この素晴らしい少年に祝福を!   作:ねこたつむり

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※注意、この小説には以下の成分が含まれております。
・下手な日本語
・クソ文才
・ご都合主義
・紅魔族
・中二病等々
なんか書けば書くほど下手になっていくのは何故なんでしょうか?


一人一人の個性

小鳥のさえずりで目が覚めた。

見慣れない天井に一瞬戸惑ったが、昨日のことを思い出した。

「うーっん、よく寝た・・・もう一眠りしよっと。」

布団に再度潜り込もうとしたら・・・

コンコンコン

「しょうたさん、起きてますか?朝御飯が出来てますよ。」

とんだ邪魔が入った。

「寝てるよ。起こさないで。」

「ふざけないでください!早くしないと遅刻しますよ!」

遅刻・・・?なんのことy・・・あ!

そうか、学校か。昨日言ってたな。

「今行く。」

そう言って、昨日貰った紅魔族のローブを着た。このローブは昨日、族ty・・・父さんが買ってきてくれた。このだぼっとした感がとってもいい。

ガチャ

「おはよう、ゆんゆん。」

「!?・・・お、おはようございます。」

なにやら恥ずかしそうにしている。そんなに恥ずかしがらなくても良いんじゃなかろうか。

「あ、あのー」

「ん?どした?」

「ズ、ズボンは穿いた方がいいと思います・・・」

おっと、パンツ丸出しじゃないか・・・

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

パンチライベントの後、ゆんゆんと一緒に居間に降りた。

え?そんな嬉しいイベントじゃないって?よし、今そう思ったやつ表出ろ。

「お父さん、お母さん、しょうたさん起こしてきたよ。」

「父さん、母さん、おはよう」

「「「!?」」」

三人同時にギョッとした。

ゆんゆんはともかく、二人に驚かれたらとりつく島がないと言うか・・・

つーか、あんたたちが呼んで欲しいって言ったんだろ・・・

「お、おはよう。しょうた」

おい、なに動揺してるんだ?

「しょうた、おはよう。目玉焼きは塩派?それとも醤油派?」

母さんが嬉しそうにテンプレを言った。

お決まりですよねこれ。

「うーん、今日は塩がいいや。」

と言いながら椅子に座った。

「ちょ、ちょっと待って。今しょうたさんお父さんとお母さんのこと『父さん』『母さん』って呼んだ!?」

まぁ、普通はそうなるわな。突然居候することになった奴が突然自分の親のことを『父さん』『母さん』と呼んだら驚くよな。

「ゆんゆん、何を驚いているんだ?しょうたはうちの養子になったんだから父さんと呼んでもおかしくないだろ?と言うよりそう呼んでもらいたい。」

何でこの人たちってこう願望をさらっと言うんだろう・・・

「え、という事はしょうたさん、私のお兄さんになるの?」

「ま、そういうことになるな。お兄ちゃんって呼んでもいいんだぞ?(笑)」

ほんの出来心でからかったら。

「お、お兄ちゃん・・・」

顔を赤くしながらボソッと言った。

「ハッハッハ、こらしょうた、ゆんゆんをあまりからかわないでやってくれ。・・・しょうた?おーい。しっかりしろ!!母さん水をくれ。」

五分後に意識が回復しました。

 

 

 

~十分後~

「お兄ちゃん大丈夫?」

その呼び方が気に入ったらしいのかもう、しょうたさんとは呼ばなくなっていた。ついでに敬語もなくなっていた。なぜに?

「あぁ、もう平気だ。ありがとう。」

「っ!・・・べ、別に」

おい、いつの間にこいつにツンデレの成分が含まれたんだよ!

あれか?お兄ちゃんって呼ばせたからか?言葉の力ってスゲーな!

お兄ちゃんという言葉にこんな効果があんのかよ・・・

「さてと、そろそろ学校行くか。」

雪那を持ってゆんゆんと学校に向かった。

 

 

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「ようこそ我が校へ、しょうた君。君を歓迎するよ。」

俺はといえば、現在校長室に来ている。

校長先生はとても優しそうでいい先生っぽい。

しかも、チューリップを大切にしている。

「それで君のクラスなんだが、手違いで君は女子のクラスの名簿に名前が乗っていてね・・・変えるのがめんどくさいからこのままでいいかい?」

今この人めんどくさいって言った?ふざけてんの?俺は勿論変えてもらうように言おうとしたとき。

「校長先生!ぷっちん先生が自己紹介の練習をしていたら花壇のチューリップのところに落雷して・・・」

この学校の先生だろうか?

