カードファイト!!ヴァンガード 熱血の先導者と努力の先導者   作:先導

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明日というより今日は相剋のPSYクオリアの発売ですが、皆さんはロイパラとかげろう、使うのであればどっちにしますか?私はかげろうですかね。ヌーベルバーグが出ていますし、使ってみたいんですよね。

さて、今回でいよいよカードキャピタルショップ大会も決着!今回対戦するのは櫂君とリン姉さん!ファイトの結果は以下に!

後、こちらでも可能な限り感想をいただけると嬉しいですw

それではどうぞ!


決着!ショップ大会

長かったカードキャピタルショップ大会もいよいよ大詰め。1回戦から準決勝の試合を行い、後は決勝戦を残すのみとなった。決勝戦に挑むことができたファイターは、ミサキを破った櫂と、カムイを破ったリンとなった。そして現在、櫂とリンはスタンディングテーブル(仮)の前に立ち、互いに対峙している。

 

「それでは、お持たせいたしました!カードキャピタルショップ大会、決勝戦です!!櫂トシキ君対、日下部リンさん!」

 

「いやー、この決勝戦、意地でも見逃せないよねぇ、三和っち先輩?」

 

「まったくその通りだなぁ。なにせ、カードキャピタル最強の男と、最強の女の最高のファイトが見れるんだからなぁ?」

 

三和とシズクは耳の打ち合いをして、にやけた笑みでそんな会話を繰り広げていた。

 

「きっと盛り上がること間違いなしだねぇ?」

 

「その通りだなぁ?」

 

「「・・・・・・・」」

 

「「おっと・・・」」

 

三和とシズクのやり取りに不愉快と感じ取った櫂とリンは2人を睨み付ける。睨まれた2人は黙って観戦することにした。

 

「・・・残念だ。相手がお前とはな」

 

「・・・一応理由を聞いても?」

 

普通の人ならば間違いなく苛立ちそうな言葉をリンは冷静に受け止め、櫂に問いかける。

 

「決勝では、俺の知らない価値ある奴と戦いたかった」

 

「でしょうね」

 

櫂の答えにリンはふっと笑うだけだった。笑った後は真剣みを込めた表情へと変わっていく。リンのそれはいつぞやカズヤが見た櫂とファイトする時の表情と同じだった。今までリンのそんな表情を見たことがなかったアイチは驚いていた。

 

(あれは・・・あん時と同じ表情!)

 

(あんな表情のリンちゃん・・・今まで見たことがない。それだけ・・・櫂君のファイトは特別・・・てこと・・・?)

 

「今日こそ私はこの手で、あなたを超えてみせます」

 

「ふん・・・その言葉も聞き飽きた」

 

リンの真剣みを櫂はその様子を嘲笑っている。

 

「確かにお前は日々成長していっている。普通の相手では、誰もお前には敵わないだろう。だが・・・俺には勝てない」

 

「いいえ、絶対に私が勝ちます。今までの雪辱を胸に、今日こそはあなたを超えてみせる」

 

「うんうん、盛り上がってきたねー」

 

櫂とリンが互いに火花を散らしているところを見てシンはうんうんと頷いている。

 

「それでは、そろそろ始めていきましょう!2人とも、準備はいいですか?」

 

「ふん・・・」

 

「いつでも」

 

「それでは!カードキャピタルショップ大会、決勝戦!試合、開始です!!」

 

シンの試合開始の合図と共に、ファイトが開始された。

 

 

 

RIDE19「決着!ショップ大会」

 

 

 

「「スタンドアップ・ザ・ヴァンガード!!」」

 

「リザードランナーアンドゥー!」

 

「リザードランナーアンドゥー!」

 

リザードランナーアンドゥー  PW6000

 

「私の先攻です。ドロー。ライド!アイアンテイル・ドラゴン!ターンエンドです」

 

アイアンテイル・ドラゴン  PW7000

 

R アイアンテイル R

R    R    R  リンの手札5枚 山札43枚

 

