国木田花丸の奇妙な冒険~プリーズサンシャイン~ 作:ビーフクリームボロネーゼ
ここはS県N市内浦の駿河湾に浮かぶ淡島に聳え立つ一流ホテル『ホテルオハラ』である!
μ'sメンバーである西木野真姫は現在このホテルに宿泊しており、そこに備え付けられている椅子に深々と腰を掛けている!
真姫「…ここのところ敵の攻撃が激しさを増している気がするわ」
真姫「私もスタンドの能力でみんなの傷を癒している事が多くなっているし…」
真姫「連中もそろそろ本気で私達を潰しにかかってきているってことよね…」
真姫「できるだけ早くにA-RISEは倒しておきたいところだけれど…」
と、ここで真姫はふと部屋に備え付けられた時計を見る!
真姫「そう言えば…もうすぐディナーの時間ね…」
真姫「ホテルのビュッフェにでも行きましょう…」
真姫はビュッフェに行くために自室のドアを開けようとする!
…が!!
真姫「!?あ…開かないッ!!?」
真姫はドアを開けようとするも、ドアの向こう側に何か置いてあるようにドアが開かないのである!!
真姫「嘘でしょ!!これはどういう…」
真姫「まさか…!!スタンド攻撃ッ!!?」
「ご名答よ♪真姫ちゃん!」
真姫「その声は…ママッ!!」
「ピンポーン!大正解!」
「そして…永遠にサヨナラ…」
その言葉が終わると突如として真姫の部屋の中央の空間が裂け始める!!
そして中から何かがいくつも投げ込まれた!!
真姫「これは…ボンベ?」
そう、投げ込まれた物体はボンベである!
そしてそのボンベは黄色の気体を吐き出した!!
真姫「!?これはッ!!」
「ふふっ…医者の娘である貴女はこれを吸い込んでしまったらどういうことになるかは分かっているわよね…」
「それじゃあね!!」
真姫はボンベから撒き散らされるこの黄色の気体の正体を見た目と臭いで理解した!!
真姫「これは…塩素ガスッ!!」
そう、これは酸性洗剤と塩素系漂白剤を混ぜるとできあがる人体にとって有毒な毒ガス『塩素』である!
かつて国木田花丸もこの塩素ガスには苦しめられた経験がある!
真姫(密室に私を閉じ込めて毒ガスを充満させることで私を殺すつもりのようね…)
真姫(さて…私が死なないために先ずすることは…)
真姫は部屋の窓へと向かい、窓を開ける!!
真姫(先ずは換気を試みてみる…)
が!!
真姫「!?」
窓の外には見えない壁の様なものが張り付いており、物の出入りが全く不可能な状態となっていた!!
真姫(…やはり、そう簡単には換気させてくれない…か…)
真姫(…となると次はッ!!)
真姫は仲間にこの事態を知らせようとスマホに手にしようとする…
が!!
真姫(ッ!!?無い!!机の上に置いといた筈なのに!!)
真姫(ぐぅ…どうやらママに盗まれたようね…ならばッ!!)
次に真姫は部屋に備え付けられた電話でフロントに応援要請のコールをかけようとする…
が!!
真姫(そんな…部屋の電話の電話線まで切られているッ!!)
真姫(と…いうことは私は今…)
真姫(完全にこの部屋に幽閉されてしまったというの!!?)
→to be continued