四大魔王より上がいた   作:てこの原理こそ最強

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春休み終わる…



停止教室もヴァンパイア
第25話


コカビエルとの戦闘から一夜明け、オレは生徒会室に来ていた

 

蓮夜「ソーナ来たぞー」

 

深雪「蓮夜さん!」

 

蓮夜「おぉ深雪、お仕事お疲れさん」ナデナデ

 

深雪「んっ…はい♪」

 

ソーナ「お待ちしておりました」

 

深雪と戯れているとソーナが奥の部屋から出て来た

 

蓮夜「その他人行儀止めろ」

 

ソーナ「ふふっ、これは癖のようなものなので我慢してください」

 

蓮夜「はぁ、で?オレに用ってなんだ?」

 

ソーナ「もうすぐプール開きになります。それに伴いプールの掃除をしなくてはなりません。いつもは我々生徒会がその任を受け持っていますが、今回は先日の騒動の件もありオカルト研究部の皆さんにお願いをしました」

 

ソーナはメガネをクイッとあげ続ける

 

ソーナ「そこであなたにも手伝って欲しいのです」

 

蓮夜「マジかー」

 

ソーナ「もちろんタダでとは言いません。掃除後のプールで遊んでもらって構いません」

 

蓮夜「それはユウキ達が喜びそうだな」

 

深雪「そうですね」

 

蓮夜「でもなー」

 

ソーナ「何かご予定が?」

 

蓮夜「いや掃除は別にいいんだけど…プールで遊ぶってなったら水着だろ?」

 

ソーナ「そうですね」

 

蓮夜「深雪達の水着姿を見せたくねぇ」

 

だって一誠いるし…

 

深雪「蓮夜さん///」

 

深雪はなんで顔を赤らめる?

 

深雪「でも皆さん遊びたいと思いますよ?」

 

蓮夜「…そうだな。んじゃまぁ引き受けた」

 

ソーナ「ありがとうございます」

 

蓮夜「んじゃあ帰るか。深雪はもう帰れんのか」

 

ソーナ「えぇ」

 

深雪「会長、でもまだ仕事が…」

 

ソーナ「あとは私達でも片付けられます。深雪さんはもう大丈夫ですよ」

 

深雪「でも…」

 

深雪は本当にいいやつだな

 

蓮夜「深雪、時には人に頼るのも大事だぞ?」

 

深雪「…そう、ですね。わかりました。会長、後のことはよろしくお願いします」

 

深雪は丁寧に礼をしながらそう伝えた。オレもソーナに挨拶をして生徒会室を出た

帰宅中深雪はずっと満面の笑みだった

 

 

 

 

 

ー次の休日ー

 

オレはそんなに人数もいらないだろうと思い、プールで遊びたいやつってことで何人かを連れて学校のプールに来た。オカルト研究部のみんなは既に集まっていた

 

ゼノヴィア「なぜオカ研がプール掃除をするんだ?」

 

リアス「本当は生徒会の仕事なのだけど、コカビエルのことがあったから今年はうちが担当してあげることにしたの。でもみんなより一足先にオカルト研究部だけのプール開きよ」

 

一誠「プール開き!!」

 

蓮夜「オレ達もいるけどな」

 

一誠「うぉぉぉ!!ビバプール掃除!プール掃除万々歳だぜ!!!」

 

小猫「一誠先輩顔がいやらしいです」

 

蓮夜「一誠先に言っとくぞ。うちの連中や小猫を変な目で見てみろ?海に沈めるからな」

 

オレは最後の方をドスの効いたこれで言い放つ

 

一誠「ひゃい!!!」

 

リアス「さぁオカルト研究部の名にかけて生徒会が驚くほどピカピカにするのよ!」

 

全員『はい!』

 

 

 

ー更衣室(男子)ー

 

一誠「水着だ水着だ!」

 

祐斗「イッセー君」

 

一誠「ん?」

 

祐斗「僕は誓うよ。たとえ何者かが君を狙っていたとしても僕は君を守るから」

 

一誠「うおっ!なんだよ急に!?」

 

そういうのって男同士で言うものなのか?

 

祐斗「君は僕を助けてくれた…君を助けないでグレモリー眷属の騎士は名乗れないさ」

 

普通は王を守るんじゃないのか?

