転生した世界はTOV   作:龍神とブロフラ

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この小説にはアーーッ♂な人が出てきます。ご注意ください


騎士団のお付き合い

鶏がコケコッコーと鳴く前にヒリスは朝早くから起きると手早く料理を作り始めた、この容姿でも料理は誰もが上手いと口ずさむほどなのだが食べたことがないと言うのが現状。

 

しかし、ヘルメスが居るのでヒリスはヘルメスに自分の朝御飯も兼ねて料理をしている、ヒリスの能力であるあらゆる物を断ち切る能力を使うと切れにくい動物の肉でも簡単に切れるのでヒリス自身は大いに助かっている

 

材料はゼウスが帰るときに食材などを渡してくれていたものを使っている、料理事態はテレビで料理番組をしていたときにその料理方法を見て作ったり作ったりしていなかったり…だが先程も言った通り料理の腕前はプロ顔負けの旨さである

 

実は実はの話でヒリスは今日初めて人に料理をつくるのだ、もし美味しくなかったら等考えずに楽しそうにハミングを口ずさみながら料理をしている

 

するとヘルメスがいきなりガバッと起きて目を擦り始めた、何とも眠そうである…

 

ヘルメス「んん…?あぁ、ヒリスおはよう…」

 

ヒリス「おはようヘルメス」

 

ヘルメス「……!?何だその格好は!?」

 

先程まで眠そうにしていたヘルメスとは違い赤面となった完璧に目覚めたヘルメスになった

 

それもその筈、ヒリスは先程から純白のエプロン姿で料理していたのだ。何の恥じらいもなく着こなしているからか全く違和感がない

 

ヘルメス「ど、どうしてそんな格好をしてるんだ?」

 

ヘルメスが少し興奮気味になっているが決してヒリスに変な感情を覚えているからではない、ただ純粋に聞いているだけだ。

 

ヒリス「料理するときは必ずエプロン着なさいってゼウスさんから言われたから着てみたんだ~」

 

やはり本人は恥じらいの感情が無いらしい、可愛らしい笑顔を見せて料理をしている、今フライパンで生卵をひっくり返している

 

ヒリスは生卵がふんわりとしていることを箸で刺して確認すると少し赤みを帯びたお米とお肉の上に乗せた、先程からヒリスはオムライスを作っていたのだ

 

ヘルメス「お、お前なぁ…何でこんなに料理上手いんだよ…?」

 

料理も家事も駄目なヘルメスは何がなんやらさっぱりなのだ…多分ヘルメスの作った料理食べたら死ぬんじゃないかな(切実)

 

ヒリス「はい、ヘルメス朝御飯♪」

 

小さい体だが腕力は相当あるらしい、8歳と言えばまだ小学三年生ぐらいだろうか?だがヒリスは大人と同じ程力がある、この前の戦いだって怒りと悲しみに満ちた攻撃を受けていたがあの時ヘルメスは正直死ぬかと思っていたらしい

 

ヘルメス「…美味しい!」

 

ヒリス「本当!やった!」

 

多分ヒリスが犬だったら今頃尻尾を振っているだろう

 

ヘルメス「ヒリスも食べろよ、自分が作ったんだから美味しい筈だぞ」

 

ヘルメスはまるでこの前の夢に出てきた弟のようにヒリスに優しく言った

 

ヒリス「うん、美味しい!」

 

その後も二人は朝っぱらから仲睦まじく食事を取った

 

ちょうど食べ終わり片付けをしているときにある人が訪ねてきた

 

ナイレン「邪魔するぞ~「あ、ナイレンさん。おはようございます」……ヘルメスお前そんな趣味が…」

 

ナイレンはヘルメスに少し引き気味な顔をした、だが口元には笑みがある。多分分かっている筈だが…

 

ヘルメス「違うからな?あのゼウスがやった所業だからな?俺がやれと言ってはないからな!!?」

 

ナイレン「分かってる分かってるから、そんなに必死になるな。」

 

ヘルメス「と言うより、ヒリスはその格好をして何か違和感か何か無いのか?」

 

ヒリス「無いよ?」

 

安定の即答と来てヘルメスは返す言葉もないらしい

 

ナイレン「ハハハ!…おっと、用件を忘れるところだった!これから探索に行くんだがお前たちも付いてこないか?」

 

ヒリス「行く行く!」

 

ヘルメス「ヒリスが何処かに行くとこっちも困るし、俺も行くか。ナイレン何か必要なものは?」

 

ナイレン「んー、そうだなぁ…握り飯でも持ってりゃ何かあったとき困りゃしねぇぜ?」

 

ヒリス「なら今作ってるから待ってて!」

 

ヒリスは子供のように奥の台所に入り握り飯を作りに行った

 

ヘルメス「ヒリスが何だか昔の弟に見えてきた…確か弟も……」

 

ナイレン「お前弟が居たのか?「あぁ、だが俺の家族と一緒に殺されたよ。俺は家族のためにこの世界を悪を…生きると言う名の悪を破滅させたかった…」俗に言う厨二病か?」

 

ヘルメス「違う!俺の心の意のままに喋ったまでだ!!決して俺が痛い奴と言うわけではない!」

 

