魔女の贈り物 リプレイ   作:蛮族

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そろそろ事態が動き始めます。
そして何故か注釈の数も増えています。


魔女の贈り物 1回目 警察パート

 

場面は変わり、警察署 

 

KP雪面兎:相談窓口とでも言えばいいのでしょうか

KP雪面兎:そこまで来ますね

 

蘭堂 豪:ん~

蘭堂 豪:来歴的に、知人とか勤めている可能性とかないですかね

蘭堂 豪:まあ、警察所属はごくごく短い間だったとおもいますが(※1)

 

KP雪面兎:居てもいいですね

KP雪面兎:元上司の刑事さんがいるとしましょう

KP雪面兎:まあ、皆さんもBARで逢ったことはあると思います

 

蘭堂 豪:では、個人的にその人に接触を持ってみましょう

モーガン・田中:付いて行きます

蘭堂 豪:「経歴というのも役に立つものだな」

 

 流れるように探索者の設定からコネクションが生まれた瞬間であった。

 探索者の背景設定をきちんと作っておくと、このような時に利用できるので便利である。まあ、背景設定をKPに利用されて窮地におちいることもままあるのであるが。

 

KP雪面兎:なら警察署に行ったところで

 

警察:「・・・」

警察:「蘭堂、どうしたこんなところで」

 

KP雪面兎:元上司の刑事さんです

 

蘭堂 豪:「ご無沙汰しています」

 

KP雪面兎:名前は白井練

KP雪面兎:巧の弟だったりします

 

砂野 夕香:練さん上司かぁ...

 

KP雪面兎:巧も練も私の探索者です

 

警察:「元気そう、とは言い切れないか」モーガンさんを一瞥して

 

モーガン・田中:「どうも 白井さん お久しぶりですモーガンです」にこにこ

 

警察:「BARでゆっくりしたいところだけど」

警察:「別の場所が良さそうだね」

 

砂野 夕香:「ご無沙汰してます」

 

蘭堂 豪:「用件、わかってるんじゃないですかね?」(と肩をすくめる)

蘭堂 豪:誘拐事件、そして感染症についてほのめかします

 

警察:「まあ、わかっているさ」

警察:「少し歩こうか」

 

KP雪面兎:そう言って人気の少ない公園に向かう

 

モーガン・田中:「そうですね......」

 

蘭堂 豪:おとなしくついていきましょうか。

 

 KP雪面兎:練は練だけど今回”は”ただの刑事です。いいね、ラルさん

 砂野 夕香:ハイ

 見学:(((((( ;゜Д゜)))))ガクガクブルブル

 砂野 夕香:ヒエエエエエ

 見学:そっと見守っておこう…

 

 以前のセッションで何かあったのか、見学者まで巻き込んでKPと砂野の間に謎のやりとりがあった。

 が、聞けずじまいだったので何があったのかは永遠の謎である。

 

 KP雪面兎:この刑事さん、神話生物絶対殺すマンなので・・・

 などという不穏な言葉もあったので、SDK(※2)の同類なのだろうか。

 

KP雪面兎:では公園(※3)に着いたところで

 

警察:「なんでこの件に顔を突っ込んでるのかはこの際聞かないでおこう」

警察:「どこまで知ってる?」

KP雪面兎:腰かけて聞く姿勢になる

 

蘭堂 豪:「感染症についてと、患者のなかに失踪した人間が出ていることまでかな」

蘭堂 豪:とまあ、特に隠さず話そうかと。お二人もよろしいですかね?

 

モーガン・田中:いいですよ^^

 

警察:「なるほどね」

 

砂野 夕香:「・・・えっと」

砂野 夕香:「症状とは関係ないかもしれませんが...失踪について」

 

警察:「警察の捜査を話すべきではないけれど」

 

モーガン・田中:「私も腰掛けさせてもらおうか...」といって座る

 

警察:「正直なところ手一杯だからね、こっちもわかってることを話そうか」

 

蘭堂 豪:「・・・」(黙ってメモをとる用意をする

 

砂野 夕香:「少し知り合いのつてを借りてとあるお子さんの家にお邪魔したのですが...その時にこれを」羽を見せるよー

 

警察:「警察の調べた限りだと、失踪者に共通するのが」

警察:「感染症で倒れている人だった」

警察:「一人の例外も無くね」

 

蘭堂 豪:「意識不明ということですかね?」

 

