いや~鎧武二次が読ストで滞ってしまってるんで…続きまだすか?海崎の扱いどうすればいいんすか…。
あっちと違って中々オリジナルガシャットが思いつかず手をこまねいていたのですがようやく踏み切れました。
プロローグ
「ー~…」
ピーッピーッと心電図が鳴り渡る手術室。
「糞!」
「もういい!後は私がなんとかするから貴宮くん、君は下がりたまえ!」
「嫌だ!俺が彼女を救うんだ!」
「君!」
どこで間違ってしまっていたのだろうか?…そう考える。
稀代の天才といわれるまま医師になったが新人の彼では些細なミスを起こしていた事に気が付かない。
「先生!患者の脈拍がどんどん低下していっています!」
「くっ!?…止血プロセスその他急げ!」
「駄目です!出血が止まりません!」
ピー…その静かな音はあまりにも残酷な現実を突きつけてくるものだった。
「残念ですが…脈拍、心停止共に確認致しました…」
「うわあああー!?」
Side?
それから五年後…
「龍哉?久し振りだなおい!お前いつ日本に戻ってきていたんだ?」
「つい先日さ」
俺は貴宮 秦 この大病院聖大学付属病院で一応医師をやっている。
そしてこっちは黒鉄 龍哉。
俺の幼馴染で彼も医者を生業としている。
俺なんかとは違ってちゃんとした専門医師だ。
そして俺にはもう一人幼馴染がいたのだが…
「龍哉、彼の行方はまだ掴めていないのか?…」
「ごめん…それはさっぱり僕にも…」
「そうか…」
五年前の起きてしまったある事故を切欠に現在まで行方不明の友人がいる。
そしてそれは俺自身にも大いに関係のある事でもあったから…。
「なあ秦、君はまだ五年前の事を引きずっているのかい?…」
「言わないでくれ…」
彼女、神名 灯莉に出会ったのは稀代の天才といわれ医療界に足を踏み込んだ直後だった。
俺は自然と彼女に惹かれ遂には告白し突き合えた時には嬉しく思った。
楽しい日々が過ごせると思った時間はそう長くは続かなかった。
だが灯莉は最後に倒れるその時まで病魔に侵されているという事を黙っていたのだ。
彼女が侵されていたのは肺癌、それも転移し両方に悪性腫瘍があったのだ。
俺は彼女を救うと約束し師であった鏡灰馬先生になんとか頼み込んで手術に踏み切らせてもらった。
だが行っていた手術の途中、俺にも一体何が起きたのか理解が追いつかなかった。
俺は最も些細で致命的とも成り得るミスをしてしまい救えた筈の彼女の命の灯火を消してしまったのだこの俺の手で…。
そして俺は灯莉と交わした約束を守れず彼女の家族に対しても顔向け出来ないと…どの道本来ならば医師免許剥奪されても可笑しくない案件であったからこそ潔く医療界を去ろうとしていた。
だが先生がどうしてもと進言、庇ってくれた事によって一旦の医師免許停止で済まされ後に再交付されたのだが…。
「…アレは完全な医療事故だよ…鏡先生にだって予想出来てはいなかったんだ!…」
「いや…だからこそ俺は先生に庇われた!
稀代の天才といわれた期待の新人が聞いて呆れるよな…一早く気が付くべきだったのに!…」
「秦…」
俺の自虐ともいえる言葉に龍哉も只聞いているしか出来ない…と思っていた。
「それで…君はその寂しさを埋める為にゲームに逃げているって訳かい?…それはそれでどうかと思うよ…」
「うっ!?…」
龍哉がかなりのクリティカルヒットな言葉を俺にぶつけてくる。
「だ、だけどな龍哉。お前なら分かってくれていると思うんだが俺はギャルゲーがあったからこそ女性患者の心理も分かるし灯莉とだって付き合えたんだ…今更やめられないさ」
なんという駄目人間的発言であろうかと自身でも思う。
だがやめられないそうそれが本来の俺の姿といっても過言ではない美少女ゲームのジャンルいわゆるギャルゲーム界では「落紳士」とまで呼ばれるようになっているわけだ。
灯莉が死んでしまった事で寂しさという名の溝が深くなってしまい一層留まる事を知らない。
自分でももう何を言いたいのかさっぱり訳分からなくなっているがそんな感じだ。
「おっと新たな患者が俺を呼んでいるようだからいってくるわ」
「いってらっしゃい…あれじゃ悩んでいるのか振り切れているのか分かんないな…さてと僕もいきますかね」
秦が病棟に駆け込んでいくのを見た龍哉は友人の行く末を心配しながら自身も病棟に向かうのであった。
これから始まる十六年前に裏で起きた史上最大の事件の続き、そして五年前の因縁ともいえる戦いが幕を開けるとも知らずに…。
永夢のバグスター分離術式(患者の精神(心)的ケアとか)と神みぞの駆け魂排除ってなんか似てね?そして公式がやはり手を出してこなかった唯一のジャンルと確信し至れたよ!
読者からもオリライダー募集してますので是非共この後出す報告板にてお願いします。