「俺のターンだ。ドロー。ライド!鎧の化身バー!さらに、希望の火エルモをコール!」

 

鎧の化身バー  PW8000

希望の火エルモ  PW6000

 

「エルモのブーストをつけ、バーでアイアンテイルを攻撃!」

 

「ノーガードです」

 

「チェック・ザ・ドライブトリガー『ドラゴンナイトネハーレン』」

 

「ダメージトリガーチェック『忍獣ハガクレ』」

 

「エルモのスキル発動。ブーストをつけ、アタックがヒットした時、手札1枚を捨て、1枚ドロー。ターンエンドだ」

 

PW14000➡PW7000  櫂の手札5枚 山札41枚  リンのダメージ1枚

 

「私のターンです。ドロー。ライド!ドラゴンナイトネハーレン!アイアンテイルをコール!」

 

ドラゴンナイトネハーレン  PW10000

 

R  ネハーレン  R

R アイアンテイル R

 

「アイアンテイルのブーストをつけ、ネハーレンでバーを攻撃!」

 

「ノーガード」

 

「チェック・ザ・ドライブトリガー『槍の化身ター(☆)』ゲット、クリティカルトリガー!ネハーレンにパワープラス5000、そして、与えるダメージもプラス1!」

 

「ダメージトリガーチェック『ワイバーンストライクテージャス』セカンドチェック『ボーテックス・ドラゴン』」

 

「ターンエンドです」

 

PW17000➡PW8000  リンの手札5枚 山札40枚  櫂のダメージ2枚

 

「うーん、委員長、アイアンテイルの能力を使えば、十分にバーの攻撃は届くはずなのに、なんでそうしなかったのかな?」

 

「そんなのあたりまえじゃーん?あの2人は、お互いの戦法を理解してる。だから最初の展開は控えてるの☆」

 

「うかつに前に出りゃ、自分の首を絞めるって奴だな。このファイト・・・先にへました方が負ける・・・あの2人のファイトは、そういうもんなんだよ」

 

メグミの疑問にシズクが答え、三和が緊張感がこもったようにそう答える。

 

「・・・俺のスタンド&ドロー。ライド!ドラゴンナイトアリフ!鎧の化身バーと、槍の化身ターをコール!」

 

ドラゴンナイトアリフ  PW9000

槍の化身ター(☆)  PW5000

 

「アリフのスキル発動。カウンターブラスト。リアガードのターとバーをソウルに移動させ、山札から、勝利の化身アリフをスタンド状態でライドさせる。スペリオルライド・ザ・ヴァンガード!勝利の化身アリフ!!」

 

勝利の化身アリフ  PW10000

 

R アリフ R

R エルモ R

 

「エルモのブーストをつけ、アリフでネハーレンを攻撃!」

 

「ノーガードです」

 

「ツインドライブ。ファーストチェック『鎧の化身バー』セカンドチェック『槍の化身ター(☆)』ゲット、クリティカルトリガー!勝利の化身アリフにパワープラス5000、さらに、クリティカルプラス1」

 

アリフは凶暴な竜に乗り、ネハーレン目掛けて槍を投げ飛ばす。槍はネハーレンに直撃し、ネハーレンの方を貫いた。

 

「ダメージトリガーチェック『バーサーク・ドラゴン』セカンドチェック『ワイバーンガードバリィ』」

 

「ターンエンド」

 

PW16000➡PW10000  櫂の手札5枚 山札35枚  リンのダメージ3枚

 

「こりゃあ・・・1回の攻撃を互いにトリガーでおぎなっ・・・てんのか?」

 

「けどよぉ、いくら互いに戦い方を知ってるからって、ここまでできるもんなのか?」

 

「だから言ってるっしょ?ヴァンガードファイトはイメージできた方が勝つって。2人にはそれがイメージできてるからこうしてるんだよ」

 

カズヤとソウジの疑問にシズクが当然のことのように答える。

 

「さすがは櫂先輩・・・ですが、私とて、負けるつもりはありませんよ。ライド!ブレイジングコア・ドラゴン!」

 