 

蓮夜「じゃあオレお先な」

 

一誠「おい!蓮夜!」

 

オレは先に更衣室を出ていく

 

 

 

 

ー更衣室(女子)ー

 

ユウキ「プール楽しみだなぁ…ねぇカナちゃん!」

 

カナリア「そうだねユウちゃん!」

 

雪菜「お二人ともまずはお掃除ですよ」

 

ユウキ「わかってるよー。相変わらず雪菜は真面目だなぁ」

 

クロメ「雪菜は蓮夜に水着姿見てもらいたいだけ」

 

雪菜「ちょっ!クロメさん!!!なななに言ってるんですか!!私は…そんな、こと……」

 

犬千代「…昨日の夜すごい真剣に選んでた」

 

雪菜「犬千代さんまで!!」

 

みんなにいろいろ指摘されどんどん顔を赤くする雪菜

 

レム「まぁまぁみなさん、その辺で…」

 

アンナ「(ジー)」

 

レム「アンナさん?」

 

アンナ「…レムの胸おっきい」

 

レム「ふぇ!!!!?」

 

小猫「…」

 

ティナ「…」

 

レムもどんどん顔を赤くする

 

リアス「みんな早く着替えなさい」

 

 

 

 

 

その後プール掃除は滞りなく進んだ。そしていよいよ遊ぶ時間となった

プールの水はというと魔法でオレと朱乃とレムで入れた

 

ユウキ「気持ちいい!!」

 

カナリア「蓮ちゃんもおいでよー!」

 

蓮夜「あとでなー」

 

水を入れ終わった瞬間にユウキとカナリアが飛び込んでいった。まぁ一番楽しみにしてたのがあの2人だからな

オレはというとプールサイドで座っている。するとクロメがジャージの上を着ている雪菜を(強引に)連れて来た

 

クロメ「ほら雪菜」

 

雪菜「ま、待ってくださいクロメさん!まだ心の準備が…」

 

クロメ「それさっきから聞いてる」

 

雪菜「で、でも…」

 

蓮夜「どうした?」

 

クロメ「雪菜が水着見て欲しいんだって」

 

蓮夜「えっ」

 

雪菜「い、いや違うんです!えっと、あの…その……」

 

クロメが言ったことにビックリしたがその後のモジモジしている雪菜が可愛かった

 

クロメ「あぁ焦れったい!えい!」

 

雪菜「え!クロメさん!待って!!」

 

しびれを切らしたクロメが無理矢理雪菜のジャージを剥いだ

 

クロメ「どう?」

 

蓮夜「おう、すごくかわいいぞ」

 

雪菜「ひゃっ、ありがとう…ごじゃいまふ……」

 

クロメ「雪菜カミカミ…」

 

雪菜「私!泳いできます!!」

 

そう言って雪菜はプールへダイブした

 

蓮夜「あらら」

 

クロメ「雪菜は恥ずかしがり屋さんだね」

 

蓮夜「だがそこも可愛いところだ。クロメもそれ似合ってるな」

 

クロメ「ありがと♪私も少し泳いでくるね」

 

蓮夜「おう」

 

雪菜とは反対にクロメはゆっくりとプールに向かって歩いて行った

 

蓮夜「レムも行ってきていいぞ」

 

レム「レムは蓮夜くんのお側にいたいのでここでいいです♪」

 

蓮夜「そっか」ナデナデ

 

レム「はい♡」

 

その後少し休んでオレもプールに入った。ティナや犬千代、アンナの小学生組と遊んだり、泳げないという小猫に泳ぎを教えたりした

 

そしてまた休憩していると

 

カナリア「蓮ちゃ〜ん」

 

甘い声をきかせたカナリアが後ろから抱きついてきた。嫌な予感…

 

カナリア「オイル塗って♪」

 

蓮夜「は?」

 

カナリア「聞こえなかった?オ・イ・ル塗って♪」

 

蓮夜「なんでオレが?」

 

カナリア「私がそうして欲しいから」

 

蓮夜「はぁ、貸せ」

 

カナリア「わーい♪ありがと♪」

 

昔海行って断ったら一晩中わんわん泣いたからな…断ったらめんどくさい…

 

「あらあら、カナリアちゃん羨ましいですわねぇ」

 

その声と共に背中に柔らかいものが押し付けられる

 

蓮夜「朱乃か?」

 

朱乃「うふふ、ねぇ蓮夜くん。私にもそれお願いできますか?」

 

蓮夜「ダメだ」

 

朱乃「あら、なぜですか?」

 

蓮夜「なんでもだ」

 

朱乃「つれないですわねぇ」

 

朱乃は渋々ではあったが離れてくれた。そして…

 

蓮夜「っ!?」

 

いろんな方向から我が眷属達の冷たい視線と殺気に似たものを感じ取った。ここの連中だけならまだしもなぜか家からも感じる

 

蓮夜「勘弁してくれ」

 

 

 

なんか一誠が用具室の方で一悶着あったみたいだが、そんなん気になってられんかった

 

 

こうして波乱のプール掃除が終わった

 





ー次回ー

授業参観?なにそれ?


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