名探偵コナン×ペルソナ5   作:PrimeBlue

2 / 33
FILE.2 知らぬ間の罪状

 今いる場所が、元いた世界とは別の世界であることに気付いた暁。

 呆然とするしかなかった彼は、バスの運転手に声を掛けられてようやく新宿の地へと下りた。

 

「しかし、本当なのか? 別の世界だなんて……」

 

 事情を聞いたモルガナもにわかには信じ難いという表情をしている。

 暁とて、これがスマホ自体のバグで全て自分の勘違いであって欲しいと思っている。しかし、脳裏を巡る不吉な予感が、以前冤罪を掛けられた時のような絶望感が、それは間違いであると伝えてくるのだ。

 

「アン殿達とも連絡が取れないとなると……これからどうする? ゴシュジンの連絡先も無くなってるんだろう?」

 

 念のため連絡帳も確認してみたが、やはり仲間達やルブランのマスターである惣治郎の連絡先が軒並み削除されていた。

 あるのは、両親の連絡先と"妃英理"という見慣れぬ名前の連絡先だけ。一応両親の方には掛けてみたが、一向に繋がる気配がなかった。

 

 色々とやっている内に、新宿に着いてから三十分も時間が過ぎてしまった。何時までもバス停にいる訳にもいかないだろう。

 ひとまず、暁は喫茶店ルブランがあるであろう四軒茶屋――改め、三軒茶屋へと向かうことにした。

 

 

 

◆◇◆◇◆◇◆◇

 

 

 

 東都環状線という山手線を名前だけ変えた路線で渋谷へ行き、そこで銀座線――微妙に漢字が違っていた――に乗り換えて三軒茶屋へと向かった。

 

「ここ、ルブランのあった場所で、合ってるよな……?」

 

 久しくも通い慣れた道順を辿って着いた場所には……ルブランは、暁にとってのもう一つの家は、存在しなかった。

 ルブランがあった場所には、喫茶店どころか全く別の……理髪店が営まれていた。玄関にはさも昔からありましたと言わんばかりに古びたサインポールが設置されている。

 

「ゴシュジン、喫茶店やめて散髪屋始めたなんて……そんなわけないよな? じゃあ、本当にこの世界は……」

 

 モルガナと同様に、顔を曇らせ俯く暁。

 しかし、すぐに顔を上げて来た道を戻り、別の路地へと向かっていく。

 

 向かう先は……佐倉家だ。

 

 

 

 

「おお! ゴシュジンの家はそのままだな! 双葉の奴もいるんじゃないか!?」

 

 佐倉家の方は特に変わりなく、モルガナの言う通りそのままであった。

 双葉の部屋の窓に目を向けるが、カーテンが閉まっている。まあ、元々彼女はカーテンを開けていることはほとんどない。誰もいないから閉まっている……なんてことは、ないはずだ。

 期待に胸を膨らませて、暁は玄関のチャイムを鳴らした。

 

 …………しかし、誰も出ない。

 虚しくチャイムの音が鳴り響くだけであった。

 

 どこかに出掛けているのだろうか?

 惣治郎はともかく、双葉が出掛けているというのは考えづらい。以前よりも外出するようになってはいるが、学校などを除けば基本的には家にいるはずなのだ。

 

 諦め切れず、駄目元で何度もチャイムを鳴らす暁。

 しばらくチャイムを鳴らし続けていると、ドタドタという階段を下りるような音が聞こえてきた。双葉か? と思ったと同時に、横開きの玄関扉が物凄い勢いで乱暴に開け放たれる。

 

「うるっせぇんだよっっ!! ぶッ殺されてぇのかテメェッ!!?」

 

 出てきたのは見慣れた眼鏡を掛けた小柄な少女ではなく、不衛生な見た目をした無精髭の目立つ痩せた男。

 暁は予想外のことに目を丸くし、モルガナも尻尾を伸ばして驚いている。

 もちろん、暁はこんな男は知らない。以前問題になった双葉の親戚とも違うし、また別の親戚だろうか?

 

 一言謝り、念のため佐倉という人を知らないかと聞いてみる。

 

「ああッ!? んな男知らねぇよ! 分かったらさっさと出てけクソガキ!」

 

 続けて質問する暇さえ与えず、男は力任せにピシャリと扉を閉めてしまった。

 昔の漫画で扉がひん曲がるような表現がよくされていたが、それを思い浮かべてしまうほどの乱暴さである。

 

「お、驚いて侵入することも忘れちまってたが……あの様子じゃ、ゴシュジンや双葉はいそうもないな……」

 

 溜息を吐いて項垂れるモルガナ。

 玄関から離れて路地に出ると、門札が目に入る。そこには、佐倉ではなく全く別の苗字が書かれていた。

 家は同じでも、住んでる人間は違っていたようだ。

 