警察:「それで、彼らの部屋には。君が持っている羽根が落ちてた」

警察:「意識不明とまではいかないけど、熱にうなされたまま寝込んでるかな」

 

砂野 夕香:「・・・鴉の羽ですよね、これ」

 

警察:「うん、鴉の羽根」

警察:「やたら大きな羽だよね」

 

蘭堂 豪:「冗談みたいな大きさだ、こんなの目撃者がいてよさそうなものだが」

 

砂野 夕香:「こんな大きな個体...そんなものが居るのですか」

 

警察:「いたらそれこそ事件だろうね」

 

砂野 夕香:「白いものとなると流石に有名になりそうですが」

砂野 夕香:「・・・そうですか」

 

警察:「目撃者は不思議なことにいない」

警察:「鴉だし飛んでいったなんて考えてるくらい」

 

蘭堂 豪:「病院の患者から、失踪者はでてきてないのか?」

 

警察:「病院の患者の方は出ていないみたい」

 

蘭堂 豪:もしくは、何かするのでしょうか

 

砂野 夕香:「当時、窓は閉めていたと親御さんは仰っていましたが...」

 

警察:「多分、民家と違って入り込めないからじゃないかとは思うよ」

 

砂野 夕香:「・・・開けるような知能や力まで有るのですかね」

砂野 夕香:(閉めてたよね・・・?

 

警察:「本人じゃないからわからないな」苦笑

KP雪面兎:閉めてたよ

 

モーガン・田中:「そうですね.....無理に開けたような形跡はなかったよ...」

 

砂野 夕香:了解です

砂野 夕香:「・・・まあそうですよね...」

 

蘭堂 豪:「いや、そもそも

蘭堂 豪:「外からはひらかんだろう?」

 

警察:「鍵さえ開いてればどうとでもなるよ」

 

蘭堂 豪:「被害者が、自分で開けるしかないな」

蘭堂 豪:「で」と、頭をペンでかきながら「失踪j者の分布はどんなものなんですかね」

 

警察:「ランダム」

 

蘭堂 豪:まあ、ようは被害分布を

蘭堂 豪:oh

 

 失踪者の分布から範囲を絞ろうという目論見は一瞬でご破算になった。

 

蘭堂 豪:「ううん、埒が明かないな」

 

警察:「特徴あったらとっくに割り出してる」降参したように手をあげる

 

モーガン・田中:「謎は深まるばかり....ですか.......」肩をすくめる

 

蘭堂 豪:「まさか神父の家で張り込むわけにもいくまい。それでは死んでしまう。」

 

警察:「とりあえず感染してる人をマークするべきだろうけど」

 

蘭堂 豪:「最初に失踪した被害者についてはわかっているのか」

 

警察:「多すぎて手が回らない」

警察:「わかってはいるけど、特に特徴は無いよ」

 

砂野 夕香:「・・・この羽根については何か出ましたか?鴉の羽ということ以外で」

 

警察:「ドラマみたいに特徴だらけならいいのにね」

警察:「鑑識が調べてたけど特には無かったかな」

警察:「オカルトの話だったらお手上げだけどね」

 

砂野 夕香:「お手上げですね...」

 

蘭堂 豪:「逆に考えると、病院では失踪しないのはなぜなんだろうな」

蘭堂 豪:「夜になれば、病院とてそれほど人目はあるまい」

 

警察:「目撃されたくないからじゃないか?」

警察:「人数が多すぎるし」

 

蘭堂 豪:「それだ」

蘭堂 豪:「内容はオカルトなのに、まるで人間の犯行だよ」

 

モーガン・田中:「なら巧さんが今,失踪しても可笑しくない.......たくみさんが危ない....?!」

 

砂野 夕香:「・・・ペストに似ているといえば似ていますが...その方向から調べてみましょうか」

砂野 夕香:「・・・失踪に関してはからきし謎ですが」

 

蘭堂 豪:「感染経路となるような動物が、急に増えたという話は聞いたことがないきもするが・・・」

蘭堂 豪:と、ここ最近のニュースを思い出してみましょう

 

砂野 夕香:「病院に居れば失踪しないということで...先にそっちから調べたほうがいいかもしれませんね」

 

警察:「まあ、警察としてはおかしな内容で調べるわけにはいかないからね」

 

KP雪面兎:ニュースに関してですが

KP雪面兎:いたって平和なニュースが流れてましたね

KP雪面兎:感染に関係しそうなことは無かったなって思うでしょう

KP雪面兎:そしてモーガンさんですが

KP雪面兎:巧の家は人気が無く、攫うには好都合だと思うでしょうね

 

モーガン・田中:そうですよね...

