魔女の贈り物 リプレイ   作:蛮族

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どどんとふの解説部分が冗長になるので、今回から※で後ろのほうに解説をまわすことにしました。


魔女の贈り物 1回目 少女の家の前パート

 二手に別れていた探索者は、一度合流することとなった。

 

17時、少女の家の前

 

モーガン・田中:「ふぅ........お疲れ様....」マスクを取りながら...

 

砂野 夕香:「・・・お疲れ様でした」

砂野 夕香:「どうやら行方不明になっていたようです...それとこれ・・・」羽を見せる

 

蘭堂 豪:共有メモ(※1)に書いてみたけど、何か不足していたら書き足しお願いします

 

KP雪面兎:さてこの辺りで

KP雪面兎:CON*8どうぞ

 

 合流を果たし、早速情報交換をしようとする探索者だが、そこでKPが謎の判定指示。

 CONとはConstitutionの略称で、つまり体力のことであるが……?

 

蘭堂 豪:1d100<=88

Cthulhu : (1D100<=88) → 87 → 成功

 

モーガン・田中:1d100<=(7*8) CON*8

Cthulhu : (1D100<=56) → 71 → 失敗

 

砂野 夕香:1d100<=(14*8) Con*8

Cthulhu : (1D100<=112) → 24 → 成功

 

 

モーガン・田中:CONは低いのです

モーガン・田中:これは...

 

 判定が終わったのを見届けると、KPがイニシアチブ表にあった隠しステータスを公開する。

 そこには、「感染」という不吉な文字が。

 

KP雪面兎:ではここでチャパレ開示しますね

KP雪面兎:間違えたイニ表でした

KP雪面兎:???⇒感染

KP雪面兎:モーガンさんは+1

KP雪面兎:これはこちらで変化させますね

 

モーガン・田中:はーい

 

蘭堂 豪:了解>感染

 

砂野 夕香:了解しました

 

KP雪面兎:モーガンさんは動いたせいだけでは無く、少し身体が熱くなってきたように思うでしょう

 

モーガン・田中:「.....? なんだか体が熱ってきたな.....」ぼそぼそ

 

砂野 夕香:「・・・まさか」

砂野 夕香:Kpさん、医学いいでしょうか

 

蘭堂 豪:「想像以上にまずいことになっているぞ」

蘭堂 豪:そういって、病院の情報を共有します

 

 蘭堂が病院であった出来事を探索者全員に共有化するのを尻目に、モーガンに起こる異変に気づいた砂野が医学技能での判定に挑む。

 

KP雪面兎:共有OK

KP雪面兎:医学どうぞ

 

砂野 夕香:では医学

砂野 夕香:1d100<=80 医学

Cthulhu : (1D100<=80) → 71 → 成功

 

蘭堂 豪:便乗してみてもよいでしょうか

 

KP雪面兎:構いませんよ

 

蘭堂 豪:1d100<=50 医学

Cthulhu : (1D100<=50) → 62 → 失敗

 

 さりげなく便乗して判定する蘭堂を尻目に、診察はすんなり成功する。

 

モーガン・田中:「.....まぁ愛ちゃんを尋ねる時に覚悟はしていましたが.......もう.....」

 

KP雪面兎:成功者はモーガンさんも感染しているとわかるでしょう

KP雪面兎:それと感染に関してのメモ出しますね

 

=開示されたメモの内容=

感染

1d100<=CON*(8-感染)

レベル1:—

レベル2:—

レベル3:思考力、判断力低下により全判定-5

レベル4:レベル3よりさらに悪化し全判定-10

レベル5:CON*5に成功しない限り肉体技能を使用できない

レベル6:CON*5に成功しない限り身体が満足に動かない

レベル7:行動不可。放置すると1日後に死亡

==

 

 やはりというか、かなり重い病気のようだ。

 CONによる判定は基礎CON×8なのだが、そのCON自体にマイナスがかかる様だ。病状が進めば進むほど成功率は加速度的に下がっていく。

 

砂野 夕香:「・・・モーガンさん、貴方も...」

 

蘭堂 豪:「そうなのか?」

 

砂野 夕香:「(ちょっと言いづらいなぁ...)」

砂野 夕香:「・・・ええ」

 

KP雪面兎:それと、こんな病気を思い出すでしょう

KP雪面兎:”黒死病”

 

蘭堂 豪:「完全に発症するまでは2週間あるという」

 

砂野 夕香:ペスト...

