国木田花丸の奇妙な冒険~プリーズサンシャイン~   作:ビーフクリームボロネーゼ

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嵐のなかの恋だからその①

 

高坂雪穂は安心していた!

自分の操られていた母親が、その原因である肉の芽を国木田花丸に取り除かれて綺羅ツバサの元から戻ってきてくれたのだ!!

現在、雪穂は真姫に治してもらって寝ている母親と共にホテルオハラに居た!

 

雪穂「お母さん…」

 

雪穂「無事で良かったよ…」

 

雪穂「でも…」

 

ただ、その安心と同時に雪穂にはまだまだ不安が残っていた!

母親は無事に戻ってきたものの、自分の父親と姉はまだ綺羅ツバサの魔の手の中にあるのだ!

そして、家族以外も…

 

雪穂「亜里沙も…操られているんだよね…」

 

雪穂は自身の親友の名を口にする…

絢瀬亜里沙…絢瀬絵里の実妹であり、雪穂の親友である!

そして絢瀬絵里の妹…つまりはμ'sメンバーの親族ということは綺羅ツバサに拉致されて肉の芽を埋め込まれ、手先として利用されている可能性が非常に高いのだ!!

 

雪穂「無事だといいけど…」

 

と、そこで雪穂は食料品を買いに行かなければいけないことを思い出した!

 

雪穂「買い物行かなきゃ…」

 

雪穂「じゃあ行ってきます!お母さん!」

 

雪穂はホテルオハラを後にした!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

雪穂「よーし、買う物はこれで全部だね…」

 

雪穂は買い物を済ませてホテルオハラへ向かっている!

と、そこへ何者かが立ち塞がった!

 

雪穂「!?」

 

雪穂はその人物を知っていた!!

その人物は雪穂の親友の…

 

亜里沙「久し振り…雪穂…」

 

雪穂「亜里沙…!?」

 

絢瀬亜里沙だったのだ!!

 

亜里沙「ツバサ様を裏切って敵になったっていうのは本当なの?」

 

雪穂「亜里沙…やっぱり肉の芽で操られて…」

 

雪穂はモーメントリングを出して戦闘体制に入る!

 

雪穂「亜里沙は必ず取り戻す!!」

 

亜里沙「その反応…やっぱり本当だったんだ…」

 

亜里沙「…残念だよ」

 

雪穂「うおおおお!!」

 

雪穂は亜里沙に拳を当てるべく亜里沙へと接近する…

が!!

 

スパスパァッ!!

 

雪穂「ぐぁっ!!」

 

雪穂の身体が突如として切り裂かれたのだ!

傷自体は浅いものであったがその数がとても多く、出血も多くなっていた!

 

雪穂(今の攻撃は!?急に身体中が切り裂かれるなんて!?)

 

雪穂(スタンドのヴィジョンも見えてなかったのに!!)

 

雪穂「もしかして…一体型か装着型のスタンドなの?」

 

亜里沙「ふふっ、違うよ」

 

雪穂「違う…の?」

 

雪穂「じゃあなんで…スタンドのヴィジョンも出してないのに能力が…?」

 

亜里沙「…?何言ってるの?雪穂」

 

亜里沙「亜里沙はスタンドをもう既に出してるよ?」

 

雪穂「…え?」

 

雪穂には亜里沙の言っている事が理解できなかった!

見えもしないのに既に出してるとは一体どういうことなのか?

 

雪穂「ッ!!」

 

雪穂はこのまま近づいて行くのは危険だと判断し、ベアリング弾での攻撃を開始する!

 

雪穂「ボラァッ!!」ピンッ!!

 

しかし、ベアリング弾は亜里沙の手前でピタリと静止してしまった!!

 

雪穂「え?…嘘…」

 

亜里沙「残念だけどその攻撃は亜里沙には通用しないよ!!」

 

そして受け止めてられたベアリング弾はそのまま空中で崩壊するように消えてしまった!!

 

雪穂「なっ!?」

 

亜里沙「確か雪穂のスタンドは一回攻撃されちゃうと面倒なことになるってツバサ様が言ってたなあ…」

 

雪穂「…」

 

亜里沙「だから亜里沙は雪穂を近づけない…」

 

亜里沙「私にかすり傷すらつけさせずに倒すよ…」

 

雪穂「言ってくれるね…亜里沙…」

 

→to be continued


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