四大魔王より上がいた   作:てこの原理こそ最強

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今回も新しく出るキャラが多くいます

完全オリジナルです



第32話

ー屋敷ー

 

屋敷に着いたオレ達は荷物を自分の部屋に持っていき大きな広間に集まった。そこにも懐かしい顔ぶれが勢揃いしていた。そんな中オレは前に立ち、集まってくれたみんなに挨拶をする

 

蓮夜「みんな、とりあえずただいま。今日は集まってくれてありがとう。みんなに会えて嬉しい。今はこれくらいにしてこの後夕飯までは自由に過ごしてくれ」

 

オレは最後に「解散!」と言ってキッチンに行き、夕飯の準備に取り掛かった。手伝いとしてスーさん、タツミ、レム、藍子、深雪が手伝ってくれる

 

蓮夜「みんな悪いな、手伝ってもらって」

 

レム「何言ってるんですか、普通なら主人である蓮夜くんにやってもらう方が変なんですよ」

 

深雪「そうですよ」

 

藍子「それにみんなの方が早くできるしね」

 

蓮夜「ありがとな。しかしタツミもなかなか手際がいいな」

 

タツミ「俺村暮らしだったから、自然と身に付いたんです」

 

スサノオ「タツミの料理のできは俺が保証する」

 

蓮夜「スーさんのお墨付きなら頼りになるな」

 

料理中はほとんどタツミのことや、逆にオレのことをタツミに話したりしていた

 

蓮夜「そういえば“あいつら”はまだ帰ってないのか?」

 

藍子「うん。でも夕飯には帰ってくるよ」

 

蓮夜「またうるさくなりそうだな」

 

深雪「仕方ありませんね」

 

レム「皆さん蓮夜くんに会えて嬉しいのですよ」

 

そうだといいんだがな

 

 

 

 

 

 

 

ー夕飯ー

 

大勢で作ったので予定より早く作り終わった。オレらはそれをさっき行った大広間へ運んでいった。そこには既にパーティ用の丸いテーブルが何台も置かれていた

 

オレはみんなを呼び、先ほどと同様前に出た

 

蓮夜「みんな、さっきも言ったがホントに集まってくれてありがとう。今日は楽しんでくれ!じゃあ、乾杯!」

 

『乾杯!!』

 

みんなはオレの号令に返す

 

「蓮夜ー!」

 

蓮夜「おぉナツ。久しぶりだな」

 

大声で来たのはナツ・ドラグニル。有名な組織、“妖精の尻尾(フェアリーテイル)”の1人だ

 

ナツ「おう!相変わらず飯美味ぇな!」

 

蓮夜「たくさんあるから、遠慮しないで食えよ。グレイもな」

 

ナツの横にいるのはグレイ・フルバスター。こっちも妖精の尻尾の1人だ

 

グレイ「おう!あぁ!ナツてめぇ!それオレのだぞ!」

 

ナツ「早いもん勝ちだ!」

 

そのまま2人は食べ比べ競争を始めてしまった

 

「蓮夜!」

 

「蓮夜さん!」

 

蓮夜「おかえりルーシィ、ウェンディ」

 

次にやって来たのは同じく妖精の尻尾の一員であるルーシィ・ハートフィリアとウェンディ・マーベル、エルザ・スカーレットだ

 

ルーシィ「蓮夜こそおかえり!」

 

ウェンディ「おかえりなさい!」

 

蓮夜「エルザも今日は楽しんでくれ」

 

エルザ「あぁ、久しいメンツも揃ってることだしな」

 

蓮夜「あんま飲みすぎんなよ」

 

エルザ「わかっている」

 

エルザはそう言って酒瓶を片手に行ってしまった

 

「蓮夜ー♪」

 

「蓮兄ー♪」

 

蓮夜「おい、抱きつくな。ミラ、リサーナ」

 

今度は妖精の尻尾で全勢力で女優としても有名であるミラジェーン・ストラウスとその妹のリサーナ・ストラウスだった

 

ミラ「いいじゃない。久しぶりなんだから」

 

リサーナ「そうそう。蓮兄全然帰ってこないんだもん」

 

蓮夜「悪かったな。エルフマンは?」

 

リサーナ「あっちで男どもと飲んでるよ」

 

リサーナが指差した方でミラの弟でありリサーナの兄であるエルフマン・ストラウスが「漢ー!」と叫びながらワイワイやっていた

 

ルーシィ「ミラさん!リサーナ!」

 

ウェンディ「お二人ともズルいです!」

 

ミラ「あら、なら2人もやればいいじゃない」

 

リサーナ「そうだよ。蓮兄は心が広いから何人でも相手してくれるよ」

 

蓮夜「人を遊び人みたいに言うなよ」

 

オレはそう行って他にも行かなきゃと告げてその場を離れた

 