モーガン・田中:「私はたくみさんの家を見張ってみたいと思います......」

 

蘭堂 豪:「監視カメラでも仕掛けておいて見るか?量販店でかえるとおもうが」

 

 暢気に話しているが、実際NPCが危ない。だが蘭堂は非常にも彼を餌に罠を張るつもりのようだ。

 

砂野 夕香:「人気のある場所に移動してもらうのがbestですが...」

 

蘭堂 豪:「その程度の出費は、まあ構わん。」

蘭堂 豪:「感染経路がはっきりしない以上、難しいかもな」

 

警察:「話が済んだなら僕は仕事に戻るよ」

 

蘭堂 豪:「ええ、手間を取らせました」

 

モーガン・田中:ちなみに,たくみさんのベッドルームには窓はありましたか?

 

警察:「人手不足には勝てないね」

 

KP雪面兎:ありましたね、窓

 

モーガン・田中:「ありがとう また一段落したら,飲みに来てくれよ」

 

蘭堂 豪:「何かわかったら連絡します」

 

警察:「了解した」

警察:「あまり深入りし過ぎるなよ」

KP雪面兎:軽く手を振って仕事に戻っていきました

 

蘭堂 豪:「モーガンさんが発症してるし、もうどっぷりさ」

蘭堂 豪:そういって苦笑しつつみおくります

 

砂野 夕香:「もうこの時点で手遅れかもしれませんね(苦笑」

 

モーガン・田中:「ベッドなんて懲り懲りだからね.....」

モーガン・田中:「まぁ,そう言うな...」(※4)

 

KP雪面兎:練と色々話して時刻は18時

 

蘭堂 豪:収穫はあまりなかったですね

蘭堂 豪:一度、教会へいってみますか?

 

砂野 夕香:ですね

 

モーガン・田中:そうしましょう

 

蘭堂 豪:正直、失踪した時刻について聞きそびれてました

 

砂野 夕香:(図書館に調べに行こうとして1つも技能ポイントないことに気付いた私だったりする

 

KP雪面兎:では巧の家でいいですか?

KP雪面兎:別のところなら宣言をいただければと思います

 

蘭堂 豪:そうですね、特に用意がなければ軽く食品などをコンビニで買って向かおうかと

 

KP雪面兎:構いませんよ

 

蘭堂 豪:お二人はそれでOKです?

 

モーガン・田中:私もコンビニで,スポーツ飲料とリポD(高いやつ)を3本づつ買います

 

KP雪面兎:購入できますね

 

砂野 夕香:自分もそうだな...軽いお水くらいで

 

モーガン・田中:はーい 持ち物追加します

 

KP雪面兎:どうぞ

 

 ここぞとばかりに食料と水などを買い漁る探索者達。このゲームでは所持金などは厳密に決まっていないので、よほど高価な買い物や状況的に不自然でない限り制限はかからないのである。

 

蘭堂 豪:まあ、それならてまとめて買ってきますか

蘭堂 豪:先にお二人を送ります

蘭堂 豪:その後かってこようかと

 

KP雪面兎:なるほど

 

蘭堂 豪:そのほうが時間のロスはないですし

 

KP雪面兎:では送ってきた時間

KP雪面兎:皆さま聞き耳をどうぞ

 

 買い物で時間が潰れては本末転倒、と先に見張りを立てようとするも、すでに遅かったようだ。

 

モーガン・田中:1d100<=(79) 聞き耳

Cthulhu : (1D100<=79) → 84 → 失敗

モーガン・田中:なんと!...

 

蘭堂 豪:1d100<=25 聞き耳  まずいな

Cthulhu : (1D100<=25) → 34 → 失敗

 

砂野 夕香:1d100<=75 目星

Cthulhu : (1D100<=75) → 6 → スペシャル

砂野 夕香:目星じゃないな

砂野 夕香:(同じ数値だけど

 

KP雪面兎:聞き耳も同数値だからいいよ

 

 二人失敗するも、砂野が会心の大成功。

 

KP雪面兎:では砂野さんは

KP雪面兎:バサバサという音が耳に届きました

KP雪面兎:Sだし巧の部屋の方からだとわかっていいでしょう

 

蘭堂 豪:すでに車を降りてますか?

