小ネタ集。   作:穂堂

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昨夜、寝惚けながら書いていたせいか後半で誤字脱字祭が開催されていました。
たぶん、全部修正できてるはず。
内容が微妙だったりとかはこの際知らん。


第10話『依然として彼らの距離は変わらずに、祭りはもうすぐカーニバる。』

Aパート

 

 

-シーン2-

「つまり、人望もあってリーダーシップを発揮してくれそうな人にお願いしたいってことでいいのかな?」

「あぁ、したっけ、相模さんじゃね?」

「ああ、いいかもな。相模さんちゃんとやってくれそうだし」

「えー、ウチぃ?せーったいムリだってー」

「(おいおい、そんなんじゃ一級拒絶鑑定士の俺の目は誤魔化せないぜ。女子が本当に拒絶するときはもっと冷たい目をして殆ど無表情で『あの、本当に止めてくれる?』って言うんだぜ。心臓凍えるかと思うほど怖いし、死にたくなる)」

「そこを何とか。お願いできる?」

「ま、まぁ、他にやる人居ないならしょうがないとは思うけど…でも、ウチかぁ」

「(おい、葉山。ガチホモのくせに女誑しかよ。流石、トップカーストのイケメンは違いますね)」

「まぁ、男2人でもいいっていうのなら俺がやるんだけどね(チラッ)」

「(止めろ、こっち見んな!)」

 

 

-シーン6-

Take1

「なんかもう、なんかもう!」

「いきなりどうしたんだ、お前」

「むー…わかんない!なんか、いつもと違うっていうか、いつものゆきのん、あんな感じじゃないし」

「まぁ、それはな」

「ヒッキーもだよ?それに、さがみんのやってることもちょっとヤだなってゆきのんがさがみんのお願い聞いちゃうのも仲良くしようとするのも……あ…、わ、私、思ってたよりずっとゆきのんのこと好きなのかも」

「今頃何言ってんだお前、普段からゆるゆりしよってからに」

「ゆる…え?」

 

Take2

「なんかもう、なんかもう!」

「いきなりどうしたんだ、お前」

「むー…わかんない!なんか、いつもと違うっていうか、いつものゆきのん、あんな感じじゃないし」

「まぁ、それはな」

「ヒッキーもだよ?それに、さがみんのやってることもちょっとヤだなってゆきのんがさがみんのお願い聞いちゃうのも仲良くしようとするのも……」

「じゃぁ、お前がなっとけばよかったじゃん、実行委員」

「ゆきのんも実行委員になってるなんて知らなかったもん!」

「そういうの、後悔先に立たずって言うんだぜ」

「ぅ~……約束!ゆきのんが困ってたら助けること!」

「ヤだよ。あんま俺に面倒事押し付けんな。雪ノ下が個人的に受けた依頼だ。あいつからヘルプがない限り俺は俺の仕事しかしない」

 

 

Bパート

 

 

-シーン1-

「なん…だと…」

「(チラッ)」

「説明が必要かね?ふふふ…」

「いや、無理だって(だから葉山はこっち見んな)」

「え!?でも『ハヤ×ハチ』は薄い本ならマストバイだよ?ていうかマストゲイだよ!」

「(何言ってるんですかこの人)」

「やさぐれた感じの飛行士を王子様が純粋無垢な温かい言葉で巧みに攻める!それがこの作品の魅力じゃない!」

「(チラッチラッ)」

「いや、相手が戸塚なら王子でも飛行士でもいいんだけどよ(葉山の視線は気のせい、葉山の視線は気のせい)」

「本当!?」

「あ、いや、やっぱ無理だわ。委員会あるし。…戸塚と劇…スゲェやりたいけど…平塚先生マジで恨むぞ」

 

 

-シーン2-

「決まってないのは後、衣装だね」

「むふっ、あなた!川崎さん!」

「え?あ、あたし?」

「知ってるぞぉ……たまにパンツ穿かずに学校来てるよね(小声)」

「それ、衣装と関係あんの?」

 

 