ナイレン「ハッハッハ!!お前は面白いなぁ…ひぃ…」お腹抱えて笑ってる

 

ヘルメス「ーーーーっ////」

 

最早涙目のヘルメス、こうして顔を真っ赤にして泣きそうになっている顔は今後あまり見られない、と言うか見せたくはないらしい

 

ナイレン「…………いや、すまん。そこまでなるとは思わんかった、確かに俺がちょっと馬鹿にしたぞ?あぁ…本当にすまん……」

 

ヒリス「出来たよー!……?ヘルメス泣いてるの?」

 

ヘルメス「泣いてない…」

 

ヒリス「本当?「本当…!」うーん…ヘルメス!!!!」

 

ヘルメス「ぎゃいっ!?」

 

いきなりヒリスに耳元で大声を出され、長所であり短所である耳の良さがここで仇となった。ヘルメスの耳はエルフ耳、何故か人一倍音を聞くことができる。まあ、つまりだ、小さい声でも聞こえる、だがその代わりに大きい音には滅法弱い…蚊を潰すときでも大きい音が嫌で耳栓をしてから潰すらしい、後余談だが大きい音を出されたヘルメスは借りてきた猫のように大人しくなったり、体がビクビクし始めたり、いきなり野生になったりして威嚇をし始めるのだが…今回は……

 

ヘルメス「フーフー!」シャーッ!

 

野生になった

 

ナイレン「ど、どうするんだ?集合時間まで後少しだぞ…」

 

ヒリス「ヘルメスヘルメス、このお肉が欲しいなら付いてくる!」

 

ヘルメス「ハッハッハ……」

 

暫くは何時ものヘルメスではない、ただの獣になります…軽い多重人格だ

 

そんなこんながありましてナイレン率いる騎士団が探索にヒリス達を連れていくことに

 

一方のヘルメス、平常な状態に戻りながらも骨付き肉をまだ貪っている。まるでつ〇のひと言うホラーゲームのお父さんが近くに居るように皆が少し距離を取っている

 

ヒリスはヒスカとその姉であるシャスティルの間に挟まれている、たまに頭を撫でられてニコニコしている(可愛い)

 

ナイレン「やっぱりちとエアルが濃いな…」

 

ヘルメス「この緑色の光がか?」

 

ナイレン「おいおい、あんまり触るなよ?後吸うなよ?」

 

フレン「ちょちょちょっと!?思い切り吸い込んだけどヒリス大丈夫かい!?」

 

ナイレン「間に合わなかったか…」

 

ヒリス「うん、平気。寧ろ元気になった!」

 

騎士団が一気に目を点にした、本来エアルは吸い込んだりすると害がある…普通ならその場に居るだけでも害あるものだが、推測だが騎士団たちはヒリスが

逆に平気ということが意外だったのだろう

 

ヘルメス「…しかし、エアルがここまで濃くなっていると危険地帯ということか」

 

ヒリスの安否を確認したヘルメスは何事もなかったかのように振る舞い始めた

 

ナイレン「分かるのか?「話を聞いてればどれだけ危ないものなのかは分かる、だが何故エアルをそのままにしている?」エアルも使い方次第なんだよ、俺の付けている魔導器(ブラスティア)にも色々種類があってな。俺の魔導器は武醒魔導器(ボーディブラスティア)という物だ、魔導器はエアルを吸収して発動できる。だからこそ完全に消すことも出来ないのさ。」

 

ヘルメス「成程メリットとデメリットが両立しているわけか…だが機械ばかりに頼っていると自分達が動かなくなる、機械だけに頼りすぎてしまう…つまり俺たち人間よりも機械の方がこの世界を納めても可笑しくはない。今の内に対策を考えた方がいいだろう」

 

するとナイレンはまた豪快に笑い始めた、何がおかしい?

 

ナイレン「いやな、やっぱりお前はそういうと思ったんだよ。やっぱり他の奴の言葉の方が痛感するよ」

 

しかしナイレンがまた笑いながら歩いていたのでヘルメスも笑ってしまった。だが二人にとっては笑えない話になってしまう

 

ヒリス「あ!?ヘルメス前!?前!?」

 

ヘルメスが初めて怯え始めた、そして絶望に涙すら流している…前を見るとそこには目の前には男がいた

 

 

………やらないか♂

 

ヘルメス「止めろ!俺はピーーだ!近づくんじゃない!」

 

ヒリス「だから前見ないとぶつかるって…あれ?ヘルメスそんなに慌ててどうしたの?」

 

ユーリ「隊長、そいつヘルメスと隊長のこと涎滴ながら見てるけど知り合いか何か?」

 

ナイレン「あぁ、言えることはただひとつだ。俺の生涯には一片の悔いはなかった!」

 

二人はその後偶然あった公園のトイレにホイホイされました。実はこれは七不思議の一つで男がここに迷い混むと違うウホッ良い男という台詞を言いながら近づいてくる阿部という者が居る!という信用されてもいなかった噂話がこれで本当の物だと分かり男たちは入らなかったという。

 

