指が悴んでタイピングし辛い。
Aパート
-シーン3-
「ねぇ、比企谷君」
「おう?」
「その、あの…つ、付き合ってくれないしら」
「すまん、俺には戸塚が居る」
「言葉が足りなかったわね。買い物に、よ」
-シーン5-
「小町ー、この辺りでいいんだよな?…あ、あれ?小町見なかったか?」
prrrrrr…ガチャッ
『はいはーい?』
「あ、お前今何処に居んだよ」
『え?あー…、小町買いたい物色々あるからすっかり忘れてたよー』
「みんなで回りましょうって言ったのお前だろ。妹の頭がここまで残念なことになっていたとは…お兄ちゃんちょっとショックだよ」
『兄が知らないうちに変態になっていた小町の方がショックだよ』
「俺はポリシーを持って恥じることなく生きている」
『いや、ちょっとは恥じらおうよ』
-シーン6-
Take1
「俺、そんなに不審かな?」
「まぁ、変態だという時点で充分に不審よ」
Take2
「俺、そんなに不審かな?」
「どうやらこのエリアでは男性の1人客は警戒されるようね」
「(俺がここに居てもできることは無さそうだな)俺あっちの方に居るからー」
「待ちなさい。私のセンスに任せるつもり?自慢ではないけれど、私は一般の女子高生と離れた価値基準を持っているのよ」
「自覚はあったんだな」
「だから、その…手伝ってもらえると助かるのだけれど」
「雪ノ下からというだけで、由比ヶ浜は何でも喜ぶと思うぞ」
「……それもそうね。じゃぁこれで(本)」
「(『人との接し方~距離の保ち方篇~』か)おーい、感謝の気持ちはどうしたー」
Take3
「俺、そんなに不審かな?」
「どうやらこのエリアでは男性の1人客は警戒されるようね」
「(俺がここに居てもできることは無さそうだな)俺あっちの方に居るからー」
「待ちなさい。私のセンスに任せるつもり?自慢ではないけれど、私は一般の女子高生と離れた価値基準を持っているのよ」
「自覚はあったんだな」
「だから、その…手伝ってもらえると助かるのだけれど」
「(でも、俺も女子にプレゼンして惨敗した覚えはあるが、プレゼント買ったことなんてないぞ)まぁでも、店の中入れないしなぁ」
「はぁ…、この際仕方無いわ。あまり距離を開けないようにして頂戴」
「は?距離?」
「言わなければわからないの?貴方、空気を吸って吐くしかできないのなら、そこらのエアコンの方が余程優秀よ」
「(確かに。空気読む機能とかあれば超便利)」
「つまり、今日1日に限り恋人のように振る舞うことを許可する、ということよ」
「俺、恋人なんて居たことないから振る舞いとかわからんぞ」
「なら、友達?」
「友達居ないのも知ってるだろ」
「なら、どういう振る舞いならできるのよ」
「せいぜい下僕ってところだな」
「不審感が増すじゃない」
Bパート
-シーン1-
「雪乃ちゃんの姉、陽乃です。貴方お名前は?」
「はぁ、比企谷です」
「比企谷…へぇ~、比企谷君ね。うん、よろしくね。2人はいつから付き合ってるんですか~?ほれほれ言っちゃえよ~」
「ただの同級生よ」
「彼氏じゃないですけど」
「君もムキになっちゃって~。雪乃ちゃんを泣かせたりしたらお姉ちゃん許さないぞ~?」
「俺には戸塚が居ますから」
「相変わらず戸塚君への愛は揺るがないのね」
「戸塚…君?え?男!?君、ソッチの趣味なの!?」
「戸塚限定ですけどね」
-シーン2-
「ひゃんひゃんっ!はっはっはっはっ!ひゃんひゃんひゃん!」
「い、犬が……」
「ひゃんひゃんひゃんひゃん!」
「ひ、比企谷君……」
「ひゃうーん!」
「ほれ。おい、飼い主どうした」
「はっはっはっはっ」
「放し飼いかよ。……ん?どうした雪ノ下?」
「な、何でもないわ」
「もしかして犬苦手か?」
「そんなことあるわけないじゃない」
「ふぅん……ほれ。(ずいっ)」
「ひっ!」
「やっぱ苦手じゃねぇか。ほれほれ」
「ちょ、ちょっと……」
「ごめんなさーい!うちのサブレがご迷惑をー!」
「おう、由比ヶ浜」
「あれ?ヒッキーとゆきのん?え、ええ?なんで一緒なの?」
「「なんでって…別に…」」
「あ!やっぱいい!ダイジョーブなんでもなーい!休みの日に2人で出掛けたらそんなの決まってるよね」
「そんなことより由比ヶ浜」
「な、何?」
「雪ノ下…ほれ(ずいっ)」
「ひっ!」
「あれ?ゆきのん、犬、苦手なの?」
「みたいだぞ。見てみ、ちょっと涙目になってる」
「ホントだ。怯えてるゆきのん……いいかも」
「だろ?罵倒された時とは違うゾクゾク感だか快感っていうか…虐める側の気持ちが少しわかった気がする」
「なんていうか…堪んないね!」
「おう、堪らん」
「でもヒッキー、やりすぎると後で大変なんじゃない?」
「それはそれでむしろご褒美だ」
「い、いいから犬を遠ざけてくれないかしら…」
-シーン5-
「由比ヶ浜。お前なんか勘違いしてねぇか?」
「ちょ、ちょっと待って!じゃ、2人は別に付き合ってたりとかしてないの?」
「そんなわけねぇだろ」
「由比ヶ浜さん。私でも怒ることくらいあるのよ。大体あの男にまともな男女交際なんてできるはずがないでしょう。そもそも人との交際ができてないのに」
「ほっとけ。男女交際よりも主従関係でたまに下剋上が望ましい」
「げこくじょー?」
「上と下の立場が入れ替わることだ」
「あ、この間の怯えてるゆきのん、クセになっちゃったんだ」
「おう、定期的に堪能したい」
-シーン7-
「ね、それ、開けていい?」
「お好きにどーぞ」
ガサゴソ
「わぁ!ねぇ、似合う…かな?」
「ちょ、ちょっと待て。いやそれ、犬の首輪なんだけど。何?俺に飼われたいの?」
「え!?さ、ささ先に言ってよ!バカ!さりげなくSっぽいこと言わないでよ!」
「いてっ!……まぁ、俺は養われたい方だから頼まれても飼わないけどな」
「ったくもー、平塚先生のとこ行ってくる!……ありがと…バカ」
八幡はちょっぴりS属性を得た。
由比ヶ浜もちょっぴり影響を受けた。
姉のんの存在感が霞んだ。
さて、傷物語冷血編2週目の入場特典を貰いに行ってきますね。