



EPⅣ「No Thankyouと二つのロード 中編」

幻夢コーポレーション Side黎斗

「フフフ…計画は予想外のデータ増加もあったが順調な事には変わりはない。

何故なら必ずや至高のゲーム「仮面ライダークロニクル」を作り出し神となるのはこの私だからだー!」

そう高らかに笑い宣言する黎斗のマイデスク上には彼がまた新たに製作した数本のゲームガシャットが丁寧に陳列されていた。

「それではCRに赴くとするか」

 

Side秦

「飛彩の所にゲーム病にかかってしまった患者さんが来ていた?

アイツも仮面ライダーなのか…」

「『そうだよ!』」

俺が飛彩もライダーかと訪ねるとポッピーがそう答える。

「俺や永夢は彼の繋ぎの為の只のピンチヒッター扱いって事か?」

「『そういう訳じゃないよ!

患者さんをゲーム病から救う為にはライダーの人数も多い方が良いしね!』」

「まあ、そりゃ確かにそれは言えているけどな…でもアイツはゲームとかに詳しいとは全く思えないんだが…」

「あ、そういえば…」

あの天才ゲーマー「M」である永夢も同じ事を思ったようだ。

「それに俺はやはり飛彩の事を好きにはなれそうにないな…」

「『それってどういう事?』」

「アイツ自身が言っていただろ。

「患者に深入りはしない」っていう奴…まあし過ぎるのは流石に不味いがかといってしないというのも医者としてどうかと思うんだよなあ…。

時にはそこまでしなければ救えない人達も少なからずはいるからな」

「そうですよね…」

永夢もこれ又同じ様な事を飛彩に感じてはいたようだなこの様子だと。

「…アレ?そういえばなんで此処に居たんだ?龍哉の奴は…まさかアイツも!…」

俺は何故龍哉もCRに居たのかふと疑問に思っていたがすぐに思い当たった。

 

その頃、Side龍哉

「飛彩、君のその考え直してみる気は無いのかい?」

「一体何の話だ?」

「「患者さんに深入りしない」ってのも時には考え物だよ?

現に僕達が担当する事になったあの若夫婦の患者さんは…」

「ゲーム病に現在感染しているのは夫の方だけだろう…何故それだけを貴様と一緒にやる必要がある?…」

彼は何故今回の患者さんに二人であたる様に灰馬先生が通達したのか未だ理解出来ていないようだ。

「それは二人であたる事に意味があるからだろうね」

「フン…俺は俺のやり方でやらせて貰う」

「あ、ちょっと!もう最後まで話を聞こうとしないのも飛彩らしいといえば彼らしいけどあんな調子で疑問を解消出来るのかな?…それに…」

飛彩が立ち去った後、僕は考え事をしていた。

何故秦ともう一人、永夢君が仮面ライダーに変身出来たのか…僕の記憶の限りと飛彩から永夢君について聞いた話を照らし合わせてみたがどちらも本来ライダーシステムに適合する為の手術を受けていない筈なのだ。

それなのに何故?…もう一人適合者が存在していたみたいだがその彼は十六年前に引き起こされた事件の中でやらかしてしまい医師としての資格を剥奪されているらしく僕が新たに手術を受け適合者となったのだ。

「ま、それよりもまず優先すべき事は目前の患者さんを救う事だね!」

思考を一旦中断した僕は急いで患者さん達の下へと向かった。

間に合うと良いんだけど…

 

Side秦

「案の定じゃねえか!」

「ふはは!我が魔法の前には手も足も出まい!」

「飛彩さん、そこにある宝箱のアイテムがアイツを倒すには必要なんですってば!」

「五月蠅いぞ、お前達の手出しはノーサンキューだ!」

「ああ、もう!」

偶然、飛彩が担当する事になっていた患者さんと会った

だがゲーム病の進行が大分進んでいたようですぐにバグスターが出現してしまったのだ。

早速ラヴァードに変身し対応する。

バグスターの名はアランブラ、RPG系ゲームである「タドルクエスト」に出てくる悪の魔法使いを模した奴の様だ。

奴を完璧に倒すには確か必要不可欠なアイテムがあった筈でエグゼイドもそれを飛彩が変身した仮面ライダーブレイブに告げるが彼は一切聞く耳を持たず無謀にも素手でアランブラと対峙していた。

「糞!これだけならまだ良かったんだが…」

「アランブラの奴め、人質を取るなんて…」

アランブラが感染している患者の奥さんを人質に取っていたのだ。

そのせいで俺達も上手く動けないでいた。

だがしばらくして予想外の事が起きたのだ。

「む!?」

「「何!?」」

「うう!?…」

どうやらアランブラにも予想外の事態が起きたようだ。

「人質が苦しんでいる?…まさか!?…」

飛彩も事態を把握したのかすぐに思い当たった。

「ふー!俺っち現実世界に参上!」

「マジかよ!?…もう一体出現てきやがった!…」

新たなバグスターが出現してしまったのだ。

 

 

 




次回、「秦、コイツは僕に任せてほしい!」
「龍哉!?」
「さあ、楽しい決闘の時間だあー!」
『デュエロモンスター!』
「仮面ライダーディスカ、僕のタクティクスを甘く見るなよ」
龍哉が変身した新たな仮面ライダーディスカはバグスター、ダゾグに立ち向かう。
「俺は…」
一方、ブレイブはようやくロープレから抜け出す事に至る。
『NoThankyouと二つのロード 後編」

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