後の二人は帰ってきた後肛門裂傷で医者に救ってもらったらしいが、二人は医者も阿部という人物にももう近づきたくないと言ったそうな

 

医者は髪がピンク色の人で赤い服を着ている婦長さんだったらしいが、話そうと試みても何一つ返事ができていない、貴方が死んでもこの傷は治すと最早無茶苦茶だったらしい、その後にその婦長さんを口説こうとした人は腕を掴まれてー、骨が折れてー、治療開始!という事になっていたらしく、あの婦長ただ者ではない

 

だがあの婦長さんのお陰で助かったと皆が言う、深く傷を負ってもその傷も他の傷も全て治療してくれたことから下町の天使という名前が付けられている、しかし、皆が疑問に思うのはその婦長さんの名前が誰なのか誰一人として知らない。これも一応七不思議の一つになってしまっている

 

そういえば二人はどうやって帰ってきたかと言うとヒリスがわざわざ二人を担いでくれていたらしい、その代わり二人の足が少しだけ汚れてしまっている。置いていかれるよりかはマシだろうというのは騎士団の意見

 

途中で魔物に襲いかかられたがヒリスが見事に二人を上に投げ、その十秒間の間で魔物達を拳で全て倒し、降りてくる二人を少しジャンプしてからキャッチして皆に帰ろ!と元気に言ったのでユーリとフレン以外は唖然としていた

 

 

 

そしてその次の日もナイレン率いる騎士団と遠征に行った、今回は婦長さんも来てくれた。今日は患者が出てしまうかもしれないから怖いのだが付いて来てくれとナイレン直々に頼んだ結果、笑顔ではいと了承してくれた

 

ヒリスは婦長さんと手を繋いで歩く、今回は婦長さんがヒリスの保護者役だ。ヘルメスはどうしたのかと言うと…

 

ヘルメス「…………どこからでも来い、撃ち殺す」

 

最早獣の目をして辺りを警戒している、昨日のことが余程堪えてしまったに違いない…ナイレンはヘルメスとは違ってそこら辺りをまじまじと見ている、その視線にはエアルが一番多かった。やはり、気になるのか?

 

だが今回の魔物たちは何故か襲っては来なかった、いや、先ず居なかった。

 

…まあ、この後に色んな敵に襲われてしまったのだが。婦長さんの射撃スキルが高すぎて大半は婦長さんが倒していた、もう半分?ヒリスがやってくれました。

 

何だろう、もうこいつらに任せた方が良いんじゃないかな。

 

ヒリスには弱点という弱点がないのでは?とフレンが言ったが、ユーリは弱点はある筈だが、ただ俺たちが見てないときにしか無いものかもしれない。と言ったのを聞いて他の団員たちもワイワイガヤガヤし始めた。

 

ヘルメスがこう言った。お前は何が苦手なんだ?と、言ったところヒリスは分からないと自分で言ってしまった……本人でも分からない弱点とはこれいかに…

 

とりあえず敵を殲滅した訳だが、婦長さんは銃の装填にエアルを掴んで直接入れ込んでいた…普通なら触った瞬間電撃が走り死にます。

 

 

 

 

 

冗談です、濃くない限りは触っても害はありません。濃かった場合?SANS値が…じゃなかった、SAN値が零に等しくなって…最終的に暴走します。

 

うん、この形に近いということであって実際には暴れるだけです。

 

婦長さんはそうですね。えっと…治療力ぅ…ですかね?あの人患者を救うためなら殺してでも治しますので…やっぱりクリミアのt、おっと誰か来たようだ。

 

その後、作者の行方を知るものは居ない。

 

 

 

ヘルメス「…誰か死んだような気がするのだが?」

 

フレン「えっと…誰も死んでないと思うよ。」

 

ナイレン「あぁ、惜しい奴を無くした気分は湧いてくるんだが…」

 

ヒリス「?」

 

するとヒリスが足を止めた、どうやら何か気がかりなことがあるらしい

 

ヘルメス「ヒリス、どうした?「ヘルメス、ここ…何か変。」この土が…?……確かに変だな、土にしては…足を取られやすいな……ちょっと下がってろ。」

 

するとヘルメスは土に手を置くといきなり土の中に腕を突き入れた、普通ならこんなに土は密度が低くはない、ならば何故か?

 

ヘルメス「……ビンゴ、やはり骨か…それも人骨と来た。」

 

一瞬にして空気が凍った、こんな変鉄もない森に人骨が埋められていたのだ。

 

ヒリス「…!ヘルメス!その骨を置いて早く此方に来て!」

 

ヒリスはいきなりヘルメスにそう言われたのでヘルメスは慌ててその骨を置き、ヒリスの元に掛けた

 

その直後に骨が動き始めた、有り得ない光景を見て騎士団は怯んだ

 

ナイレン「ど、どういうことだ!?何故骨が動き出している!?」

 

人骨「ガラガラガラガラ…ガガ…」

 

人骨は段々距離を積めてくる…さぁ、ヒリス達はどう立ち向かうのか?

 

次回は…突如動き出した人骨の謎を解明していく。




メカ龍『犠牲者?居なかった気がするがな…とりあえず次回もお楽しみに~』

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