 

砂野 夕香:うげ…

 

KP雪面兎:降りてていいですよ

 

砂野 夕香:「羽...巧さんの部屋から!」

 

蘭堂 豪:「なに・・!?」

蘭堂 豪:部屋の窓はここから見えますか?

 

KP雪面兎:ちょうど裏側ですね

KP雪面兎:なので見えません

 

モーガン・田中:「羽??.....まさか!?........たくみさん!!」

 

砂野 夕香:電話しながら走ります

 

蘭堂 豪:「白井さん!おい、白井さん!」と建物の裏手に回りこみます

 

砂野 夕香:(連絡...ツカナイダロウナァ

 

KP雪面兎:連絡はつきませんね

 

モーガン・田中:私も裏側へ走ります

 

蘭堂 豪:建物に入る人はいます?

 

砂野 夕香:「出ない...!」

砂野 夕香:裏までダッシュで

 

KP雪面兎:では裏出に回り込む形ですか

KP雪面兎:皆さん一緒に目星をどうぞ

 

モーガン・田中:1d100<=(32) 目星

Cthulhu : (1D100<=32) → 8 → 成功

 

蘭堂 豪:1d100<=65 目星

Cthulhu : (1D100<=65) → 74 → 失敗

 

砂野 夕香:1d100<=75 目星

Cthulhu : (1D100<=75) → 98 → 致命的失敗

砂野 夕香:ハイ

砂野 夕香:何時もどおり...

 

 先ほどの幸運で運を使い切ったのか、砂野は致命的失敗を出してしまう。

 

蘭堂 豪:クラクテナニモミエナイー(棒読み)

モーガン・田中:みえてしまった

蘭堂 豪:SAN値的には助かる

砂野 夕香:大事なところでFる人、私です

 

 「ああ……やっぱり」という探索者達が察する中、流れ始める、旧支配者達のキャロル(※5)。

 

KP雪面兎:では

KP雪面兎:モーガンさんは見ますね

KP雪面兎:夕陽を浴びながら飛び立っていく凶鳥の姿を

KP雪面兎:それは鴉の何十倍もの大きさをしている

KP雪面兎:ヒトガタだった

KP雪面兎:もしかしたら天使と呼称されるのかもしれない

KP雪面兎:けれど、巧を片手で抱え飛び立っていくその姿を形容するなら

KP雪面兎:紛れもなく、悪魔だろう

KP雪面兎:その歪で麗しい姿を目撃したモーガンさんSANc

KP雪面兎:他の人達は

KP雪面兎:黒い鳥のシルエットが見えるだけですね

 

砂野 夕香:黒い・・・?

砂野 夕香:羽は白だったのに黒か...

 

蘭堂 豪:よかった、成り代わる系統ではないか

 

 白い羽が残っていたのに、見えたのが黒いシルエットだったので疑問符を浮かべる砂野。

 一方蘭堂は、病気になった患者に羽が生えて化け物になって去っていくのではないかと想像していたのでほっと一息。だが、事態がまったく好転していないのは気のせいではないぞ蘭堂。

 

モーガン・田中:1d100<=(60) SAN

Cthulhu : (1D100<=60) → 50 → 成功

モーガン・田中:せふせふ

 

KP雪面兎:Fは明後日の方向を見るでしょう

 

砂野 夕香:(そもそも見えなかった

 

蘭堂 豪:「くそ、本当に化け物カラスだっていうのか!」

蘭堂 豪:と、携帯をだして練さんへ通報します

 

モーガン・田中:「あぁぁぁああぁ........あれは.....なんだというのだ...........人.....と...り.....なんなんだ.........」

 

KP雪面兎:大丈夫、ただのSANc前借だから

KP雪面兎:(電話が)繋がりますね

 

蘭堂 豪:飛び去る方向などはわかるでしょうか

 

KP雪面兎:わかりますよ

 

警察:『こちら白井』

 

KP雪面兎:街の外れにある森の中

KP雪面兎:そこへと飛び立っていきました

 

蘭堂 豪:「蘭堂です。あんたのお兄さんが浚われてしまった!」

 

モーガン・田中:「た,たくみさんは........あ,あの....ひと....とり....に............oh....なんだというのだ」

 

蘭堂 豪:と、見たものについて説明します。

蘭堂 豪:飛び去った方向についても

 