-シーン3-

「ねぇいいでしょ?雪乃ちゃーん。可愛い妹のためにしてあげられることはしてあげたいんだよぉ」

「好きにすればいいじゃない。決定権は私にはないわ。ただ…」

「ただ?」

「当日に移動浴室車の敷地内への侵入及び周辺での待機はやめてちょうだい」

「そんな!雪乃ちゃんはお姉ちゃんの楽しみを奪うの!?」

「私のため、と言っていたけれど、本当の目的はそっちでしょう?」

 

 

-シーン4-

「あれ?比企谷君だ。ひゃっはろー」

「ん?何すか、女の子漁りですか?」

「いやいやー、今日は違うよー」

「今日は、ってことは今後漁るんすね」

「今日はめぐりと一緒にと思ってね」

「は、陽さん!?聞いてないよ!?」

「うん、今言ったからねー」

「(つーか、この人入っちゃったのかよ)」

 

 

-シーン5-

「みなさーん、ちょっといいですかー。少し考えたんですけど、実行委員はちゃんと文化祭を楽しんでこそかなぁって。自分たちが楽しまないと、人を楽しませられないっていうか。予定も順調にクリアしてるし、クラスの方も大事だと思うので、少し仕事のペースを落とすってのはどうですか?」

「(それ、少し考えたっつーか、少ししか考えてねぇだろ。雪ノ下さんの言葉ほぼまんまじゃねぇか)」

「相模さん、それは考え違いだわ。バッファを持たせるための前倒し進行で…」

「私の時もクラスの方みんな頑張ってたなぁ」

「雪ノ下さーん、お姉さんと何があったか知らないけど、先人の知恵に学ぶっていうかさ、私情を挟まないでみんなのことも考えようよ」

「私が言うのもなんだけど、姉は一部を除いて非常に優秀よ。クラスと委員会、両立できたのはそれだけの能力があったからよ。でも貴女、自信が無いからと言って私にサポートを頼んできたでしょう?貴女には両立できるだけの自信と根拠があるのかしら?あるというのならば私のサポートは必要ないわよね?(にっこり)」

「で、できるに決まってんじゃん!」

「では、実行委員のみなさんも自分の担当する業務は遅滞無くこなせるという前提でクラスの方に参加するのは構わないと思うわ」

「ねぇ、めぐり。この委員長さん、仕事ぶりはどう?」

「え、あー、ほとんど陽さんの妹さんの力でここまで、というか」

「ふぅん。ねぇ、委員長さん。私は両立させるだけの自信と能力があったからクラスへの参加も積極的に推奨してきたけど、貴女にそれだけの実力はあるのかしら?もし、さっきの言葉で雪乃ちゃんの負担が増えることがあれば……潰すよ?(小声)」

「ひっ!」

「(こえーよ。この人妹大好きすぎだろ)」

 

 

-シーン6-

「やっぱり相模さんの提案、ちゃんとダメって言えばよかったかなぁ」

「まぁ、城廻先輩、押しに弱そうっすからね」

「え?そう見える?」

「見えるってか、実際、雪ノ下さんの誘いを断れずに一緒に入っちゃったんですよね」

「あ、あはははは……言わないで(遠い目)」

「(何されたんだよ)」

 

 

-シーン7-

「有志の申込書類、提出に来たんだけど」

「申し込みは左奥へ」

「ありがとう」

「やぁ、ヒキタニ君」

「…こっち来んな」

「あはは…人手、足りてるのか?」

「全体のことは俺にはわからん。寄るな。下っ端は担当部署だけで手一杯だ。つーか話し掛けんな」

「釣れないなぁ。担当部署って?」

「俺は記録雑務だ」

「あぁ、似合うな」

「喧嘩売ってんのか?机に座るな邪魔だ離れろ」

 

 

-シーン9-

「雪ノ下さん、今日はどうしたの?」

「さぁ?…ぉ」

「雪ノ下は体調崩して休みだ」

「(あぁ、相模、終わったな)」




残すところ後3話です。
取敢えず完走目指して書いてます。
今夜中に12話を書き始められるといいなぁ。

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