文化祭も大詰めです。
Aパート
-シーン3-
「流石だわ」
「意外だな、お前が褒めるなんて」
「いえ、基本的に姉は何でもできるし、そこは素直に認めているのよ。でも…」
「まぁ、あのシスコンっぷりというか、アレはなぁ…」
「えぇ…アレさえなければ…」
-シーン5-
Take1
「私、探してくるよ!」
「闇雲に探しても見つからないぞ。実際のところ、15分ちょっとで行けるところなんて1ヶ所が限界だ」
「比企谷君、もう後10分時間を稼ぐことができたら見つけられる?」
「わからん、としか言いようがないな。まぁ、相模の今の心境的には人が来なくて1人になれる場所、万が一に人が来ても隠れられるか見つからずに逃げ出せる場所だとは思うが、トイレの個室にでも籠られたら探しに行けんぞ?」
「副委員長として、女子トイレ内の捜索を許可するわ」
「いやいやいや、お前が許可しても周囲の目には女子トイレに侵入した変態にしか映らんだろうが」
「既に多方面で変態なのだから今更ではないかしら?」
「今後の学校生活に支障が出るようなリスクは負いたくねぇよ」
Take2
「私、探してくるよ!」
「闇雲に探しても見つからないぞ。実際のところ、15分ちょっとで行けるところなんて1ヶ所が限界だ」
「比企谷君、もう後10分時間を稼ぐことができたら見つけられる?」
「わからん、としか言いようがないな」
「不可能とは言わないのね。それで充分だわ。(カチャッピッ)姉さーん!カームヒアー!」
「金持ち繫がりか!?」
「日輪の力は借りられないけれど、日銀の力なら借りられると思うわ」
「それ、何アタックになるんだよ……というか、雪ノ下がボケただと!?」
-シーン6-
「へぇー、いいよ。雪乃ちゃんが私にちゃんとお願いするなんて初めてだし、今回はそのお願い聞いてあげる」
「お願い?勘違いしてもらっては困るわ。これは実行委員としての命令よ」
「で?その命令に反した場合のペナルティはあるの?出店取り消しされても私にはもう関係無いし。どうする?先生に言いつけちゃう?」
「ペナルティは無いわ。でも、メリットはある」
「どんな?」
「今夜、一緒に寝てあげ「乗った!」…自分で提案しておいてなんなのだけれど、あまりの食い付きに引いてしまうわ」
「で?何するの?私は何をすればいいの!?」
「姉さん、落ち着いて。取敢えず場を繋ぐわ」
「へぇ、楽しいこと考えちゃうねぇ。静ちゃん!めぐり!私が雪乃ちゃんと添い寝するために一丁ぶちかますよ!」
「「(私にメリットがなにもないなぁ…)」」
-シーン8-
「エンディングセレモニーが始まるから戻れ」
「もう始まってるんじゃないの」
「ああ、本来ならな。でも、どうにか時間を稼いでる。だから…」
「ふぅん。それって誰がやってるの?」
「ああ、三浦とか雪ノ下たちだ」
「じゃぁ、雪ノ下さんがやればいいじゃん。あの人なんでもできるし」
「なら、賞の集計結果をまとめた資料を寄越せ。それで問題なく進められる」
「え?そこはウチを説得して連れていくとこじゃないの?」
「んなこと知るか。雪ノ下には依頼はキャンセルされたと伝えとけば問題ない。ほら寄越せ、今すぐ寄越せ。時間がない、ハリーハリーハリーハリー!」
Bパート
-シーン1-
「…葉山」
「連絡取れなくて心配したよ。色々聞いて回って、階段上っていくのを見かけた子がいてさ。早く戻ろう?みんな待ってるから。ね?」
「そうだよ」
「心配してるんだから」
「でも、今さらウチが戻っても…」
「そんなことないよ、みんな待ってるんだから」
「一緒に行こう?」
「けど、みんなに迷惑掛けちゃったから…合わせる顔が…」