 

「お、おーい蓮夜!」

 

蓮夜「レオ、よく来たな」

 

レオ「当たり前だろ」

 

「ちょっとー、私は無視ー?」

 

蓮夜「そんな気はなかったんだがな。すまんエリカ」

 

エリカ「ウソウソ、大丈夫だよ」

 

オレは達也と深雪の友達である西城 (さいじょう) レオンハルトに呼ばれ、そこには同じく達也と深雪の友達の千葉 エリカがいた

 

蓮夜「しかし、相変わらず2人は一緒にいるんだな」

 

エリカ「ちょっと、蓮夜くんまでそんなこと言うの?」

 

レオ「さっき達也からも同じことを言われたぜ」

 

深雪「お二人は本当に仲がいいのね」

 

達也「そうだな」

 

エリカ「違う!」

 

エリカは深雪の言葉に猛反対する

 

蓮夜「そういえば美月達はどうしたんだ?」

 

エリカ「はぁ、美月とミキは用事で来れないんだって」

 

深雪「雫とほのかも家の都合で来れないとさっき連絡が…」

 

蓮夜「そっか。それは残念だな」

 

まぁ長期でここにいるわけだし、時間が空いたら会いに行くか。特にほのかは達也にめちゃくちゃ会いたいだろうしな

 

オレは「じゃっ」と言ってその場を離れる

 

 

その後飲み物を持ちながら歩いていると誰かが後ろから勢いよく抱きついて来た。その正体は延珠だった

 

延珠「蓮夜、こっちに来るのだ!」

 

蓮夜「わかったから引っ張るな」

 

延珠はオレの服を引っ張りどこかへ連れて行く

 

小比奈「あー、蓮夜だー」

 

「おやおや、久しぶりだね。蓮夜くん」

 

蓮夜「影胤さん。今日は来れたんですね」

 

影胤「あぁ、お邪魔させてもらってるよ」

 

小比奈の隣にいる仮面を被り燕尾服とシルクハットを身につけているのは小比奈の実の父親である蛭子 影胤(ひるこ かげたね)さんだ。ほとんどは外で仕事をしているので小比奈はこっちで面倒を見ているのだ

 

「久しぶりですね、蓮夜さん」

 

蓮夜「蓮太郎、なんか大きくなったな」

 

蓮太郎「なんすかそれ」

 

蓮夜「はははは!木更も元気そうだね」

 

木更「はい!これ全部食べてもいいんですか!?」

 

蓮夜「あぁ、好きなだけ食べな」

 

そしてまだ高校生で木更の元で民間の警備を頑張っている里見 蓮太郎(さとみ れんたろう)と蓮太郎が所属している会社の社長である天童 木更(てんどう きさら)も来ていた。木更は完全に食い物狙いだろ

 

「オレ達に挨拶はなしか?ボーイ」

 

蓮夜「わかってるよ。妹が構ってくれないからってそう落ち込むな、玉樹」

 

玉樹「うるせぇよ!そ、そんなんじゃねぇ…!」

 

オレの言ったことに焦る弓月の兄の片桐 玉樹(かたぎり たまき)。図星かよ…

 

蓮夜「彰磨さんもよく来たな」

 

彰磨「久しいな蓮夜」

 

蓮太郎の兄弟子である薙沢 彰磨(なぎさわ しょうま)さん。蓮太郎や木更と同じ道場で腕を磨いた武人だ

 

弓月「おにぃ、恥ずかしいなぁもう!」

 

蓮夜「そう言ってやるな」ナデナデ

 

弓月「〜///」

 

緑「彰磨さんは里見さん達に会えて嬉しそうです」

 

蓮夜「そうだな」ナデナデ

 

緑「〜///」

 

2人の頭を撫でてやると2人とも顔を赤くする

 

玉樹「あー!俺の妹になにやってやg…「おにぃうるさい!」…ガハッ!そんな…妹よ…」

 

玉樹は弓月にひと蹴りされてダウンしてしまった

 

蓮夜「夏世は楽しんでるか?」

 

夏世「はい、でも蓮夜さんに会えなくて寂しかったです」

 

蓮夜「…すまんな」

 

夏世「そう思うならもう少し頻繁に帰って来てください」

 

蓮夜「…善処する」

 

夏世「(ジー……)」

 

蓮夜「?」

 

夏世「(ジー……)」

 

夏世は無言でオレを見てきた。オレはそっと夏世の頭に手を乗せる

 

蓮夜「こ、こうか…?」

 

夏世「正解です♪」

 

よかった…

 

延珠「蓮夜!妾にもナデナデするのだ!」

 

小比奈「蓮夜!私も!」

 

ティナ「お兄さん!」

 

その後子供達全員の頭を撫でさせられた

 

 

 