「あ゛?ぷっちんの野郎またやりやがったのか!?」

校長先生がドスの効いた声で言った。

「あいつには後で罰をやる。で、しょうた君。変えなくてもいいかい?」

俺だって人間がして良いことと悪いことは区別できる。

ましてや男子が単身で女子のクラスに入るなんて言語道断。

それを踏まえて出した答えは・・・

「はい!大丈夫です。女子のクラスでも問題ありません!」

ハッキリ言い切った。だって怖いんですもの。

 

ここが俺のクラスの教室か・・・

ただでさえ新しいクラスに入るとき緊張するのに、女子しか居ないことを考えると余計緊張して吐き気がする。

ガラガラガラ

教室に入ると、視線が一気にこっちに向いた。

その目は、珍しいものを見たようなものだったり、好奇の眼差しだったり、あるいは異物を見るようなもの等様々だった。

そんな目線に足がすくみ立ち往生していると後ろから、

「お前が校長先生の手違いでこのクラスになったしょうただな?俺はこのクラスの担任ぷっちんだ。男同士仲良くしようぜ。ほら、席につけよ。ゆんゆんの隣だな。」

俺は言われるがまま席につきようやく隣がゆんゆんということに気づいた。

「よ、まさか同じクラスになるなんてな。友達の一人二人はできたか?」

ゆんゆんは落ち込みながら首を横に振った。

そ、そっかー。そうだよな。サボテンと友達になるような社交性の低い娘だったな。

こればかりは自力で何とかしないとどうしようもないな。

「さてこれからこのクラスで過ごしてもらうに当たってお互いを知る必要がある。そのためには自己紹介が手取り早い。それでは俺から。ごほん、我が名はぷっちん。アークウィザードにして、上級魔法を操る者。紅魔族随一の担任教師にして、やがて校長の椅子に座る者!では、あるえから。」

「我が名はあるえ・・・」

各々の自己紹介が始まった。俺は男子のせいなのか急に入学したからなのかは定かではないが、一番最後だ。トリとかやりたくないんだけど。

ゆんゆんの方を見る。緊張しているのか目が虚ろだ。

緊張をほぐしてやるために頭を軽く撫でてやった。日本での妹にやった方法だ。確か作文だったかな?参観日に親が行けなくなって学校休んで行ったんだっけか・・・相当シスコンだったんだな、俺。

しかし、さっきから暑いな・・・夏じゃないだろ今。

横を見るとゆんゆんの頭から湯気が出ていた。原因こいつかよ。どんだけ緊張してるんだか・・・

「我が名はめぐみん!紅魔族随一の天才にして、爆裂魔法を愛する者!」

もう、ゆんゆんの目の前まで来ていた。しかし、このクラスには色々いるんだな。作家希望だったり、居酒屋女将だったり、ブラコンに爆裂魔法・・・爆裂魔法ってなんだ?

「わ、我が名はゆ、ゆゆ、ゆんゆん。」

ゆ多いな。大丈夫かこれ?

「や、、やがては紅魔族の長となる者・・・」

良く頑張った。お兄ちゃん嬉しいぞ。

おっと、アホなこと思ってないで次俺の番か・・・

「我が名はしょうた。紅魔族随一の居候にして、この妖刀を操る者!」

「以上12名。みんな仲良くな。俺はこれから校長に呼ばれているから教室を出るが、お前たちは教室で待機しておけよ。」

御愁傷様です。

ぷっちんは気分が良さそうに教室を出ていった。

教室から出るなって言われてもな・・・やることが無さすぎる。

「ねぇ、君。ゆんゆんの家に居候してるって本当かい?」

作家願望のあるえが突然聞いてきた。

いや、おいおい、マジかよ。校長先生の話では俺意外全員12歳って聞いてたけど、こいつもそうなのか?ゆんゆん以上のモノを持ってらっしゃるようだ。何の事とは言わないが。

それよりも、どっから漏れたその情報?

