魔女の贈り物 リプレイ   作:蛮族

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魔女の贈り物 1回目 病院パート

魔女の贈り物 病院パート

 

 

蘭堂 豪:では、家まで送り届けましょう

 

KP雪面兎:送り届けて病院に着きました

KP雪面兎:時刻は16時位ですね

 

 病院

蘭堂 豪:「遅くなってしまったな……まだ開いているだろうか」

蘭堂 豪:駐車場に車を止めた後、まずは病院の客の入りをざっと見てみたいのですが

 

KP雪面兎:病院の客の入りは残念ながら上々です

 

蘭堂 豪:oh

蘭堂 豪:「(これは、少々まずいか・・・?)」

蘭堂 豪:来客者の様子を見てみたいのですが、白井に似たような様子の患者が多いのでしょうか

 

KP雪面兎:そうですね

KP雪面兎:同じような印象ですが白井程悪くはないだろうって思いますね

KP雪面兎:風邪の引き始めくらいの印象

 

蘭堂 豪:まごついても仕方がないので、まずは受付に行ってみましょう

 

KP雪面兎:では受付

KP雪面兎:医療事務の方がお仕事中です

 

蘭堂 豪:「失礼、少々お尋ねしたいのだが」と、手近な受付の人にはなしかけてみます。

 

KP雪面兎:「はい?」

KP雪面兎:対応してくれますね

KP雪面兎:「なんでしょうか」

 

蘭堂 豪:「知人かここで診察を受けたのだが、どうも診察結果とは違う症状が出てきてしまってな」

 

蘭堂 豪:そういって、病状を説明します。

 

KP雪面兎:「そうなんですか・・・」

 

蘭堂 豪:まずは、別な課で診察を受けるべきなのか聞いてみましょう

 

KP雪面兎:「えっと…それは…」

KP雪面兎:どう答えればいいのかと困惑していますね

 

蘭堂 豪:……相手の様子がおかしいな

蘭堂 豪:「何かまずいことがあるのかね?皮膚に症状が出るのは内科ではないだろう?」

 

KP雪面兎:狼狽したような声音になる

KP雪面兎:あたふたとしていると

 

医者:「どうかしたかい?」

 

KP雪面兎:一人の医者が来る

KP雪面兎:「ああ、先生・・・その」

KP雪面兎:事情を伝え

 

医者:「ああ・・・それか」

 

KP雪面兎:疲れた声を出す

 

蘭堂 豪:「どういう意味だ?」

蘭堂 豪:と、じろじろと相手を観察してみましょう

蘭堂 豪:ネームプレートなどつけていませんか?

 

KP雪面兎:海藤って名前みたいですね

 

医者:「そうだなぁ・・・」

医者:少しついて来て、と言って歩いて行く

 

蘭堂 豪:ついていってみましょう。

 

KP雪面兎:エントランスから離れた場所にある一室に入り

 

医者:「来てもらって悪いね」

医者:「あまり大きな声で話せる内容じゃなくてね…」溜息

 

蘭堂 豪:部屋に入る前に、内部を軽く見て見ます

蘭堂 豪:診察室か何かでしょうか

 

KP雪面兎:休憩室みたいですね

 

蘭堂 豪:休憩室か

 

蘭堂 豪:と、探りを入れてみます

 

医者:「ワクチンの無い感染症」

医者:「端的に言うとそうなるかな」

 

蘭堂 豪:「・・・!」(息を呑みます)

蘭堂 豪:「現状、手立てはないというのか」

 

医者:「あったら苦労はしないかなぁ」

 

蘭堂 豪:「いつから始まったんだ」

 

医者:「大体2週間ってところかな」

医者:「潜伏期間はそんなに長くはないと思うんだけどね」

 

蘭堂 豪:「この町だけなのか?」

 

医者:「わかってる限りだとそうなるかな」

 

医者:「僕は診療の合間に薬の開発してるけど…」

KP雪面兎:全然だめ、とお手上げ

KP雪面兎:その目元にはうっすらと隈ができている

 

蘭堂 豪:「やけにペラペラしゃべるな。」

 

医者:「君の場合は話した方が手っ取り早いタイプに見えたからね」

医者:「へんかな?」

 

蘭堂 豪:「まあ、話が早い方がいいな」(脳筋)

蘭堂 豪:「最初の患者は、どこで発生したのか教えてくれ」

 

医者:「最初のって言うとわからないかなぁ」

 

蘭堂 豪:「それとも、すでに公的機関も動いているか」

蘭堂 豪:「発生範囲だけでもわかれば、足で探してみてもいい」

蘭堂 豪:「さすがにカルテの住所を見せてもらうのはまずいだろうな」

 

医者:「街全体で誰が住んでるかとかの調査はしてないなぁ…」

医者:「警察も動いてるんじゃないかな」

医者:「こっちも忙しいって言うのにね」

 

蘭堂 豪:「……警察、か」

 

 はて、保健所ではなく警察の管轄なのだろうか?と不思議に思う蘭堂。

 

医者:「誘拐がどうとか、ってことで話を聞かれたよ」

 

蘭堂 豪:「病気に、誘拐?なんの関連があるんだ」

 