ブレイジングコア  PW9000

 

「え・・・グレード2からグレード2に・・・?いったいどうして?」

 

「コール、ガトリングクロー・ドラゴン」

 

ガトリングクロー・ドラゴン(引)  PW4000

 

「ブレイジングコア・ドラゴンのスキル発動。カウンターブラスト。リアガードのアイアンテイルとガトリングクローをソウルに入れ、山札からブレイジングフレア・ドラゴンをスタンド状態でライドさせる」

 

「そ、そうか!たとえ手元にグレード3がなくても、それさえあれば、問題ねぇってことか!」

 

「封じられし三体の破壊神よ・・・爆炎の力を得て蘇れ!スペリオルライド・ザ・ヴァンガード!ブレイジングフレア・ドラゴン!!」

 

ブレイジングフレア・ドラゴン  PW10000

 

「これで互いにグレード3か・・・戦火は未だ均衡してるからまだまだ勝負はわかんねぇぞ?」

 

「ドラゴンナイトネハーレン、ドラゴンモンクゴジョーをコール」

 

ドラゴンモンクゴジョー  PW7000

 

「そして、ブレイジングフレアのソウルブラスト!」

 

ソウルブラスト『リザードランナーアンドゥー』『アイアンテイル・ドラゴン』『ドラゴンナイトネハーレン』『アイアンテイル・ドラゴン』『ガトリングクロー・ドラゴン(引)』

 

「リアガードを1体選び、退却させます。希望の火エルモを退却!」

 

「あれは僕が負けた時の・・・」

 

「ふん・・・」

 

「ブレイジングフレアのスキル発動!相手のリアガードが退却された時、ブレイジングフレアはパワープラス3000!

 

ネハーレン ブレイジングフレア R

  R       R     R

 

「ネハーレンでアリフを攻撃!」

 

「ワイバーンストライクジャランでガード」

 

「ゴジョーのブーストをつけて、ブレイジングフレアでアリフを攻撃!」

 

「ノーガード」

 

「チェック・ザ・ドライブトリガー。ツインドライブ。ファーストチェック『忍竜ドレッドマスター』セカンドチェック『ガトリングクロー・ドラゴン(引)』ゲット、ドロートリガー。ブレイジングフレアにパワープラス5000。1枚ドロー」

 

ブレイジングフレアはガトリング砲をアリフに向けて、無慈悲な砲撃を乱射する。乱射された弾は全てアリフに命中し、アリフはひとたまりもない苦痛に苦しむ。

 

「ダメージトリガーチェック『ボーテックス・ドラゴン』」

 

「ターンエンドです」

 

PW10000➡PW10000

PW20000➡PW10000  リンの手札5枚 山札33枚  櫂のダメージ3枚(裏1枚)

 

「ここまでダメージ3対3・・・ほぼ互角ですね・・・」

 

「HGっす・・・」

 

「互いに控えめな展開だからな・・・次のターンでどう動くかが重要だ」

 

「俺のターン。スタンド&ドロー。・・・ここからはもはや、一切の小細工などしない。一気にいかせてもらう。ドラゴンナイトネハーレン、ワイバーンストライクジャラン、リザードソルジャーガンルーをコール!」

 

ワイバーンストライクジャラン  PW6000

リザードソルジャーガンルー(醒)  PW5000

 

「一気に展開してきた!」

 

「多分、こっからが本当の攻撃態勢なんだろうな」

 

ガンルー アリフ ネハーレン

ジャラン  R    R

 

「いくぞ・・・ネハーレンでブレイジングフレアに攻撃!」

 

「ガトリングクローでガード!」

 

「勝利の化身アリフでブレイジングフレアに攻撃!」

 

「槍の化身ターでガード!」

 

アリフはガトリング砲の反撃として、槍を構え、ブレイジングフレアに突進し、貫こうとした。しかし、そこに槍の化身ターが身を挺してブレイジングフレアをかばったため、攻撃を貫くことはできなかった。

 

