国木田花丸の奇妙な冒険~プリーズサンシャイン~ 作:ビーフクリームボロネーゼ
海未「敵のスタンド能力は恐らく鏡を媒介して私達を操る能力…」
海未「鏡に私達が映った瞬間に私達を操る事が可能となるのでしょう…」
希「…」
海未「ですから私達は鏡の存在を強く警戒しましょう!」
海未「そうすれば操られる心配も減るはずです!」
希「それは分かったんやけど…」
希「ヤツはどうやって倒すん?」
海未「敵は狡猾な人物です…」
海未「スタンドを攻撃しようとしても鏡などでやり過ごされて逆に私達が追い詰められてしまうかもしれません…」
海未「ですからここは本体を探し出しましょう!」
海未「敵のスタンドは恐らく遠隔操作型ですが、これだけ広い館の二階に居る鞠莉と一階に居る私達を攻撃しているのですから本体は館の中に居ると思うのです!」
海未「と、言う訳で…」
海未は暫く間を置いてから希に尋ねる!
海未「ハーミットパープルを使って本体の居場所を念写したりできませんか?」
海未の問いに希は答える!
希「その念写をするにはカメラを一台叩き壊さないといけないんや」
希「今、うちも海未ちゃんもカメラなんて持ってないから不可能や…」
海未「そうですか…となると…」
海未は館に入るときに希が念写した館の地図を取り出す!
海未「自力で探すしかないようですね」
海未「この地図の中で隠れられそうな場所はありますか?」
希「…どれも普通の部屋ばかりやで」
海未「そうですか…」
海未「取り敢えず索敵を始めましょう!」
海未「妨害する敵がいては安心してルビィを探せませんからね…」
海未と希はスタンド『ミラー・チケット』の本体の捜索を始めた!
その二人を陰から覗いている存在が一つ…
ミラー・チケット「園田海未…厄介なスタンド使いだね…」
そう、今まさに海未と希を襲っているスタンド『ミラー・チケット』である!
ミラー・チケット「あの人を私のスタンドに嵌めるには一工夫必要だね…」
海未「どうでしたか?希」
希「ダメやね…それらしき人影は見当たらへんよ」
海未「やはり当てずっぽうでは見つかりませんか…」
海未「いったいどうすれば…」
と、その時!
ゴトンッ!!
希「?」
何かが転がってくる音が響き渡った!
希「!?これはッ!!」
希はその何かの存在を確認する!
それは球状の鏡であるミラーボールだった!!
希「まずいッ!!うちが鏡に映って…」
ガシッ!!
希「ぅあッ!!」
希の身体は再び希の首を絞め始める!
ミラー・チケット「ふふん♪球状の鏡ならどの角度から攻め込もうとも近付いただけで鏡に映るからどうしようもないでしょ」
ミラー・チケット「私ってやっぱり天才だね!!将来は船長間違いなし!ヨーソロー!!」
→to be continued