 

 

 

 

 

 しばらく途方に暮れていた暁であったが、モルガナに勧められて、ひとまず歪みを生み出したという米花町に向かうことにした。

 胸ポケットから取り出したファッショングラスを掛け、経路を調べるためにスマホを手に取るが、そこでメモウィジェットに見慣れない住所が記入されているのを見つけた。

 どうやら、それは米花町にある住所のようだ。

 

「何でそんな知りもしない住所がお前のスマホに書かれてるのかは分からないが……他に当てもないし、そこへ行ってみようぜ」

 

 暁がモルガナの言葉に同意してまもなく、電車のアナウンスが米花駅に到着したことを知らせる。

 

 降りてすぐに、マップアプリを使って件の住所へと向かう暁。

 どうやら駅前の商店街に当たる住所だったらしく、さして時間もかからずにその場所へと到着する。

 

 三階立ての雑居ビル。目的地であるその一階には、喫茶店が営まれていた。

 

「ここか……ゴシュジンの店と違って、なかなか小奇麗な所じゃないか。ワガハイ気に入ったぞ」

 

 ポアロという名前のその喫茶店は、路地にあるルブランとは違って表通りに面しており、若者でも気軽に入れそうな印象を受ける店であった。

 その二階に目を向けると、窓に貼られた文字からして探偵事務所が構えられているのが分かる。

 

 探偵という文字が目に入って、暁の脳裏に"彼"のことが思い浮かぶ。

 が、今はそれどころではない。頭を振って余計な思考を払い、目の前の喫茶店に入るべきか逡巡する。

 

 結局、入らなければスマホに書かれたメモと何の関係があるのか分からない。暁はファッショングラスを指で直す仕草で気持ちを落ち着かせ、ポアロの扉のドアベルを鳴らした。

 ノブに手をやりながら、店内を見回す。お客はそこそこ入っているようで、ルブランのようにいつ潰れるか分からないという不安に駆られる心配はなさそうである。

 こちらは商店街の小休憩所で、ルブランは隠れた名店といったところだろうか。

 

「いらっしゃいま……あれ?」

 

 入ってすぐ、ウェイトレスの女性が応対しに来たが、何やら様子がおかしい。

 最初は客に対しての挨拶であったが、暁の容貌を見た女性は少し驚いたような素振りをした後、小さく溜息を吐いた。

 

「遅刻するならそう連絡してくれないと……あ、もしかしてポアロの電話番号知らなかった?」

 

 何故か少しぎこちない表情でそう言うウェイトレスの女性。

 何の話か分からない暁がどう答えたものかと思っていると、後ろから暁に続く形でお客が入ってきた。

 

「ああっと! いらっしゃいませ! ほら、君もエプロン着てきて! 奥のスタッフルームに用意してあるから!」

 

 後から入ったお客の対応に追われる女性は、どういうわけか同様にお客であるはずの暁の背中を押して奥にある扉へと誘導した。

 言っていることからして、ここで従業員として働けということだろうが、今日始めて知ったこの喫茶店のバイトを志望した覚えなどもちろんない。

 

「よく分かんねぇが、お客がどんどん入ってきてるぞ。ここは手伝った方がいいんじゃないか?」

 

 モルガナに言われて見ると、一人二人とどんどんお客が増えてきている。

 そういえば、そろそろお昼時。見たところ、従業員はウェイトレスの女性一人のようである。このお客の数を一人で捌くのは無理とは言わないが、少々骨が折れそうだ。

 

 暁は奥の扉からスタッフルームらしき部屋へと向かい、用意されていたエプロンを身に着けた。

 喫茶店の仕事は慣れたものだ。ルブランで散々扱き使われたのだから。大勢のお客に対しての対応も、牛丼屋のバイトで経験済みだ。ただ、久しぶりなので少々腕が落ちているかもしれないし、それを確かめるのにも丁度良いだろう。

 

 

 

◆◇◆◇◆◇◆◇

 

 

 

 しばらくすると、お客も疎らになってきた。

 最後のお客が退店したのを見届けてから、暁達も小休憩に入る。お昼時が過ぎたら、夕方頃になるまで大体空いてくるのだそうだ。

 

「お疲れ様~。それにしても、手際がすごく良くてびっくりした! コーヒーも入れられるみたいだし、喫茶店のバイト経験があるの?」

 

 最初のぎこちなさもどこへやら、やや興奮気味のウェイトレスの女性に暁の仕事ぶりが高く評価される。久しぶりであったが、腕は落ちていなかったようだ。

 

「……まあ、ゴシュジンにはまだまだって言われてるけどな」

 

 カウンター脇に置いてある鞄の中でモルガナが呟く。

 そんなモルガナを鞄の外から小突きつつ、女性の質問に以前喫茶店の手伝いをしていたことがあると暁は答えた。

 