警察:『兄さんが攫われるか…』

警察:『とんでもない力なのだけはわかった』冷静に返す

警察:『森…森か』

警察:『わかった。ありがとう』

KP雪面兎:それだけを伝えて練は電話を切りますね

 

蘭堂 豪:「まさかあんた……いや」

蘭堂 豪:携帯をしまって車にもどります

蘭堂 豪:「いこう、まだ間に合うはずだ」

 

モーガン・田中:みたものについて,恐る恐る説明しますね

モーガン・田中:「あれは,ひとと鳥が混ざったなにかだった……たくみさんは……たくみさんは....」

 

KP雪面兎:説明はできましたが、実際の容姿ははっきり見てないので

KP雪面兎:確かにヒトガタで翼生えてたな、くらいに伝わりますね

 

砂野 夕香:「何処へ行くつもりですか・・・?」(森の事もわかってない人

 

蘭堂 豪:「森で、鴉退治だよ」

 

砂野 夕香:「人型で羽...森ですか・・・」

 

モーガン・田中:「こんなことが,愛ちゃんや他の失踪者のとこで起こっていたというのか.....」

 

蘭堂 豪:しっかりしろと、モーガンさんの背中を平手でたたきます

蘭堂 豪:「ミュータントだろうが天使だろうが、俺に喧嘩を売ったことを必ず後悔させてやるぞ」

蘭堂 豪:とはいえ、道具もなく唯闇雲に追いかけてどうにかなるだろうか

 

KP雪面兎:さて、車に乗り込んで森に行きますか?

 

モーガン・田中:「あぁ……大丈夫だ…ありがとう……この病気もあのヒトと鳥の混ざり物の仕業なのか……どうなのか……」

 

 不穏なキャロルは鳴り止み、軽快な探索のテーマが再び流れ始める。

 

KP雪面兎:時刻は19時

KP雪面兎:辺りは真っ暗ですね

 

モーガン・田中:たくみさんの部屋は,窓から覗き込めますか

 

蘭堂 豪:森について知っているのはどの程度でしょうね

 

KP雪面兎:窓は開いてますね

KP雪面兎:森に関してですか

 

蘭堂 豪:はい

 

KP雪面兎:入り込むような場所でもないので、特に観光スポットでもないただ広い森って言うのだけ知ってます

KP雪面兎:普通は誰も近づかないのも知ってますね

KP雪面兎:好き好んで迷い込みたい場所でもありませんしね

 

砂野 夕香:懐中電灯取り出します

砂野 夕香:(というか持ってていいのかな...?

 

蘭堂 豪:白井さんの家には、鍵がかかっているのでしょうか

 

KP雪面兎:玄関は鍵がかかっていますね

 

蘭堂 豪:何か調達するにも、途中で用意するしかないか

蘭堂 豪:用意したいものはありますか?

 

KP雪面兎:森までは車で1時間くらいですので

KP雪面兎:森に行くとしたら最低でも20時になります

 

モーガン・田中:窓から部屋には入れませんか?

 

KP雪面兎:入れますよ

 

砂野 夕香:全員懐中電灯持っておきたいかも

砂野 夕香:(夜の森くらいし

 

蘭堂 豪:ペンライトくらいはあるな

蘭堂 豪:まあ、運がよければコンビニにあるかもしれん

 

モーガン・田中:入って,電気をつけて何か変わったものがないかみます

 

KP雪面兎:そうですねモーガンさんは

KP雪面兎:大きな羽を拾いますね

 

蘭堂 豪:「どうした、なにかあるのか?」と続いて部屋にはいります

 

KP雪面兎:先ほどもらった白い大きな羽と同じ大きな鴉の羽根です

 

モーガン・田中:「やはり...羽だ..」

 

蘭堂 豪:部屋に、箪笥などはありますか?

 

砂野 夕香:「・・・やっぱり大きいですね」

 

KP雪面兎:箪笥くらいはありますよ

 

蘭堂 豪:適当に、2~3本ベルトをしっけいしておきたいです

 

KP雪面兎:ベルトを手に入れましたね

 

蘭堂 豪:万一のために、森に入ったらこぶしに巻いて保護しようかと

 

 調査するためとはいえ、知人の家に不法侵入した一向。なかでも平然と窃盗している蘭堂は明らかに違うゲーム(※6)のノリである。

 

モーガン・田中:机等に巧の日記等ありませんか?