「大丈夫、相模さんのためにみんなも頑張ってるからさ。大丈夫だから、戻ろう?」
「ウチ、最低…」
「はぁぁぁ……相模、お前が自分のことをどう思おうが勝手だが、自分の発言の責任くらい持てよ。葉山はお前を実行委員に推薦した責任があるから時間を稼いで、さらにこうして探しに来ている。雪ノ下はお前のサポートをするという依頼を受けた責任を果たすために今、時間を稼いでいる。2人とも自分の発言の責任を持って、ノリで委員長になったお前に委員長の責務を果たさせるためにだ。まぁ、珍しく俺が長々と語ったところでお前が大人しく動いてくれるなんて思ってないから、集計結果だけ持って戻るわ。取敢えず、本当の意味で最低になりたくなけりゃ残り少ない時間でよく考えろよ」
「比企谷…お前…俺のことをこんなにも的確に理解してくれていたなんて…」
「バッカお前、一般論だ一般論。お前のことなんざ理解してないし、したくもねぇよ」
ドンッ
「照れるなよ。俺はもっと君のことを理解したいし俺のことも理解して欲しいと思っているよ」
「おい、男同士の壁ドンとか誰得だよ」
「姫菜は喜ぶと思うぞ?」
「マジで止めろ!」
-シーン5-
Take1
ガラッ
「…ぉ?」
ガラッピシャ
「ん?あら、ようこそ校内一の嫌われ者さん」
「名前も知らねぇようなやつらからの評価なんぞより、下僕として主人の頼みを優先しただけだ」
「私に下僕は居ないし、貴方の主人でもないのだけれど…」
「そろそろ諦めて下僕と認めてくれませんかね」
「はぁ…、貴方の方こそ諦めてくれないかしら…」
Take2
ガラッ
「…ぉ?」
ガラッピシャ
「ん?あら、ようこそ校内一の嫌われ者さん」
「喧嘩売ってんのか」
「打ち上げはどうしたの?行かないの?」
「聞かなくてもわかることをいちいち聞くな」
「どう?本格的に嫌われた感想は?」
「ふん。存在を認められるってのはいいもんだな。後、理由もわからず嫌われるよりは自分から理由を作って嫌われる方が気が楽だ」
「驚くべきか呆れるべきか、貴方やっぱり変態ね(にっこり)」
「やっぱ、お前に笑顔で変態と言われるのが1番心地いいわ」
「困ったわね。この程度で喜ばれてしまうなら、今後、貴方に掛ける言葉が無くなってしまうわ」
「いいじゃねぇか。今後、1日1回、笑顔で変態と俺に言ってくれ」
「私に変な日課を強要しないでくれるかしら」
-シーン6-
ガラッ
「ぃーやっはろーぅ!文化祭お疲れー!てことで、みんなで後夜祭に行こーう!」
「行かない。で、その後夜祭って何?」
「知らないで断ったの!?後夜祭っていうのは、あー、えーとぉ、なんか打ち上げの大きいやつ的な?」
「何打ち上げる気だよ。花火?それともロケット?」
「その打ち上げじゃないし!」
「語感で判断するに、前夜祭の逆という理解でいいのかしら?」
「それだ!隼人君たちが駅近のライブハウス取ってて、たくさん呼ぼうって!」
「ありがたい申し出じゃない、仲間に入れて貰えば?引き立て谷君?」
「さらりとした罵倒あざっす!つか、誰引き立てんだよ。むしろ今の俺の認知度なら引っ立てられるわ」
「そうね、間違いなく吊し上げられるわね」
「物理的に吊し上げられるのは構わんが、相手による」
「私では無理よ。体力、腕力的にね」
「2人だけで盛り上がらないで!」
相模を泣かせる八幡の見せ場?ですが、葉山に壁ドンさせたくてなんとも味気無い内容になりました。でも、ガチホモは輝けたと思う。
さて、残るは体育祭ですが、台詞を弄らんでもガチホモ感満載な台詞を葉山が言ってくれますね。
材木座に海老名さんと濃い面々が活躍する回ですし、私的に一番好きな回かもしれません。