「ツインドライブ。ファーストチェック『希望の火エルモ』セカンドチェック『ガトリングクロー・ドラゴン(引)』ゲット、ドロートリガー。ガンルーにパワープラス5000。1枚ドロー。ジャランのブーストをつけて、ガンルーでブレイジングフレアに攻撃!」

 

「ノーガード。ダメージトリガーチェック『ガトリングクロー・ドラゴン(引)』ゲット、ドロートリガー。ブレイジングフレアにパワープラス5000。1枚ドロー」

 

「ターンエンド」

 

PW10000➡PW10000+SH5000=15000

PW10000➡PW10000+SH10000=20000

PW16000➡PW10000(+5000)  櫂の手札5枚 山札30枚  リンのダメージ4枚(裏1枚)

 

「・・・そちらがその気ならば、こちらも展開時ですね。スタンド&ドロー。ライド・ザ・ヴァンガード!ボーテックス・ドラゴン!!」

 

ボーテックス・ドラゴン  PW10000

 

「ボーテックスのスキルでソウルチャージ『ドラゴンモンクゴジョー』ボーテックスにパワープラス2000。忍竜ドレッドマスター、忍竜ボイドマスターをコール」

 

忍竜ボイドマスター  PW9000

忍竜ドレッドマスター  PW7000

 

「げぇ!最悪コンボ!」

 

「あれヒットしたら痛いんだよねぇ本当・・・手札が削られちゃうし・・・」

 

「うむむ・・・恐るべし、委員長のグレード3・・・」

 

ネハーレン ボーテックス ボイドマスター

  R    ゴジョー  ドレッドマスター

 

「参ります。ドレッドマスターのブーストをつけ、ボイドマスターでアリフを攻撃!」

 

「やらせん。ゲンジョウでガードだ」

 

「ネハーレンでアリフを攻撃!」

 

「ガトリングクローでガード」

 

「ゴジョーのブースト、ボーテックスでアリフを攻撃!」

 

「ノーガード」

 

「チェック・ザ・ドライブトリガー。ツインドライブ。ファーストチェック『リザードソルジャーガンルー(醒)』ゲット、スタンドトリガー。攻撃を終えたボイドマスターをスタンド、パワープラス5000。セカンドチェック『ドラゴンモンクゲンジョウ(治)』ゲット、ヒールトリガー。ダメージを1回復、ボイドマスターにパワープラス5000」

 

ボーテックスは空を舞い、竜に乗って空を飛んでいるアリフに迫り、強靭な爪でアリフを引き裂いた。この攻撃でアリフはダメージだけでなく、槍も折られ、鎧もズタボロにされた。

 

「ダメージトリガーチェック『ガトリングクロー・ドラゴン(引)』ゲット、ドロートリガー。カードを1枚引き、アリフにパワープラス5000」

 

「す、すげぇ・・・さっきからトリガーの引き合いをしてやがる・・・」

 

「スタンドしたボイドマスターでアリフを攻撃!」

 

「ネハーレンでガード」

 

「ターンエンド」

 

PW16000➡PW10000+SH10000=20000

PW10000➡PW10000+SH5000=15000

PW19000➡PW10000(+5000)

PW19000➡PW15000+SH5000=20000  リンの手札4枚 山札27枚  櫂のダメージ4枚(裏1枚)

 

「ここでリンリンが逆転!その調子!」

 

「いーや、本気の勝負箱からだぜ?」

 

「スタンド&ドロー」

 

自分のターンとなり、カードを引き、そのカードを見た瞬間、櫂は笑みを浮かべる。

 

(!来る・・・!)