 

砂野 夕香:お薬があると言っていましたが

砂野 夕香:処方箋ありますか?

 

KP雪面兎:あの人は特に日記書かないかな

KP雪面兎:処方箋は残ってますよ

 

蘭堂 豪:「まあ、悠長なことしている場合でもあるまいな」

 

モーガン・田中:なるへそ

 

砂野 夕香:(薬の詳細とか描かれてたりしないかね

砂野 夕香:ちょっと見てみますの

 

KP雪面兎:普通の風邪薬

KP雪面兎:ああ、自分も使ったことある、ってレベル

 

蘭堂 豪:風邪薬だと判明してたような

蘭堂 豪:まあ、確保して後で調べてみてもいいかと

 

砂野 夕香:(風邪薬に変なのは混じってないか...

砂野 夕香:了解、ありがとうございます

 

KP雪面兎:混ざりもの調べるとしたらそれなりの道具は無いとかな

KP雪面兎:最低限顕微鏡はほしい

 

蘭堂 豪:まあ、若干病院も怪しい気はしますね

 

砂野 夕香:いや風邪薬の中に1つ変なお薬入ってないかなと

砂野 夕香:(成分1つ1つになると流石に辛いですし

 

KP雪面兎:全部普通のお薬ですよ(見た限り

 

砂野 夕香:了解です

 

蘭堂 豪:製薬会社の薬であれば、成分がフィルムなどにかかれていますよ

蘭堂 豪:粉薬は別ですが、見て判別できるレベルらしいですし

 

砂野 夕香:処方箋の中に処方された物が描かれてるかなと思ったのでそれを調べたのです

 

KP雪面兎:うん、まあ

KP雪面兎:それ含めて普通のモノですね

 

砂野 夕香:まあなにもないことがわかりましたが

 

蘭堂 豪:一応確保しておいて、何もなければ返せばいいですよ

 

砂野 夕香:まあそうですね、拝借だけしておきます

砂野 夕香:(何も出ないと思うけど

 

蘭堂 豪:「いこう、途中でライトが買えればいいが・・・」

 

KP雪面兎:では回収しましたね

 

砂野 夕香:まあ念のためですの

 

モーガン・田中:巧の部屋に懐中電灯などありませんか?

 

KP雪面兎:防災用の懐中電灯くらいはありますね

 

蘭堂 豪:なるほど

 

モーガン・田中:それを貰います

 

KP雪面兎:貰いました

 

モーガン・田中:持ち物追加しました^^

 

蘭堂 豪:ペンライトもある。まあいちおう光源はこれで3つか

 

KP雪面兎:では移動しますか?

 

蘭堂 豪:車のライトでてらしておいてもいいし

蘭堂 豪:ですね

 

砂野 夕香:行きましょうか

モーガン・田中:そうですね

 

 

 部屋を物色し終えた一向は、租借物(窃盗品)を持って一路白井を追うのであった。




※1
蘭堂豪は警察に勤めていたのだが、同僚の不祥事のとばっちりで依頼退職に追い込まれたというキャラクター背景が存在する。

※2
都市伝説を調査するために出かけて、最終的に自分が都市伝説そのものになってしまったという、某ゲームの主人公。ジェノサイダーSDKは今日も異界を彷徨う。

※3
公園。
刑事ドラマで情報交換や事情聴取するのに使われたりするが、普通に関係ない人に聞かれそうなものである。
噴水やベンチ、ブランコなど演出に使える様々な物に溢れている。

※4
何も手当てせず活動を続けることによるペナルティを心配したのか、実は以下のようなやり取りもあった。

モーガン・田中:「ちょっと失礼」と言って近くの自販機でスポーツ飲料で水分補給してもいいですか?
KP雪面兎:構いませんよ
蘭堂 豪:無言で、ミネラルウォーターを渡そうかと
モーガン・田中:oh 親切にどうも
蘭堂 豪:まあ、アイテムを渡して、情報から除外しておきます


※5
曲はクリスマスキャロルのメロディのまま、歌詞が冒涜的なものに変えられているという唄。
クトゥルフ神話TRPGのリプレイ動画などで、正気度を失うような物に出会った時にお約束のように流されることで有名。

※6
コンピューターゲームのRPGのこと。どのシリーズかは想像に任せます。
【らんどう は たんす を しらべた】
【ベルト を 2つ てにいれた】


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