小ネタ集。   作:穂堂

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地味に伸びるUAとお気に入り登録数に思わず顔がニヤけます。
読者の皆様に感謝を。

葉山と絡ませるネタが思いつかず、無理矢理捻り出したらあんなことに……


第4話『つまり、彼は友達が少ない。』

Aパート

 

 

-シーン1-

「私が何を言いたいか……(コキコキコキコキ)わかるな?」

「書き直します殴らないで」

「当たり前だ。少しは変わったかと思えば。奉仕部で過ごす日々は君に影響を与えなかったのかね」

「俺のモットーは初志貫徹なので。雪ノ下の罵倒を堪能してますよ。」

「ふんっ!」

「ふごぉっ!」

「ドMなら撃滅のセカンド・ブリットもご褒美だろう?」

「に、肉体的…ダメージは……対象…外……」

 

 

-シーン2-

ガラッ……カラピシャ

「……会わなかったの?」

「誰と」

ガラッ

「あー!居たー!」

「何だよ」

「貴方がいつまで経っても部室に来ないから探しに行っていたのよ、由比ヶ浜さんが」

「その倒置法で自分は違うアピールはいらねぇから。知ってるから」

「わざわざ聞いて歩いたんだからね。そしたらみんな『比企谷?誰?」って言うし、ちょー大変だったんだからね!」

「わ、悪かったよ」

「別に、い、いいんだけどさ。その…だから…」

「んぁ?」

「け、ケータイ教えて!ほ、ほら、わざわざ探して回るのもおかしいし、恥ずかしいし、どんな関係か聞かれるとか…ありえないし……」

「別に探さなきゃいいんじゃね?」

「…え?」

「部活サボれば平塚先生に殴られるし、無断で休んだりしねぇよ。そもそも俺が遅れたところで由比ヶ浜に迷惑掛からんだろ」

「それは…、そうだけど」

「何より、理由無く休んで雪ノ下の罵倒を受けないとかありえん」

「貴方への言葉遣いはもう少し気を付けた方がいいのかしら……」

「いつも通りでお願いします!」

「……はぁ」

 

 

-シーン5-

Take1

コンコン、ガラッ

「あ、ちょっとお願いがあってさ。奉仕部ってここでいいんだよね?」

「いや、違う」

「ちょ、ヒッキー!?」

 

Take2

コンコン、ガラッ

「あ、ちょっとお願いがあってさ。奉仕部ってここでいいんだよね?」

「ああ」

「平塚先生に、悩み相談をするならここだって言われて来たんだけど。いやぁ、なかなか部活から抜けさせて貰えなくっt」

「能書きはいいわ。用があるからここへ来たんでしょう、葉山隼人君」

「用があろうとなかろうとお前の依頼は受けん。帰れ」

「ヒッキー、隼人君のこと嫌い過ぎない?」

「あいつはぼっちの対極に位置する言わば天敵だ。敵に塩を送るような真似をするわけないだろう?傷口に粗塩を塗り込むなら喜んでやるが」

「うわ…、最低だぁ」

 

 

Bパート

 

 

-シーン1-

「取敢えず、その3人のことを教えてもらえるかしら」

「戸部は、見た目悪そうに見えるけど一番ノリのいいムードメーカーだなイベント事にも積極的に動いてくれるし、愛してるよ」

「騒ぐだけしか能がないお調子者、ということね。……どうしたの?続けて?」

「大和は、冷静で人の話をよく聞いてくれる。ゆっくりマイペースで人を安心させるっていうのかな、愛おしいよ」

「反応が鈍い上に優柔不断、と」

「大岡は人懐っこくて、いつも誰かの味方をしてくれる気のいい性格だ。可愛らしいよ」

「人の顔色を窺う風見鶏、ね。それはそうと葉山君。貴方、同性愛者なのかしら」

「男が男を愛して何がいけないんだ!」

「いや、悪いとは言わねぇけどよ…お前ガチかよ」

「優美子可哀そう…(小声)」

 

 