 

「見るがいい・・・これが俺の本当の姿だ。ライド・ザ・ヴァンガード!!この世の全てのものを焼き尽くす黙示録の炎!ドラゴニック・オーバーロード!!」

 

ドラゴニック・オーバーロード  PW11000

 

「ここでオーバーロードか・・・きっついな」

 

「ああ。あれはマジでやばかったからな・・・」

 

「希望の火エルモをコール」

 

ガンルー オーバーロード ネハーレン

ジャラン   エルモ     R

 

「ネハーレンでボーテックス・ドラゴンに攻撃!」

 

「えっ⁉な、何でオーバーロードのスキルを使わないの⁉」

 

「ドライブチェックで出たカード、2つともトリガー、シールド10000のカードがあの子の手にある。仮にオーバーロードのスキルを発動してリアガードに攻撃しても・・・」

 

「そ、そうか。ブーストをつけても、オーバーロードのパワーは22000・・・ツインドライブを失うってことは、トリガーを出せるのは1枚だけ・・・」

 

「この場でリアガードに攻撃しても意味ねぇって分かってるから、櫂の奴スキルを発動しなかったのか!」

 

櫂の攻撃に疑問を抱いたアイチが驚き、ミサキがそれを解説。その解説でリアガードの攻撃のリスクの大きさを理解したカズヤとカムイ。

 

「ネハーレンでインターセプト」

 

「ジャランのブースト、ガンルーでボーテックス・ドラゴンに攻撃!」

 

「ゲンジョウでガード!」

 

「エルモのブーストをつけて、ドラゴニック・オーバーロードでボーテックス・ドラゴンを攻撃!」

 

「ノーガードです」

 

「ツインドライブ。ファーストチェック『リザードソルジャーガンルー(醒)』ゲット、スタンドトリガー。攻撃を終えたネハーレンをスタンドし、パワープラス5000。セカンドチェック『槍の化身ター(☆)』ゲット、クリティカルトリガー。ネハーレンにパワープラス5000。そして、オーバーロードの与えるダメージをプラス1だ」

 

オーバーロードは黙示録の炎を纏った剣でボーテックスを切り裂いた。いくら炎に耐性のあるボーテックスでも、黙示録の炎の前ではひとたまりもなく、苦痛の咆哮を放った。

 

「ダメージトリガーチェック『アイアンテイル・ドラゴン』『槍の化身ター(☆)』ゲット、クリティカルトリガー。ボーテックス・ドラゴンにパワープラス5000、クリティカルプラス1」

 

「またトリガーを引き当てやがった⁉」

 

「スタンドしたネハーレンでボーテックス・ドラゴンに攻撃!」

 

「ガンルーでガード!」

 

「ターンエンド」

 

PW10000➡PW10000+SH5000=15000

PW11000➡PW10000+SH10000=20000

PW17000➡PW10000(+5000)

PW20000➡PW15000+SH10000=25000  櫂の手札4枚 山札25枚  リンのダメージ5枚

 

「今度は櫂が逆転した⁉」

 

「やべぇ、これもうどっちが勝つか想像もつかねぇぞ⁉」

 

「・・・私はどれほど待ち望んだことか・・・櫂先輩を超える、その瞬間を・・・。ファイナルターン!!」

 

『!!??』

 

リンが発したファイナルターン宣言により、一同は固唾を飲みこむ。櫂は特に変わった様子はなく、堂々とした態度で対応している。

 

「スタンド&ドロー!見よ、これぞ爆炎を司る、究極の破壊神!ライド・ザ・ヴァンガード!ブレイジング・フレア・ドラゴン!!」

 

「いっけぇ、リンリン!」

 

「さぁて、リンの奴、どうやって櫂を超える気だ?」

 

「ガトリングクローをコール!

ガトリングクローのカウンターブラスト!自身をソウルへ!ガンルーを退却!

