転生した世界はTOV   作:龍神とブロフラ

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メカ龍「色々名前結構考えましたよ…でも良いの無いねぇー」


第一章、騎士
悲劇からの転生


主人公「これください」

 

売人「はいよ、毎度あり!」

 

主人公「ありがとうございます、また来ますね」

 

この主人公がこの後死んでしまうなど誰も思っても見なかった

 

 

主人公「今日のご飯は何にしようかなー」

 

そろそろこの子の名前についても教えよう、彼の名前は大谷蓮司

 

産まれた時から両親をなくしている、親戚が引き取ったのだが…その親戚も何故か死んでしまったらしい

 

彼に関わると死んでしまうと思い込んだ人間たちは蓮司を遠ざけ、蓮司に二つ名を与えた

 

その名前は『死神』

 

蓮司はその名前を気にし、買い物に行くのに近くにある店ではなく、まだ噂も何もされていない地域に行っては買い、知られては近寄らなくなった

 

そんな蓮司に死が与えられたのだ

 

 

 

それは冬の季節、年も明けた日…その日に蓮司に悲劇が起こったのだ

 

蓮司「年明けたちゃったな…何をしようかな…」

 

この頃の蓮司は8歳だった、しかし親も親戚も無くしたので自分で家事ができる

 

蓮司「外に行こうか…」

 

その日は雪が積もっていた、昨日から大雪が降りまだまだ残っていると言う感じだ、しかし蓮司は雪が好きで雪が降ればおおはしゃぎする…その姿は死神と言う人間たちからしてもただの子供だ

 

だが蓮司は此処で死を遂げる

 

蓮司「雪いっぱいだぁー♪」

 

その時…

 

キュルルルッ!ズドンっ!!

 

………蓮司は、暴走車によって轢かれて死んでしまった

 

そこには死んでいるはずなのに笑って自分の血のついた雪を抱えていたらしい

 

しかし実はこの話、この世界にまだ物語が続いてる

 

それは轢いた男は刑務所に入ったが頭が潰れ、体は何者かに切り裂かれたような傷で不明の死を遂げたらしい

 

そして蓮司は今…

 

 

 

蓮司「………ぅ、此処は……」

 

?「気がついたか?」

 

蓮司「おじちゃん誰?」

 

神「儂は神じゃよ、蓮司君」

 

蓮司「神様ってやっぱりいるんだ!」

 

神「やはり若いだけあって君は疑わないから助かる、さて君を此処に連れてきたのは他でもない転生のことじゃ」

 

神は髭を擦りながら言っている

 

蓮司「転生…?」

 

神「やはり分からぬよな、しょうがないのじゃよ…お主はまだ子供なのじゃから…それでは儂が教えよう、転生とは…」

 

すると「死んだ人が違う世界で生き返るということ」と、女の声が小さい部屋に響いた

 

神「やれやれ、ゼウス…儂には説明させてくれんのかの?」

 

ゼウス「これは本来私の仕事だ、お前はやらなくて良い」

 

神「仕方ないのう、蓮司やこのお姉さんに色んなことを教えてもらうと良い…」

 

神はゼウスに任せて自分は何処かに行ってしまった

 

ゼウス「さて…お前にはテイルズ·オブ·ヴェスペリアという世界に行ってもらう」

 

蓮司「お姉さん、それってどんな世界なの?」

 

ゼウス「おねっ……////う、うぅん!魔物という恐ろしい奴が居るところでもあり、ギルド、帝国、他様々なお前の見たことの無い世界だ」

 

蓮司「僕また死ぬの?」

 

ゼウス「うっ……つ、次は不老不死だから死なない!(ヤバい、可愛い…)」

 

蓮司「死なない?」

 

ゼウス「うむ、死なない」

 

蓮司「それなら安心だね!」

 

ゼウス「そうだな」

 

ジー………

 

ゼウス「何をそんなにジロジロ見ている…」

 

蓮司「あの…僕そっちの世界でやっていけるんでしょうか……だって僕は死神って言われてたし…」

 

ゼウス「はぁ…過去のことはあまり気にするな、今から行くのはお前が転生した世界なんだ、人生をもう一度やれるんだからできなかったことをすれば良い」

 

蓮司「なら僕はお友達を作りたい!」

 

………………………

 

ゼウス「友達か、それなら何時でも作れるだろう…仇となるときもあるだろうが、物は試しだ!行ってこい!」

 

蓮司「色々ありがとうございました!また会えたら良いですね!」

 

ゼウス「勘弁してくれ…私は仕事が山積みなんだからな」

 

そういいながらもゼウスは笑みを浮かべていた、もう友達というものは出来ているような気もする

 

蓮司「行ってきまーす!」

 

 

神「ほほほ、若いのは良いことじゃな」

 

ゼウス「そう、だな…」

 

 

 

 

 

蓮司「此処何処なのかな…」

 

そこにはお馴染みの木、木、このー木、何の木、分からん木

 

蓮司「こんなに自然に囲まれたことなんて初めて!」

 

だが浮かれている内に草むらが動いていることに気づいた

 

現れたのは…

 

?「き、君は?こんなところに居ては危ないよ」

 

金髪の格好いいお兄さん!