 

蘭堂 豪:あれ、黒死病そのものなのか

蘭堂 豪:だがまあ、あれはワクチンがあるしなぁ

 

モーガン・田中:皆さんの顔色をうかがいながら

モーガン・田中:「.....うーむ......街中に感染していますからね.....覚悟はしていましたが...」

 

KP雪面兎:まあ、ただの黒死病ならワクチンあるはずだと思うでしょうね

KP雪面兎:海藤ならそれくらいわかっているはずです

 

 黒死病、といわれてそうじゃないのではないか、という予測を口にする蘭堂。彼自身が「ワクチンがない病気」という情報を手に入れたので特に判定は必要なかった。

 

蘭堂 豪:「感染経路は体液だといっていたが、どうだかな」

蘭堂 豪:「俺も発症していないだけだろうな」

 

砂野 夕香:「...不味そうですね」

 

蘭堂 豪:「警察が、誘拐事件について調べているというのがきになるな・・・」

 

砂野 夕香:「...黒死病ならワクチンはあるし...けど…うぅん」

 

蘭堂 豪:「それに、こんな感染症についてニュースにならないのも妙だ」

 

砂野 夕香:「原因不明...か」

 

砂野 夕香:「情報規制を敷いてるかもしれませんね...」

 

モーガン・田中:「......この街ごとの感染,愛ちゃんの失踪.....この病状.......原因をつきとめなければ我々は......」

 

KP雪面兎:死ぬ、でしょうね

 

 KPの断言する一言が、探索者全員が病という殴れない敵と闘うことを余儀なくされた瞬間であった。

 白井や子供はもちろん探索者自身の命の為にも、一刻も早く事態を解決しなくてはならない。

 

KP雪面兎:CoCだけどクトゥルフらしさは薄いなぁと我ながら思ってしまう

 

 などとこぼすKP。確かに、今のところコズミックホラーというかSFホラーである。

 

蘭堂 豪:「時間も遅いが、愛ちゃんの件について警察関係に聞いてみるのも手かも知れんな。」

 

砂野 夕香:「・・・病気とは関連性は薄いかもしれませんが」

砂野 夕香:「この羽根自体は失踪に絡んでそうですね...あるいはこの鴉が発症に関わっていたのかもしれませんが」

 

蘭堂 豪:「病気が、人為的な何かなら患者を誘拐する意味はあるかもしれん」

 

砂野 夕香:「・・・私はこれを詳しく調べてみたいと思います」

 

モーガン・田中:「感染者の失踪があるとすれば,警察も何かしら情報を得ているはず....」

 

砂野 夕香:「皆さんは...?」

砂野 夕香:警察と大学とかに別れてみる...かなぁ

砂野 夕香:(ただ...これNpcに預けるのもなぁ...

 

蘭堂 豪:ぶっちゃけ心理学もないので、問答しても弱いのですよな

 

モーガン・田中:私ありますよ

 

蘭堂 豪:なのでモーガンさんと二手に分かれても、二度手間になる危険が

 

砂野 夕香:不用意に心理学は打ちたくないけどまぁ...

 

蘭堂 豪:まあ、行ってない場所はとりあえず警察になりますね

 

砂野 夕香:ですかねぇ...

砂野 夕香:警察から行きましょうか

 

モーガン・田中:はーい

 

KP雪面兎:では、みなさん警察ですかね?

 

砂野 夕香:ええ、警察まで

 

蘭堂 豪:あるいは、白井に事情を話せば似たような症状の人を知っているかも

蘭堂 豪:まあ、警察で

 

モーガン・田中:はい

 

 情報が足りない。

 一行は誘拐事件について調べているという警察へ向かうことになった。




※1
共有メモ

どどんとふでは、チャットやダイスの他にも様々な機能があるのだが、その中の一つであるのがこの機能。
画像やマップの表示される部分に、プレイヤーやKPが自由にメモボックスを張ることができる。それはPC画面のウィンドウのように縮小することができ、カソールを合わせることで大きくせずとも全文を読むことができる。実際便利である。

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