不思議がってる俺を察したのか、胸を張って答えた。いや、すごいっすね・・・

「昨日、君と族長さんが一緒に歩いている所を目撃したんだよ。」

あ、そういえば漏れてても不思議はなかったな。そけっとさんに会ったもんな・・・

人の話を右から左へと流していると、

「ほうほう、貴方が最近噂の居候ですね・・・」

噂って。俺昨日来たばっかだよね?

そんなことを思いながら話しかけられた方を見る。

あ、うん。そうだよね。普通12歳って言ったらこれが妥当だよね。妹もこんなんだったし・・・

「おい、今失礼なことを考えなかったか?」

「考えてないよ。ただ人それぞれなんだなぁって。」

「いいでしょう、その喧嘩買おうじゃないか。」

確かこいつは、爆裂魔法のめぐみんだっけか。

あるえが飛び掛かろうとしているめぐみんを押さえてるのを横目で見ながら、ゆんゆんに聞いてみた。

「なぁ、爆裂魔法って何?」

「え?ば、爆裂魔法?確かスキルポイントをバカみたいに食らうネタ魔法で、火力に関してはオーバーキルにも程がありすぎて、しかも、爆裂魔法の習得は難しい上に習得できても魔力が足らず撃てないのがほとんどで、もし撃てたとしても一発限定のネタ魔法だったはず・・・」

そ、そんなもんをこいつは覚えようとしてるのか?

「なぁ、めぐみんだっけ?とりあえず頑張れよ。」

「え?あ、はい・・・」

どうしてかわからないが、こいつは大物になる予感がした。

「それにしても、さっきから気になってたんだけど、その腰に下げてる物は一体なんだい?」

あるえは俺の刀を指していった。

「こいつは・・・俺の半身だ。」

中二病的な事を言ってみた。言ってみたかったんだよなぁ、こんな事・・・

「おおぉ・・・」

あるえが感嘆の声をあげた。

「んっ、んっ、この剣抜けませんね・・・」

めぐみんがいつの間にか刀に触れていた。

「ひゃっ、お、おい、そんなに引っぱっ・・・あふっ、ば、バカやめろって。くすぐったい・・・」

別にやましい事はしていませんよ?腰に下げてる雪那を引っ張られてくすぐったいんです。

「しかし、鞘から抜けないんじゃ武器として役に立ちませんね・・・」

「いや、抜けるだろ?ほら。」

当たり前のように鞘から雪那を抜く。

その透き通った刀身はいつ見ても見とれてしまう・・・

どうやらそれはみんなも同じようだ。

「「「き、キレイ・・・」」」

三人が声を揃えて言った。

「こ、これは見事な業物ですね・・・」

「私の目で見る限り神器級の魔力を感じるね・・・」

「お兄ちゃん、どこでそんなものを・・・」

「「お、お兄ちゃん!?」」

雪那を鞘に納めてアホな顔をしている二人を眺めてるいると、

「はぁ~」

「どうしたんですか?地獄の底から出たような声を出して。」

疲れきった顔をしているぷっちんに声をかけた。

「いや、花壇のチューリップをダメにしたから一週間校長室の掃除をしろだってさ。」

そんだけで済んだのなら喜べばいいのに・・・

 

「後、今月の給料50%カットだって・・・」

 

それはきつい。

「御愁傷様です。」

そんなことがあり、今日の学校は終わった。

 

 

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今俺たち四人は喫茶店にいる。

なぜこんな事になったかというと・・・

 

~回想開始~

「おい、ゆんゆん。お腹すいたからなんか食べようぜ。」

今日自己紹介と『お兄ちゃん、どこでそんなものを・・・』以外口を開かなかったゆんゆんに話しかける。

「え、じゃあき、喫茶店とかどう?」

そんな洒落たものがあるのか・・・

「じゃあ、そこにしますか。」

それに肯定するめぐみん・・・ん?めぐみん?

「うわっ!?急に出てくんなよ・・・というかお金持ってきてんの?」

急に食べに行こうぜとなっても『ごめん、今日金持ってきてないわ』とかあるあるだ。

あ、でもこいつはこの案に肯定したわけだからあるk・・・

「何言ってんですか。そんなものあるわけないじゃないですか。」

何言ってんだこいつ・・・

「つまり奢れと?」

「そうです。こんな美少女とご飯が食べれるのです。奢るのは当然じゃないですか。」

「美少女って・・・ふっ」

「あ!」

めぐみんが鼻で笑った俺の胸ぐらを掴み揺さぶってると、

「楽しそうだね、よかったら私も混ぜてくれないかい?」

あるえがこっちに来た。

「え、えっと、み、みんなでご飯を食べに行こうってなって・・・」

おいまて、いつみんなになった?