 

蓮司「此処、危ないの?」

 

?「そうだよ、此処には魔物が多いからね」

 

蓮司「僕何処に行けば良いの?」

 

?「うーん…しょうがないし僕と一緒に来てくれるかい?」

 

蓮司「知らない人に付いていっちゃ駄目って言われてたんだった…」スッ

 

フレン「なら僕の名前を知っていれば良いんじゃないかな、僕の名前はフレン君の名前も教えてくれるかな」

 

そんなときふとゼウスの声が聞こえてきた

 

ゼウス『貴方の新しい名前決めておいたわ、この世界ではヒリス·ノーウェンという名前を使いなさい』

 

ヒリス「僕はヒリス·ノーウェン」

 

フレン「ヒリスか、ならヒリス君危ないから避難しようね」

 

ヒリス「分かったよ、フレンお兄ちゃん!」

 

フレン「フレンで良いよ、お兄ちゃんと言うのは何だかむず痒いと言うか…誤解されそうだからね」

 

少年移動中

 

フレン「ヒリス、隠れて…」

 

ヒリスは応じてフレンの背中に隠れた

 

そこには大きな蟹?のようなものと狼のようなものがいた

 

ヒリス「魔物…?」

 

フレン「魔物を見るのは初めてかい?」

 

ヒリス「うん」

 

未知の生物…それが興味をそそらせる

 

もっと間近で…見たくなる欲求をヒリスは必死に抑えた

 

だが運が悪く見つかってしまった、ヒリスはそこにあった剣を持った

 

フレン「逃げるよ!早くしないと!」

 

グギャァァッ!!

 

突如魔物が倒れた、いや正確には死んだ

 

?「フレン、子供のお守りか?」

 

先程魔物を倒したのはこの人だ、黒く長い髪が風で揺れているため女の人にも見えたが声質的には男の人だった

 

フレン「まあそうなるかな、僕はこの子を避難させていただけだし」

 

?「へぇー、それより囲まれてるぜ?」

 

フレン「そうみたいだね…ユーリ」

 

ヒリスは剣を構えているのは良いが足がガタガタなので魔物から嘲られている

 

ユーリ「おい、坊主!死にたくなかったら俺等に任せて行け!」

 

ヒリス「でも……いや、僕は二人を守るんだ…!不老不死なら…死なないなら…何度だってやれる!!」

 

フレン「ひ、ヒリス!?」

 

フレンが気付いたときには遅かった、ヒリスは既に敵に向かっていた

 

ヒリス「覇月!」

 

戦ったこともない、だが…体が勝手に動く

 

ユーリ「ひゅー、子供の癖にやるじゃねぇか!俺も負けてらんねぇな!」

 

フレン「ちょ!ユーリまで!?」

 

ヒリス「大地…」

 

ヒリスが剣を地面に突き刺すと術式のようなものが完成していた、ユーリは慌てて戻った

 

ヒリス「崩壊剣!!」

 

鋭い光に見舞われユーリとフレンは目を閉じた、次に開けるときにはヒリスと剣だけが残っていた

 

ユーリ「ヒリス!」

 

ヒリス「僕…何してたの?」

 

フレン「ヒリス…君はさっき魔物をニ撃だけで体もろとも消し去ったんだ」

 

ユーリ「お前本当に人間なのか?」

 

ヒリス「僕は…絶対に死なないから…」

 

フレン「死なない…不死…何だよね…?」

 

ヒリス「不老不死…これ以上年もとらないし死にもしないの」

 

ユーリ「はぁ…こりゃ厄介なもんがいたな……けど俺とフレンはお前に助けてもらったんだありがとうな」ナデナデ

 

ユーリの手がヒリスの頭を撫でる、久々に頭を撫でてもらった

 

ヒリス「…………♪」ニコニコ

 

 

プロローグはこれで終了、これから本気でやりますよ?




メカ龍「ヒリスがこれからどんな心境になるのか…」

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