「なるほど。それなら問題なさそうだね」

 

 そう言うと、女性は外に出て玄関に掛けられた営業中の札を引っ繰り返してくる。

 

「よし、と。それじゃあ、ちょっとついてきて」

 

 戻ってくるなり、暁を奥の扉から倉庫へと案内する女性。この倉庫からシャワー室や先ほどの更衣室兼スタッフルームといった部屋へと繋がっているのだ。

 女性が急に座り込んだのでどうしたのかと思っていると、そこに古ぼけた床下扉があるのが目に入った。

 その扉が開かれると、人一人住むには十分な広さのスペースが備えられていた。簡単な掃除はしてあるらしく、古くはあるが使用するには申し分ないソファなどの家具が置かれている。隅には、比較的新しいパイプベッドがあるのが見えた。

 

 しかし、この地下室がどうかしたのだろうか?

 

 

「ええっと……ここが今日から君が住む部屋なの」

 

 

 …………は?

 女性の言葉が理解できず、思わず暁は聞き返してしまう。

 

「……ごめんね? 他に人が住めるような部屋がなくて……私もマスターに無理だって言ったんだけど……」

 

 一体全体何の話かと混乱していると、客が来たことを知らせるドアベルの音が聞こえてくる。

 

「あ、多分"先生"よ」

 

 そう女性が口にするのを聞いて、一瞬メイド服の女性を思い浮かべてしまったが、違うだろう。その先生とやらに心当たりはないが、一旦話を中断して店内に戻る。

 

 そこには眼鏡を掛けた茶髪の女性がいた。見た人全員が美人だと答えそうなほど整ったルックスをしている。

 彼女は暁の顔を見ると、少しほっとしたような顔をして話しかけてくる。

 

「連絡が無かったから少し心配してたのだけど、どうやら無事に着いていたみたいね」

「妃先生、彼すごいんですよ! 喫茶店のバイト経験があるみたいで、コーヒー淹れるのなんて私より上手なんですから!」

 

 興奮気味に話すウェイトレスの女性をよそに、暁は驚きに目を見開く。

 妃? 妃といえば、暁のスマホの連絡先として登録されていた見慣れない名前の苗字も、妃であった。まさか、彼女が妃英理なのだろうか?

 

 少し動揺している暁を見て、妃先生と呼ばれた女性は心配そうな顔をして近づいてきた。

 

「大丈夫? どこか具合でも悪いのかしら?」

 

 それに対して、暁は苦笑いを浮かべながら大丈夫と答える。

 どうやら、彼女は暁のことを以前から知っているようだ。もちろん、暁からしたら初対面。話したこともなければ、会った覚えさえない。

 

 純粋に心配してくれていることに申し訳なさを感じつつも、女性に対して"妃英理さんですか?"と尋ねてみる。

 

「? ……ああ、あの時はずっと心ここにあらずって感じだったものね。大変だったもの……顔を覚えてなくてもしょうがないわね」

 

 女性はそう言うと、優しい手付きで暁の肩に手を添えて、励ますように答えた。

 

「そう。私が妃英理。あの事件で、貴方の弁護を担当した弁護士よ」

 

 

 

◆◇◆◇◆◇◆◇

 

 

 

 それから、現状を振り返るという名目で、暁の身の上話が始まった。

 

 なんと、暁は一ヶ月ほど前まで、実の両親を殺害・家宅を放火した容疑で身柄を拘束されていたというのだ。

 そして、つい最近裁判が開かれたが、証拠不十分で無罪となり釈放されたらしい。いわゆる灰色無罪だが、暁の弁護を担当した妃先生が相当やり手だったようである。

 

 話を聞いた暁は呆けてしまい、妃先生の話を他人事のように聞いていた。

 裁判に殺人事件の被告人として出席したことなどないし、両親だって殺されていない。昨日一緒に夕飯を食べた記憶だってあるし、その家から今朝バスに乗って東京に来たのだ。全く見に覚えのないことなのだから、他人事にしか聞こえないのは至極当然のことである。

 

 そこまで来て、暁は自分が別の世界に迷い込んでいるということを思い出す。

 そういえば、東京に着いてから何度か両親に連絡しているが、一向に電話に出る気配がなかった。とうの昔に起きている時間であるはずなのにだ。

 

 

 まさか、この世界では自分の両親は妃先生の言った通り、本当に殺害されてしまったということなのだろうか? 何者かの手によって。

 

 

 駄目だ。頭の中を悪い思考ばかり巡っている。

 

 両親がもうこの世におらず、しかも殺したのは自分であると疑われていたなど、いきなり言われてもすぐには受け入れられない。別の世界のことだと分かっていてもだ。

 

