国木田花丸の奇妙な冒険~プリーズサンシャイン~   作:ビーフクリームボロネーゼ

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ミラー・チケットその①

 

ギィィィィィィィィィィ…

 

花丸「…」

 

ことり「誰も…いないね…?」

 

鞠莉「油断は禁物よ!」

 

海未「鞠莉の言う通りですよ…」

 

一行は館の中を慎重に移動していく!

と、そこで希が何かを発見する!

 

希「お、紙とインクがあるやん」

 

花陽「それがどうかしたの?希ちゃん?」

 

希「このインクを紙にぶちまけながらハーミットパープルで念写すれば館の構造が読めるでぇ!」

 

希「ハーミットパープルッ!!」

 

希はハーミットパープルで紙に館の地図を念写していく!

 

希「…この館は二階建てのようやな」

 

希「あとは地下に地下室が一つ…」

 

希「でもこの地下室…何か変やで…」

 

ダイヤ「…と、言いますと?」

 

希「部屋の壁や扉がやけに分厚いというか…」

 

ダイヤ「そこ…やけに怪しいですわね…」

 

ダイヤ「私はその部屋を探しますわ!」

 

花丸「マルもついていくずら!」

 

善子「私もいくわ!」

 

ダイヤ、花丸、善子の三人は地下室を目指して階段を下っていく!

 

海未「では私と希とで一階を」

 

海未「ことりと花陽と鞠莉で二階をお願いします!」

 

鞠莉「OK!リョーカイしたわ♪」

 

鞠莉、ことり、花陽の三人は階段を上って二階へ移動する!

 

海未「では、私達もいきましょう!」

 

希「合点承知の助やん!」

 

海未と希は一階の捜索を始めた!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

鞠莉は二階の一室の扉を開ける!

 

バァーz_ンッ!!

 

鞠莉「Oh…」

 

そこは部屋の全面が鏡で作られた鏡張りの部屋だった!

 

鞠莉「Greatね…」

 

鞠莉「館の中にはこんな部屋があったなんて…」

 

鞠莉はその鏡張りの部屋の中に踏みいって、中を調査する!

 

鞠莉「部屋の中には横長のtableと肘掛けchair…」

 

鞠莉「tableの上にはハサミ、ナイフ、カッターetc.etc.…」

 

鞠莉「凶器になりそうなものがワンサカと置いてあ…」

 

鞠莉「ヤッホー鞠莉ちゃん!聞こえてる?」

 

鞠莉(!?)

 

鞠莉は一瞬何が起こったのか理解できなかった!

 

鞠莉(え…今何をしたの?)

 

鞠莉(私…勝手にしゃべったの!?)

 

鞠莉「ふふん♪その様子だと自分の身に何が起こったのかよく理解していないようだね…」

 

鞠莉「あっはははははwwwwwww」

 

鞠莉はスタンド攻撃だと判断し、周囲を見渡す…

しかし鏡には敵に操られて不敵な笑みを浮かべている自分が映っていただけだった!

 

鞠莉(これは…ッ!!)

 

鞠莉「まぁ、分からなくてもいいよね」

 

鞠莉「これから鞠莉ちゃんは私が始末するんだから!!」

 

そう言うと鞠莉の身体はコミックス36巻の表紙で仗助が見せたジョジョ立ちをする!

そして鏡にその仗助のジョジョ立ちをした自身が映る!

 

鞠莉(これは…間違いなく私は操られている!)

 

鞠莉(そして本体は見当たらない…遠隔操作型のスタンドかしら?)

 

考えている間に鞠莉の身体は凶器の置いてある机に向かっていく!

 

鞠莉「ま…まさかッ!!」

 

鞠莉「そのまさかだね…これから私は鞠莉ちゃんの身体を操って…」

 

鞠莉「自害させるよ!!」

 

鞠莉「ッ!!?」

 

そして鞠莉の身体は遂に机の上に置いてあったハサミを手に取る!

 

鞠莉「Oh,NO!!や…やめ…」

 

鞠莉「やめないよ…」

 

鞠莉の身体は手に取ったハサミを喉に突きつける!!

 

鞠莉「さようなら…鞠莉ちゃん!!」

 

→to be continued


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