国木田花丸の奇妙な冒険~プリーズサンシャイン~ 作:ビーフクリームボロネーゼ
亜里沙「嵐のなかの恋だから(ストーム・イン・ラヴァー)ッ!!」
雪穂「ストーム・イン・ラヴァー…」
雪穂(それが…亜里沙のスタンド…)
亜里沙は自身のスタンド『嵐のなかの恋だから(ストーム・イン・ラヴァー)』で突風を引き起こす!!
雪穂(風を…こんな真似もできるなんて…)
雪穂(亜里沙のスタンドの正体は何なの!?)
雪穂は亜里沙のスタンドの正体を上手く掴めずにいるが、それでも何とか自分のペースに持ち込むため亜里沙に拳を叩き子もうとするが、強風によって亜里沙に上手く近づけない!!
雪穂(うぁ…これは…)
亜里沙「雪穂…この風はあなたを阻む為だけに吹かせているわけじゃあないんだよ?」
雪穂「それは…どういう…」
雪穂「!!」
雪穂「ぐぼぉぁっ!!」
雪穂はいきなり吐血する!
雪穂(身体中から…痛みが…)
雪穂(どういうこと…?毒ガスや細菌、ウイルスの能力…?)
雪穂(いや、それだとカマイタチやベアリング弾を止めた事、そのベアリング弾が勝手に崩壊したことに説明がつかないよ…)
雪穂は亜里沙のスタンドについて考察する!
雪穂(亜里沙はスタンドを『既に出してる』と言った…)
雪穂(なのに見えないと言うことはそういうスタンドか…)
雪穂(もしくは…)
雪穂(見えないほど小さい?)
そこで雪穂は先程の吐血に合点がいく!
雪穂(そうか!見えないほど小さいなら私の体内に入って暴れれば身体の内側から攻撃できる!)
雪穂は亜里沙のスタンドが見えないほど小さいスタンドであると確信する!
雪穂(それほど小さいスタンドなら恐らく群体型のスタンドで間違い無いはず…)
雪穂(そしてそんなに小さなスタンドならその数は恐らく途方もないほどの数のはず…)
雪穂(恐らく万は超えて…いや、億までいるかも…)
雪穂(とにかく私のスタンドで亜里沙のスタンドを攻撃するのは絶対に不可能だろうなあ…)
雪穂には亜里沙のスタンドのヴィジョンが徐々に見えてきた!!
雪穂(さて、問題はその見えないほど小さいスタンドの能力の方なんだけど…)
雪穂(あの突風とカマイタチ、ベアリング弾を止めたのとベアリング弾の崩壊は恐らく同じ一つの能力…)
雪穂(風、カマイタチ…)
雪穂(空気を操る能力?)
雪穂(いや、それだとベアリング弾の崩壊に説明がつかないか…)
そこまで考えたところで亜里沙がカマイタチ攻撃を仕掛ける!
雪穂「まずい!」
雪穂はこのまま戦うのは不利だと判断し、この状況から逃れるために走り出す!
亜里沙「逃がさないよ!」
亜里沙は雪穂の追跡を始めた!
雪穂(恐らく亜里沙のスタンドは私にとって相性は最悪で…)
雪穂(多分、私は亜里沙には勝てない…)
雪穂(…それでもッ!!)
雪穂「亜里沙のスタンドの秘密を解くまでやられる訳にはいかないッ!!」
雪穂「必ず亜里沙のスタンドの秘密を暴く!」
雪穂「そしてその事を誰かに伝えるんだ!」
雪穂「それが…今の私の使命だ!」
今、雪穂の中で黄金の精神が芽生えつつあった!!
→to be continued