 ふと視線をずらすと、モルガナが鞄から心配げに暁を見ているのが目に入る。

 それを見た暁は取り乱しそうになるのを必死に抑え、落ち着けと自分に言い聞かせた。

 

「ごめんなさい。貴方にとって辛い話でしかないけど、自分の立場はしっかりと理解していないといけないから……話を続けるけど、弁護を担当した私がそのまま貴方の後見人になったの。でも、暁君の家は無くなってしまったから……私のマンションに住まわせるってわけにもいかないし、困ってたところでポアロのマスターが住み込みで働かないかって提案してくれたのよ」

 

 なんでも、ここ喫茶店ポアロのマスターは暁の両親とは学生時代からの知り合いで、両親のことや暁の身の上を知り、従業員として働くことを条件に例の地下室を住居として提供してくれたらしい。

 殺風景で日の光も当たらない地下室だが、聞くところによるとニュースでは大々的に暁が犯人という扱いで事件についての情報が報じられていたようである。そんな中、ただでさえ疑わしい目で見られている状況で住居を提供してくれただけでも非常に有難いことだ。屋根裏から地下室へグレードダウンしたのかアップしたのかは分からないが、暁にとっては寝泊りできれば十分である。

 

 マスターにお礼を言いたいのだが、肝心の本人はどこにいるのだろうか?

 

「あ、実はマスターはその、事故で大怪我しちゃって……今入院中なの。命には別状はないんだけど、完全に治るまで数ヶ月はかかるみたい」

 

 ウェイトレスの女性――榎本梓が気まずそうな顔でそう答えた。

 詳しく聞いてみると、商店街の飲み仲間と飲んできた帰りに暴走車に轢かれてしまったとか。暁を受け入れたのは、代わりの人手が欲しかったからというのもあるようだ。

 しかし、命に別状はないとはいえ、心配だ。

 

「大丈夫よ。包帯だらけだったけど、元気そうにしてたし……暁君、優しいんだ。噂とは真逆ね」

 

 梓が申し訳なさそうに口にする。

 噂……やはり、ネットを介して色々と好き勝手言われていたようだ。そう、あの時(・・・)と同じように。

 

 しかし、現状はさらに厳しい。以前は傷害罪であったが、今回は殺人罪に放火罪である。しかも、殺害相手は実の両親ときた。

 もちろん、以前と同じく冤罪であるが、裁判で黒と判決が出ていれば、保護観察なんて生易しい処分とはいかなかっただろう。つくづく、妃弁護士やポアロのマスターには感謝してもし足りない。

 

「噂なんてそんなものよ、梓さん……あら、もうこんな時間。御免なさい、仕事で待ち合わせしているから、そろそろお暇するわね」

 

 そう言って、出されたコーヒーの残りを飲み干す妃弁護士。

 梓によると、妃弁護士は無敗記録を更新中の敏腕弁護士であるらしい。なるほど、忙しいはずである。

 

「それじゃあ、暁君。諸々の手続きは私の方でしておくから、何か困ったことや分からないことがあったら連絡してちょうだい」

 

 カウンター席から立ち上がる妃弁護士に対して、暁は頭を下げて礼を言う。

 会計を終えた彼女は玄関へと向かっていったが、途中思い出したかのように「そうそう」と言って振り返った。

 

「この喫茶店の二階にある探偵事務所だけど、あそこには何があっても近づかないこと。ましてや、依頼なんて絶対にしないのよ。分かったわね?」

 

 妙な凄みを利かせて忠告してくる妃弁護士。

 なぜと聞けそうもない雰囲気に圧倒されつつ、暁は冷や汗を垂らしながらこくこくと頷く。

 それに満足したのか妃弁護士はニコリと笑い、ドアベルを鳴らしてポアロを後にしていった。

 

 なんにせよ、暁本人の預かり知らぬところではあるが、一応の拠点は手に入った。

 

 本来の世界と似てはいるが違う別世界――言うなれば平行世界に入り込んでしまった暁。

 そんな中で一体何をすべきなのかも分からない状態ではあるが、今は空いた時間を利用して地道に歪みについての調査を行うしかない。

 

「ええっと……これからよろしくね。暁君」

 

 はにかんだ笑顔で右手を差し出す梓。

 一瞬ポカンとしてしまったが、気持ちを入れ替えて笑みを作り、暁も右手を差し出して梓と握手を交わした。

 

 焦っても仕方がない。そう、まずはお世話になるポアロでの仕事をよく知ることから始めよう。そして、落ち着いたらマスターのお見舞いに行くのだ。

 

 暁は梓に業務についての指導をお願いしつつ、これからのことに思いを馳せるのだった。

 

 

 

 

 

 

「住み込みで働くってことだが……この店、猫は大丈夫なのか? いや、ワガハイ猫じゃないけどな!」

 

 




とりあえず、本文を書き上げてるものだけ投稿しました。





▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。