「良かったら、私も一緒に行っていいかい?」

「も、もちろん!」

俺を揺さぶるのをやめためぐみんが、

「では、さっさといきますよ。」

おい、何でお前が仕切ってんだよ?密かな疑問を抱きながら歩いた。

~回想終了~

 

「ったく、今回だけだからな?」

仕方なくめぐみんに奢ることにした。

俺の手持ちは三千エリス。二人分くらいならなんとかなるだろう。バイトでも始めるか・・・

なぜ俺の財布にお金があるのかというと。

これはあくまで俺の推測だが、たぶんあの女神が俺の財布に忍ばせてくれたのだろう。

駄女神みたいだったが有り難く思っておこう。

「すいません。」

注文するのが決まったのかめぐみんが手を挙げていった。

「らっしゃい!紅魔族随一の、我が喫茶店にようこそ!お、ひょいさぶろーさん家のめぐみんじゃないか。外食とは珍しいな。で、注文は何にするんだい?」

ひょいさぶろーってどんな名前だよ。紅魔族のセンスはやっぱわかんねぇな。

「カロリーが高くて腹持ちの良いものをお願いします。」

女子の注文じゃねぇ・・・てかさっきメニュー見てたじゃねぇか。そういうおれは、

「この店のオススメってなんですか?」

オススメを聞いていた。無難に聞いた方が選ばなくて楽だ。

「お、兄ちゃん。見ない顔だな。まさか君が族長さんのところの居候かい?」

『そうです。私が居候です。』とどこかの大御所芸人がやりそうなことを心のそこでやって、

「我が名はしょうた。紅魔族随一の居候にして、この妖刀を操る者!以後お見知りおきを。」

「いいねぇ兄ちゃん。外から来たから変わりもんだろうなと思っていたけど。中々やるじゃないか。」

店の人が機嫌が良さそうに言った。俺の社会性適応力も中々のもんだな・・・

「そうそう、店のオススメだったな。今日のオススメは『暗黒神の加護を受けしシチュー』と『溶岩竜の吐息風カラシスパゲティ』だな。」

ここの人のネーミングセンスはどうにかならないものだろうか・・・

「じゃあ、シチューをお願いします。」

「じゃ、じゃあ、私はカラシスパゲティで」

「私も同じものを頼むよ。」

「私はメニューにある『魔神に捧げられし子羊肉のサンドイッチ』を下さい。」

おい、カロリーが高いのはどうした?いや、高いんだろうけども・・・

「あいよ!暗黒神の加護を受けしシチューと溶岩竜の吐息風カラシスパ二つと魔神に捧げられし子羊肉のサンドイッチだな。ちょっと待ってな。」

店の人が調理場に行った。

「しょうた君、ちょっといいかい?」

「ん?いいけど。」

「君はどこから来たのか教えてくれないかい?」

あるえが口を開いたらとんでもないことを聞いてきた。

「うーん、別にいいんだけど。何で知りたいの?」

別に教えても何ら支障もない。ただ言いづらいだけだ。

理由を知りたいのは『君の事を知りたい』等と出たらこの巨乳っ子とのフラグが立つからであってなんもやましい事なんて考えてない。あ、この考えがすでにやましい物だった・・・

「強いて言うなら小説に使えたらなと思って。」

フラグが立ちませんでした。さいですか。

「そっか、俺が住んでたところは日本って言うところなんだ。」

思い出すように話した。

話しているうちに料理が来て食事しながら話を続けた。

文明が進んでいたことや、馬車以外の移動手段があること、魔法なんて誰も使わないことも。

三人とも興味を持ったのか真剣に聞いていた。

「君はそこに帰らないのかい?」

「帰りたくても帰れないんだよな・・・ま、別にいいけどさ。」

こっちに来てまだ二日目だがこっちも中々楽しい。

「行ってみたいなぁ。そのニホンっていうとこ。」

連れてってみたいな、こいつらを。目を丸くして驚くだろうな・・・

「何ニヤニヤしてるんですか。気持ち悪いですよ。」

食べ終わったのか寝そべってのお腹をさすりながらめぐみんが言った。

「何が気持ち悪いだ。お前はもうちょっと女子らしくしろよ!」

コーヒーをすすりながら反論した。

「失礼ですね。それが女の子に対する口の聞き方ですか?」

「お前のどこを見て女子だと判断するんだよ!あるもんがないじゃないか。」

「ぶっ殺」

「すいません!会計お願いします!」

俺の財布からエリスが飛んでいくのであった。

 

