国木田花丸の奇妙な冒険~プリーズサンシャイン~ 作:ビーフクリームボロネーゼ
花丸「えっほえっほ」
花丸「ズラズラズラズラズラズラズラズラズラズラズラズラズラズラズラズラズラズラズラズラズラズラズラズラズラズラァッ!!」
花丸はトリコリコ・プリーズを使って地中を掘り進んでいる!!
目指すは今、まさに燃やされている寺の外である!
花丸「まだまだ掘り進まなきゃ…」
花丸「…?」
ふと、花丸は熱気を感じる…
花丸「まさか…」
花丸は試しに今まで掘ってきた道筋に向かって鉛筆を放り投げてみる…
すると鉛筆は落下する手前で突如発火したのである!!
花丸「ッ!?水蒸気がすぐそこまで!!」
花丸「ズラズラズラズラズラズラズラズラズラズラズラズラズラズラズラズラズラズラズラズラズラズラズラズラズラズラズラズラズラズラズラズラズラズラズラズラズラズラズラズラズラズラズラズラ…」
花丸は水蒸気から逃れる為に全力で地中を掘り進む!
その様子をシャングリ・ラ・シャワーを通じて見ていたフミコは一つの判断を下す!
フミコ「ちっ、掘り進むスピードが水蒸気の移動スピードより速い…」
フミコ「追い付くのは少し難しい…か」
フミコ「…ならばッ!!」
フミコは花丸の掘ったトンネル内に熱湯の塊…『水蒸気爆弾』を送り込む!
フミコ「こいつで坑道を爆破して生き埋めにしてやるッ!!」
フミコ「点火ッ!!」
ドッガァァァァァァァァーz_ンッ!!
花丸「!?」
トンネル内で水蒸気爆発が発生することで入り口が塞がれ、その衝撃と熱された水蒸気が猛スピードで花丸へと迫る!
が、
花丸「ズラズラズラズラズラズラズラズラズラズラァッ!!」
花丸は下に向かって掘り進むことで爆発の衝撃と水蒸気をやり過ごす!
花丸「はぁ…はぁ…暑いずら…」
花丸「呼吸が…少し…苦しい…ずら…」
花丸「早く地上に出て…新鮮な酸素を…取り込まないと…」
花丸「窒息…してしまう…ずら…」
と、そこへ…
ジョボジョボジョボォォ…
花丸「!?」
塞がったトンネルの隙間から湯気を放つ熱湯が溢れ出てきた!!
花丸「!!!!」
花丸「速く掘り進まないと熱湯で火傷どころか溺死してしまうずら!!」
花丸「ズラズラズラズラズラズラズラズラズラズラズラズラズラズラズラズラズラズラズラズラズラズラズラズラズラズラズラズラズラズラズラズラズラズラズラズラズラズラズラズラズラズラズラズラァッ!!」
花丸は熱湯に追われながら急いで地面を掘り進み、ついに地上へ脱出した!!
花丸「やった…外に出られたずら!!」
…が!!
フワフワ…
花丸「!?」
水蒸気爆弾が地面を脱出したばかりの花丸へと迫っていた!!
フミコ「点火ッ!!」
ドッガァァァァァァァァーz_ンッ!!
花丸「ぐぁぁぁぁぁぁぁッ!!」
花丸は水蒸気爆発の爆風で吹き飛ばされる!!
発生した蒸気によって火傷も少し負ってしまった!!
花丸「ぐ…ぅう…」
吹き飛ばされた花丸を嫌な熱気が包み込む…
花丸「こ…これは…」
花丸「水蒸気に囲まれているずら!?」
フミコ「さて、もう逃げ場は無いよ…」
フミコ「諦めて蒸し殺されなよ!国木田花丸ちゃん!!」
→to be continued