国木田花丸の奇妙な冒険~プリーズサンシャイン~ 作:ビーフクリームボロネーゼ
ここは館を放棄したA-RISEが新たに拠点とした館…
通称『新A-RISEの館』である!
その中の談話室でA-RISEの三人が会話をしていた!
英玲奈「ツバサ…バッドニュースだ」
ツバサ「何?どうしたのよ?」
英玲奈「我々が使っていた館から連中が誰一人欠けること無く出てきたと聖良から報告があった」
ツバサ「嘘!?曜は兎も角として黒澤ルビィのデイ・デイ・デイと対峙して生きていられる何て事があり得るの!?」
あんじゅ「そのルビィって子がどんなスタンドに覚醒めたのかは知らないけれど…」
あんじゅ「本当にツバサがそこまで太鼓判を押すほど強力なスタンドだったの?」
ツバサ「強力も強力よ!!」
ツバサ「何せ彼女のスタンドは強力な放射線を垂れ流し続ける能力なんだから!!」
あんじゅ「うわぁぁ…それはまたおぞましい…」
英玲奈「だが、館から出てきた奴らには外部被曝した痕跡は見られなかったそうだが…」
ツバサ「それは絶対にあり得ないわ!!」
ツバサ「さっきも言ったように黒澤ルビィのスタンド『デイ・デイ・デイ』は放射線を垂れ流し続ける能力なのよ!」
ツバサ「外部被曝の一つもしないなんて事は絶対にあり得ないわ!!」
あんじゅ「いったいどういうことなのかしらねぇ…」
英玲奈「…そう言えば我々が手駒として使っていて奴らに奪回された西木野真姫のスタンドは癒しの能力を持っていたな…」
ツバサ「それよ!!間違いなくつり目高飛車のそのスタンドのせいよ!!」
あんじゅ「成る程ね…そのスタンドの能力で外部被曝の傷痕を治してから館を出たのね♪」
ツバサ「つまりは西木野真姫のスタンド能力をどうにかしなければ有効打を与えられないということね…」
ツバサ「となればあのヤブ医者モグリを真っ先に消さなければいけないというわけね…」
英玲奈「96話目にして漸く気付いたのか…」
ツバサ「メタ発言は控えなさい!!」
と、そこで談話室のドアをノックする音が響き渡る!!
あんじゅ「どうぞ!」
理亞「失礼します…」
お前は矢澤にこに憧れているのかと言わんばかりのツインテール少女が扉を開けて談話室へ入ってくる!
彼女の名前は鹿角理亞!!
スクールアイドル『セイント・スノウ』のメンバーの一人で、同じメンバーで先日黒澤ルビィを誘拐したスタンド『セルフ・コントロール』の使い手の鹿角聖良の妹である!
ツバサ「理亞か…ちょうどいいわ」
ツバサ「ちょいと頼まれてはくれないかしら?」
理亞「はい?」
ツバサ「貴女の姉の鹿角聖良に西木野真姫を始末してくるように言って欲しいのよ」
ツバサ「そうね…確実に始末したいから二人組で向かう様に言っておいて欲しいわね!」
ツバサ「そして組ませる相手は…」
ツバサは顎に指を置く仕草をして少しの間考えてから言った!
ツバサ「母親がいいんじゃあないかしら?きっと動揺するわよ!!」
理亞「はい!かしこまりました!!」
理亞「では、失礼します!!」
そう言うと理亞は談話室から出ていった!
英玲奈「…ところで彼女はいったい何の用事でこの部屋を訪ねてきたのだ?」
あんじゅ「さぁ?私に聞かれても…」
ツバサ「そんなことどうでもいいじゃあないの!!」
ツバサ「漸くあの目障りな糞溜めに屯している溝鼠どもをこの地球上から抹殺できると思うとワクワクしてくるわ!」
ツバサ「二酸化マンガンに過酸化水素水を加えた時に発生する酸素みたいにムンムンと希望が湧いてくるわ!」
ツバサ「あっはっはっはっはっは」
→to be continued