-シーン3-

Take1

「おはよ」

「毎朝俺の味噌汁作ってくれ」

「え?どういう意味?」

「結婚してくれって意味だ」

「け、結婚って…そんないきなり過ぎるよ…」

「(本当、もう男でもいいんじゃないかな)」

 

Take2

「おはよ」

「毎朝俺の味噌汁作ってくれ」

「え?どういう意味?」

「え、あ、いや、何でもない。寝惚けてただけだ。なんか用か?」

「職場見学のグループ、もう決めた?」

「お前は?」

「ぼ、僕?僕はもう、決めてる…よ」

「(ま、そうだろな。戸塚はテニス部員だし、そこから派生する繫がりでクラスに友達が居てもおかしくない。例えば俺の場合は…)よく考えたら、というかよく考えなくても俺って男子の友達居ないんだな。」

「あ、あの…比企谷君、僕、男の子だけど」

「(果たして俺たちは友達と呼べるのだろうか。友達というのは例えば………あんな会話をさも青春しているかのように話し合えるのが友達かもしれない。俺なら途中で噴き出して絶対無理だが。彼らは互いをファーストネームで呼び合う。それが友達としての証だといわんばかりに。)彩加。……あ、悪ぃ、今の」

「嬉しい!初めて名前で呼んでくれたね」

「(なん…だと…)」

「僕も…ヒッキーって呼んでいい?」

「それはやだ」

「じゃぁ…八幡…」

「も、もう3回呼んでくれ」

「…八幡。八幡?八幡!もー、聞いてるの?」

「んな、あー、悪い。何の話だっけ?」

コツコツコツ

「…んだよ」

「いや、何か分かったのかなって思ってさ」

「いや、戸塚に夢中になってた」

「え?」

「は、八幡(照)」

「…………ん?」

「どうかしたか?」

「謎は全て解けた」

「でも、やり直しだよ八幡…」

 

 

-シーン5-

Take1

「ここ、いい?お蔭で丸く収まった、サンキュな」

「別に俺は何もしてねぇよ(実際、俺は何1つしちゃいない。葉山をぼっちの道へ引き摺り降ろしてやろうと思っただけだ。そもそも彼らが揉めそうになる原因は、葉山と一緒に居たいからだ。ならばその原因を取り除けばいい。つまり、葉山隼人を除外すればいい)」

「俺があいつら3人と組まないって言ったら、驚いてたけどな。あの提案、俺にヒキタニ君を狙えって意味で捉えていいのかな?」

「いいわけねぇだろ」

「ははっ、俺は狙った獲物は逃さないよ…」

「寄るなガチホモ、こっち見んな」

 

Take2

「ここ、いい?お蔭で丸く収まった、サンキュな」

「別に俺は何もしてねぇよ(実際、俺は何1つしちゃいない。葉山をぼっちの道へ引き摺り降ろしてやろうと思っただけだ。そもそも彼らが揉めそうになる原因は、葉山と一緒に居たいからだ。ならばその原因を取り除けばいい。つまり、葉山隼人を除外すればいい)」

「俺があいつら3人と組まないって言ったら、驚いてたけどな。まぁ、これをきっかけにあいつらが本当の友達になれればいいって、そう思うよ」

「(正直、ここまでいい奴だとこれはこれで何かの病気だ)」

「ヒキタニ君、まだグループ決まってないよね。一緒にどう?」

「嫌に決まってんだろ」

「あはは…」

「八幡、僕に出番回してよ!」

 

 

-シーン6-

「よし」

「よろしくね」

「(漢字だと間違えないんだな)」

「八幡!」

「ん?」

「日にちどうしようか?」

「結婚式のか?」

「ヒ、ヒキタニ君…(戸塚はよくてなんで俺は駄目なんだ!)」

「八幡が本気なら……僕、お嫁さんになっても…いいよ?」

「(まさか戸塚もか!?)」

「まさかの「はち×とつ」!?キマシタワー!!」




葉山はガチホモ(爆)
八幡の由比ヶ浜対応は素っ気無いです。
葉山対応に至ってはほぼ拒絶です。
安定の戸塚ルート激走中。

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