チェルシー「蓮夜〜、こっちにも来てよ」

 

子供達からやっとのこと解放されたところに今度はチェルシーに連行された

 

レオーネ「お、来たな。おら蓮夜!久しぶりなんだから酒を注げ!」

 

蓮夜「道理がめちゃくちゃだな」

 

そう言いながらもレオーネのグラスに酒を注ぐ

 

ナジェンダ「まぁこういう時間だからな。少しは羽目を外してもいいだろう」

 

蓮夜「そうだな。しかしナイトレイドも変わったな。まさかマインが惚気るとはな」

 

マイン「ぶふっ!!な、なななに言ってるのよ!そんなわけ、ないじゃない!」

 

蓮夜「さっきからタツミばっか見てんのにか?」

 

マイン「っ!///」

 

マインは顔を真っ赤にして黙ってしまう。その現況のタツミはスーさんやブラートと話していた。シェーレはマインの横でクスクスと笑っている。クロメは姉のアカメと一緒に食事をしているのが見て取れる

 

チェルシー「ねぇ蓮夜〜、私には何もないの〜?」

 

蓮夜「そう言われてもな…何すればいいんだよ」

 

チェルシー「そんなの自分で考えなよ」

 

チェルシーはプイッとそっぽを向いてしまった

 

蓮夜「はぁ…手持ちが何もないからこれで我慢してくれ」ナデナデ

 

チェルシー「〜♪ま、今日はこれで勘弁してあげる♪」

 

オレは「それはどうも」と言ってその場を離れる

 

 

 

「雪菜ー!雪菜!雪菜!」

 

少し離れたところから雪菜の名前を連呼する声が聞こえて来たのでその声のする方に行ってみた。すると雪菜が1人の女性に抱きつかれて頬擦りされていた

 

雪菜「紗矢華さん」

 

蓮夜「相変わらず仲いいな」

 

紗矢華「神崎 蓮夜!私の雪菜に変なことしてないでしょうねぇ!!?」

 

蓮夜「してねぇよ。信用ねぇな」

 

紗矢華「あ、当たり前でしょう!それに私はあなたのことなんて、き…嫌いだし…!」

 

「照れ隠しでもそんなことを言ってはダメですよ、紗矢華」

 

「お兄さん。お久しぶり、でした」

 

そこへやって来たのは飲み物を持ったラ・フォリア・リハヴァインと彼女と瓜二つの叶瀬 夏音(かなせ かのん)だった

 

紗矢華「殿下!私は別に照れ隠しなどは…!」

 

ラフォリア「久しぶりですね、蓮夜」

 

蓮夜「あぁ、ラフォリアと夏音は来て大丈夫だったのか?」

 

夏音「はい。せっかくですからお兄さん達と会ってこいととのこと、でした」

 

蓮夜「そっか」

 

ラフォリアはとある王国の王女なのだ。とある事情で夏音と身内であることを知り、夏音も今はそっちで暮らしている

 

「まったく、前にあった時よりも女の子増えてない?」

 

「さすが蓮夜だな」

 

「学業も怠ってはいないだろうな」

 

「…」

 

飲み物を片手に近づいて来たのはコンピューターのことに関しては右に出る者はいない藍羽 浅葱(あいば あさぎ)と裏では情報屋として活動している八瀬 基樹(やぜ もとき)、魔術師でありながら小学生並みの体格の南宮 那月(みなみや なつき)とこの屋敷の専属メイドであり普段は那月ちゃんのお手伝いをしているアスタルテだ

 

蓮夜「そんな言い草はないんじゃないか?浅葱」

 

浅葱「事実でしょ」

 

基樹「お前はどんどんハーレムになってくな」

 

蓮夜「基樹、お前帰ってこれなくなるレベルで殴り飛ばしてやろうか?那月ちゃんも変わりねぇみてぇだな」

 

那月「私を那月ちゃんと呼ぶな。まぁ問題児が何人かいるが問題はない」

 

那月ちゃんはちゃん付けで呼ばれることにひどく抵抗があるらしい。しかしみんなは那月ちゃんはと呼び続けている。ちなみに那月ちゃんは人間界で高校の先生をしている

 

蓮夜「アスタルテもここの掃除とかありがとな」

 

アスタルテ「問題ありません」

 

アスタルテはこんな風に必要最低限のことしか口を開かないのだ

 

 

 

他にも今日来れなかったやつらはいるがユウキは姉の蘭子と、レムも姉のラムと、犬千代とアンナはティナ達と、黒歌とカナリアは妖精の尻尾のメンバーと、ジブリールは深雪達と楽しく過ごしているようだ。タツマキと十六夜の姿は見えないがそれぞれ自分の時間を過ごしているのだろう

 

この帰省は楽しくなりそうだな

 




ー次回ー

グレモリー眷属の特訓開始


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