医者:「僕が聞きたいくらいだね」

 

蘭堂 豪:変な話になってきたなぁ

蘭堂 豪:まあ、CoCだし当然か

 

 CoC(コール・オブ・クトゥルー)とはクトゥルフの呼び声という改定前のクトゥルフ神話TRPGの題名からくる略称である。

 

医者:「警察からすると関係あるらしいけど」

医者:「こっちにはさっぱり」

 

蘭堂 豪:「重篤な症状になった患者に、すでに死者は出ているのか?」

 

医者:「僕の知る限りではいないよ」

医者:「病院に来てない人だと流石にわからないけど」

 

蘭堂 豪:「同じ症状でこの病院に入院している人は現状どの程度の数だ。わかる範囲でいい」

 

医者:「隔離病棟が埋まる程度かな」

 

蘭堂 豪:アカン

 

医者:「現状だと三桁いったくらい」

 

蘭堂 豪:迷うな…患者に話を聞いてみるべきか

 

蘭堂 豪:「感染経路はわかっているのか?」

蘭堂 豪:「もし可能なら、直接患者に話を聞いてみたい」

 

医者:「んー…」

医者:「調べた限りだと体液感染かな」

医者:「唾液・・・唾なんかでも感染するはず」

 

蘭堂 豪:「では、マスクをして話を聞く分には問題ないな」

 

医者:「そのはずなんだけど、難しいかなぁ」

 

蘭堂 豪:「・・・?」

蘭堂 豪:「意識がないと?」

 

医者:「うちのスタッフも感染してるから多分、マスク程度だと意味ない」苦笑

 

蘭堂 豪:「あなたは診察しているのではないのか?」

蘭堂 豪:と、少々疑わしげに

 

医者:「ん…ああ」

KP雪面兎:曖昧に頷いて裾を捲る

KP雪面兎:そこには白井と同じような状態になった皮膚が見えますね

 

蘭堂 豪:「なんてことだ・・・」

蘭堂 豪:これは、探索者の発症も2週間以内にはじまるか

 

医者:「僕も長くは無さそうだねぇ」

 

蘭堂 豪:「聞きたいことはだいたい聞けた。協力感謝するよ。」

 

蘭堂 豪:そういって、連絡先を交換しようとします

KP雪面兎:連絡先は交換できましたね

 

医者:「わらにもすがりたい想いだからねぇ」

蘭堂 豪:まあ、これ以上は一人では無理かな

蘭堂 豪:「やれるだけやってみるさ」

蘭堂 豪:そういって、部屋を出ましょう

 

医者:「もし、なにかわかったら知らせてくれると助かる」

KP雪面兎:そう言って見送られましたね

 

蘭堂 豪:通路を歩いている看護婦とか、関係者はいますかね?

蘭堂 豪:部屋から離れたら、適当な関係者に声をかけてみましょう

 

KP雪面兎:海藤の言う通り、スタッフも感染してしまってるのでしょう

KP雪面兎:では声をかける

KP雪面兎:「なんでしょうか?」

 

蘭堂 豪:「海藤さんから聞いたのだが、例の感染症。病院関係者も発症しているのか?」

蘭堂 豪:と、相手の腕などを見ながら聞いてみましょう

蘭堂 豪:同じ病院内部で、感染症について知らないとは思えない

 

KP雪面兎:目星どうぞ

 

蘭堂 豪:1D100<=65 目星 → 97 → 致命的失敗

蘭堂 豪:節穴アイ

KP雪面兎:大丈夫、私の卓はFは適用できるタイミング以外はただのチェック項目です

蘭堂 豪:なるほど

 

 致命的失敗が起こったことでどんな事故が発生するかと戦々恐々とするも、独自ルールのためセーフ。

 

KP雪面兎:「えーっと・・・」

KP雪面兎:少し悩んだ後

KP雪面兎:「海藤先生が言ったならいいのかな・・・」

 

KP雪面兎:ではよく見えないけど看護婦はこう話す

 

KP雪面兎:「私の同僚も感染してしまって、休んでいますね」

KP雪面兎:「それとあんまり女性をじろじろ見ない方がいいですよ」

KP雪面兎:そう言って苦笑される

 

蘭堂 豪:「……すまん。」

蘭堂 豪:「だが、そんな状態で同じ病棟に勤務させてしまっていいのか?」

 

蘭堂 豪:「感染者は来るだろうが、関係ない患者も出入りして感染すればパニックになるぞ」

蘭堂 豪:まあ、相手がどうこうできる立場じゃないかもしれませんが

 

KP雪面兎:「そうならないようにはしてますけど・・・」

KP雪面兎:「それ以上は私からはどうにも」苦笑

 

蘭堂 豪:「すでに、だれが感染してしまったかもわからない、とはいえんか」

蘭堂 豪:潜伏期間が2週間だものなぁ

蘭堂 豪:「すまんな、手間取らせた。」

 

KP雪面兎:「いえ、構いませんよ」

 

蘭堂 豪:そういって、今度こそ病院を離れましょう。

蘭堂 豪:二人を迎えに行きます

 

KP雪面兎:では色々話していたので

KP雪面兎:17時合流ということで

蘭堂 豪:はい

 

 病院パート終了。


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