 

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二人と別れ、ゆんゆんと帰路に着いた。

「はぁ、なぁ、ゆんゆん。どっかに良いバイトない?」

「うーん、服屋さんとかは?確か魔力が高い人を探してたような・・・」

「あ、それは無理だな。俺魔力平均でアークウィザードになれなかったから。」

「そっか・・・えっ!?じゃあ、何になったの?平均じゃウィザードにもなれないし・・・」

「冒険者だ。魔法職に就けないんだったら魔法の使える冒険者を選んだ。」

「最弱職と言われてる冒険者に!?」

信じられないものを見ているような目で見てくる。

そんな目で見るなよ。悲しくなるだろ・・・

「そっかー、じゃあ、定食屋さんは?あそこ店主のおじさん一人で切り盛りしてるし昼間混んでるから人手がほしいと思うよ。」

「お、そこなら俺も働けそうだな。明日でも面接にいくか・・・」

俺は働くことを決意した。

 

 

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ゆんゆんと家に帰った後、一人で森に入った。

「素振りでもしないと腕が落ちるからな・・・」

俺が刀を選んだ一つの理由。

それは扱いに慣れているからだ。幼い頃から剣道をやっていた。もちろん、剣道と戦いで使う技は異なる。しかし、間合い等は役に立つ。

「この辺で良いかな?」

森が開けたところに来た。

準備運動をして落ち葉を集め山をいくつか作り、雪那を抜いた。

山をを蹴りあげて落ち葉を舞い上げた。

降ってきた落ち葉を斬るのではなく、突いた。

全てとはいかなかったが六割程度突けた。落ち葉の串刺しの出来上がりっと。

中々の出来だ。ちゃんと茎を裂いてる。それはまるで整列したかの様にキレイに向きが揃えられている。

次にしたのは落ちてくる葉を斬った。

「ふぅ、次はリミッター解除するか・・・様子見で三十秒。『バーストモード』」

落ち葉の山を蹴って八割。残り二割は落としたのではなく、一枚一枚十字に斬った。

「『バーストモード解除』はぁはぁ、んっ、はぁはぁ・・・」

いつも通りの感じだ。それがとても違和感を感じさせた。

武器を持ったバーストは素手でのバーストとは訳が違う。

それなのに雪那を振り回した時と素手での時の感じが全く同じだった。

「おいおい、マジかよ・・・」

ヤバイ、にやけそうだ。あの女神に感謝しないとな・・・

その日の寝る前にあのどうしようもない女神に祈りを捧げた・・・

 

 

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「すいません。ここであるバイトしたいんですけど・・・」

俺は今定食屋でアルバイト出来ないか聞くために来ている。

「はいはーい。おや、君は・・・?」

「始めまして、族長さんの家で居候しているしょうたと言います。」

「君が噂の子か。どうぞ中に入って。」

そんなに俺は噂されてるんだろうか?

「さて、うちで働いても良いけど魔道具屋等見たいに高いお金は払えないぞ?」

「はい、大丈夫です。」

「そうかい。うーん、じゃあ、学校終わったら七時半までと休日の昼間に働いてくれるかい?」

「はい、了解です。」

「じゃあ、それでよろしく。バイト代は月に10万エリスでいいかい?」

そんなにもらえるのか?

「喜んで!」

俺バイト始めました。




どうもねこたつむりです。
書けば書くほど下手になるってなんだか働けば働くほど貧乏になるウィズさん見たいですね(笑)
さて、色々急展開がありましたね、ゆんゆんが妹になったりツンデレになったり主人公がバイトしたり昨日までこんな予定は組んでなかったです。
今回も読んでくださり有り難うございます!
次回も読んでくださると嬉しいです。

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