ブレイジングフレアのスキル!リアガードが退却した時、パワープラス3000!コール、バーサーク・ドラゴン!」

 

バーサーク・ドラゴン  PW9000

 

「バーサークのカウンターブラスト(2)!ヴァンガードがかげろうならば、グレード2以下のリアガードを1体退却させる!対象はネハーレン!」

 

「ネハーレンを退却させて、インターセプトをできなくさせた⁉」

 

「てっ、ちょっと待て。今日下部のソウルって、今ので5枚じゃ・・・」

 

「ブレイジングフレアのソウルブラスト!」

 

ソウルブラスト『ブレイジングコア・ドラゴン』『ブレイジングフレア・ドラゴン』『ドラゴンモンクゴジョー』『ボーテックス・ドラゴン』『ガトリングクロー・ドラゴン(引)』

 

「リアガード1体を退却!ジャランを退却!」

 

「またあれを発動させた⁉」

 

「日下部の奴、ずっとこの時を待ってたってことかよ⁉」

 

バーサーク ブレイジングフレア ボイドマスター

  R     ゴジョー    ドレッドマスター

 

「このターンで終わらせてみせます」

 

「やってみろ」

 

「いきます・・・ドレッドマスターのブースト、ボイドマスターでドラゴニック・オーバーロードに攻撃!」

 

「ガンルーでガード」

 

「ゴジョーのブースト、ブレイジングフレアでドラゴニック・オーバーロードに攻撃!」

 

「槍の化身ター、ワイバーンストライクジャランでガード」

 

ブレイジングフレアは灼熱の炎を纏った剣を持ち、オーバーロードへと向かって剣を振り下ろした。そしてそこにターとジャランの介入をしたが、ブレイジングフレアは構わずにターとジャランを斬り倒した。そして、灼熱の炎の剣と黙示録の炎の剣がぶつかり合った。

 

「ツインドライブ。ファーストチェック『忍獣チガスミ』セカンドチェック『槍の化身ター(☆)』ゲット、クリティカルトリガー!バーサークにパワープラス5000、クリティカルプラス1!」

 

「ここでクリティカルが出やがった!」

 

「今櫂の手札は1枚だけ!」

 

「これってもしかしたらもしかすると・・・!」

 

後江中学生3人組はまさかリンが櫂に勝つのではないかという思いが一気に強くなった。

 

「バーサーク・ドラゴンでオーバーロードに攻撃!これで・・・とどめです!!」

 

バーサークは口から最大火力の炎をオーバーロードに放った。オーバーロードはその炎に包まれる・・・

 

「ガード。ドラゴンナイトアリフ」

 

の前にアリフがそこに介入し、バーサークの炎を受け止め、オーバーロードは無傷だ。

 

「あああ!!おっしー!!」

 

「くぅ・・・ターンエンドです」

 

PW16000➡PW11000+SH10000=21000

PW20000➡PW11000+SH15000=26000

PW14000➡PW11000+SH5000=16000  リンの手札2枚 山札22枚  櫂のダメージ4枚(裏1枚)

 

(4ダメージの状態を抑えたままで、リンちゃんの攻撃を防ぎきった!さすが、櫂君!でもやっぱり、リンちゃんもすごい!櫂君の盤面と手札を削りきって、ここまで追い詰めるなんて・・・!)

 

「・・・俺をここまで追い詰めたことだけは褒めてやろう。だが、これで終わりだ。ファイナルターン!」

 

『!!』

 

櫂のファイナルターン返しにリンは身構え、一同は緊張が高まる。

 

(やっぱりこの2人は次元が違う・・・!こうしてファイトを見てるだけで・・・ワクワクするのが止まらない・・・!)

 

アイチは櫂とリンのファイトを見て、今までのファイトとは比べ物にならないほどに胸がドキドキしていた。

 

(つ、つえぇ・・・!見ててすぐにわかった・・・悔しいけど・・・今の俺じゃ、あいつらにまったく歯が立たねぇ・・・!)

 

カムイは櫂とリンの実力の高さに自分が力不足だと思い知らされた。

 

「・・・っ」

 

「戸倉・・・?」

 

2人のファイトを見てミサキは何とも言えないような悲しそうな表情をしていた。それに気づいたカズヤはどうしたことかと思った。

 

「スタンド&ドロー。ドラゴニック・オーバーロードのカウンターブラスト(3)。オーバーロードにパワープラス5000。リアガードのアタックがヒットした時、スタンドする」

 

R オーバーロード R

R   エルモ   R

 

「エルモのブースト、ドラゴニック・オーバーロードでバーサーク・ドラゴンを攻撃!」

 

「(ここで手札を使って守るのは愚策の策・・・ならばやることはただ1つ!)

ノーガードです」

 

「チェック・ザ・ドライブトリガー『ガトリングクロー・ドラゴン(引)』ゲット、ドロートリガー。オーバーロードにパワープラス5000。1枚ドロー」

 

オーバーロードはバーサークに剣を振るい、斬撃を与える。バーサークは苦痛と共に消えていった。

 

「アタックがヒットしたため、オーバーロードはスタンド。オーバーロードでボイドマスターを攻撃!」

 

「ノーガード」

 

「チェック・ザ・ドライブトリガー『ドラゴニック・オーバーロード』」

 

オーバーロードは追撃として、ボイドマスターに狙いを定めて剣を振るった。ボイドマスターは剣に直撃し、煙となって消えていった。

 

「アタックがヒット。オーバーロードはスタンド。オーバーロードでブレイジングフレアに攻撃!」

 

「(守るタイミングはここです!)

槍の化身ター、忍獣チガスミでガード!」

 

「チェック・ザ・ドライブトリガー『ドラゴンモンクゲンジョウ(治)』ゲット、ヒールトリガー。オーバーロードにパワープラス5000だ」

 

「・・・っ!ダメージトリガーチェック『忍竜ボイドマスター』くっ・・・」

 

オーバーロードは口から最大火力の黙示録の炎をブレイジングフレアに向けて放った。そこに槍の化身ターとチガスミが守りに入ったが、その炎にさすすべなく包まれ、ブレイジングフレアはガーディアンたちと共に黙示録の炎に包まれていった。

 

「ジ・エンドだ」

 

PW22000➡PW9000

PW21000➡PW9000

PW21000(+5000)➡PW10000+SH15000=25000

 

櫂のダメージ4枚  リンのダメージ6枚  勝者櫂

 

「カードキャピタルショップ大会!優勝は櫂トシキ君!!」

 

『おおおお!!』

 

「くっ・・・参りました・・・」

 

ショップ大会の優勝者が櫂に決まり、一同は歓声を広げていた。リンはまた櫂を超えられなかったことに悔しさを抱いていた。

 

「・・・櫂先輩、次にファイトする時こそ、必ず超えてやりますよ」

 

「・・・ふん。せいぜい精進するんだな」

 

パチパチパチパチッ

 

櫂とリンの白熱したファイトに観客は拍手を送り、2人を称賛している。

 

「・・・はい、はいはいはい!」

 

そこでシンがストップの合図をかけ、拍手を止ませる。

 

「さあ、ショップ大会優勝者が決まったわけですが、ここで3回戦敗退者に朗報です!今より、抽選会を行います!」

 

『抽選会?』

 

「Aブロック代表、先導アイチ君、Dブロック代表、秋田ソウジ君、Eブロック代表、橘カズヤ君、Gブロック代表、伊藤ケンタ君、前にどうぞ~」

 

「は、はい!」

 

「抽選会って、何すんすか、店長?」

 

「それは・・・これです!」

 

3回戦で敗北したメンバーは前に出て、シンは棒の入った箱を取り出す。またもやくじのようだ。

 

「棒の先端に赤い印があれば、その人は当たりですよー。あたりの数は2つです。さあ、どれか1つを選んで、合図で引いてくださいね」

 

「いったい何だってんだよ・・・」

 

抽選に選ばれた4人は訳も分からないまま、くじの棒を持った。

 

「持ちましたね?それでは、一斉にどうぞ!」

 

シンの合図で4人はくじを引いた。

 

「あ・・・赤・・・当たりだ・・・」

 

「俺も当たりだ」

 

「うわっ、カズヤとアイチが当たりってことは、俺らはハズレかよ」

 

当たりを引いたのはアイチとカズヤに決まったようだ。

 

「で、これが何だってんだよ、シンさん」

 

「それを説明するために、皆さんに重要な発表をします!」

 

『??』

 

シンの重要な発表と聞いて、何事かと思う一同。

 

「今回の大会では、優勝者が櫂トシキ君、準優勝者が日下部リンさん、ベスト4が葛木カムイ君と戸倉ミサキさん、そして抽選に選ばれた先導アイチ君、橘カズヤ君ですが、以上の6名は、これ・・・」

 

シンは1枚の小さいポスターを取り出し、その内容を一同に見せる。そこには、ヴァンガードのチャンピオンシップのお知らせがあった。

 

「本当はもっと大きいポスターがあったんだけど・・・店長代理が破っちゃって・・・」

 

「にゃ?」

 

「おお!!」

 

「すっげぇ!!」

 

「すっごい運良かったじゃん、アイチ!」

 

「えっ?何?」

 

シンが見せたポスターに後江中学生3人組は興奮したような表情になる。その様子にアイチは何事かと思う。

 

「ワーオ!ファンタスティック!戸倉ミサキ、チャンピオンシップですよ!ビッグな大会でーす!!」

 

「それに選ばれた君たちはとっても偉大だよ」

 

「「えっ・・・?」」

 

マークと雷門が詳細を説明されてもピンとこないカズヤとミサキ。

 

「このチャンピオンシップこそ、日本最大のヴァンガード大会!その大会に、カードキャピタル代表として、参加していただきます!!」

 

そう、シンの言う重要な発表とは、そのチャンピオンシップに出場する権利のことを言っていたのだ。

 

「まず地区大会に出場し、そしてそれに勝ち抜くと、次の全国大会で各地からの強豪と決戦!そこで優勝するチームこそ、まさにベスト・オブ・ファイターズ!なお、1チーム4人制なので、2名は補欠ですが・・・それでも、栄えあるこの大会に参加できる名誉を得たのです。皆さん、この6名に、盛大な拍手を!」

 

パチパチパチパチ

 

ヴァンガードチャンピオンシップに出場することに決まった6名に一同は盛大な拍手を送っている。

 

「アイチお義兄さん!喜んでください!憧れの、チャンピオンシップですよ!俺とお義兄さんの晴れ舞台デビュー!」

 

「まぁ、つっても俺らは抽選だから、補欠は必然に決まってるんだろうけどな・・・」

 

チャンピオンシップの出場に選ばれたカムイは相当喜びに満ちていた。

 

「よーし!待ってやがれ、日本中のツアー者たちよ!!」

 

「「ツアー者?」」

 

「「強者だって」」

 

カムイの言い間違いに首を傾げるアイチと森川。そして言い間違いを訂正する井崎とメグミ。

 

「エミさん!見ててください!」

 

「え?」

 

「今度こそ、地区大会で優勝して、全国大会制覇して、そして・・・あなたと・・・け、け、けっこ・・・///」

 

カムイはエミにプロポーズに近い言葉を言おうとしているが、やっぱり緊張して中々言い出せないでいた。それでもやる気は出している。

 

(俺たちが・・・こんな強い奴らと肩を並べて、チャンピオンシップに⁉)

 

カズヤは補欠だとわかりきってることとはいえ、ベスト4のメンバーと地区大会に出る権利を得たことに戸惑いを隠せないでいた。それはアイチも同じ心情であった。

 

to be continued…




アイチ「ヴァンガードの地区大会に行ける・・・」

シン「ええ。優勝した櫂君、準優勝した日下部さん、ベスト4のカムイ君とミサキ、そしてアイチ君とカズヤ君だね。期待してますよ」

カズヤ「おう!」

シン「地区大会までちょっと時間ありますからね、精進してください」

カズヤ「おう!強くなるにはどうするか考えようぜ、アイチ!」

アイチ「はい!」

RIDE20「不死の恐怖!グランブルーデッキ」

アイチ「この人、本当に強い!」

カズヤ「つか・・・男前だな」

シン「ほ~、他のショップに・・・イメージは武者修行ですから・・・他のショップにねぇ・・・(泣)」

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