国木田花丸の奇妙な冒険~プリーズサンシャイン~ 作:ビーフクリームボロネーゼ
淡島嵐警報!
内浦の町並みを一人の少女が歩いている…
彼女は最近ここに引っ越してきたため、町を見て回ってよく知っておきたかったのだ!
そんな少女にガラの悪そうな男が二人近づいてきた!
そしてその男達は少女に声をかける!
男1「お嬢ちゃん…可愛いね」
男2「俺らと良いことしない?」
「いえ…えっと…急いでるので…」
男1「いいじゃんかよぉちょっとだけだからよぉ」
男2「先っちょだけだからよぉ」
「ほ…本当にやめてください!!」
男1「てめぇなぁ!!こっちがお願いしてたらチョーシに乗りやがってよォッ!!」
男2「舐めてんじゃあねぇぞッ!!このダボがァッ!!」
男たちは嫌がる少女を無理矢理連れていこうとする!
少女は始めの内は抵抗していたが、次第に抵抗をやめ、ボソリと呟いた!
「あ~あ、やめてって言ったときに素直にやめてれば何もしなかったのに…」
男1「あぁ!?」
男2「何ブツブツ言ってんだよ?」
「…ギルティ・キッス」
少女がそう呟くと鎖で縛られて目隠しをされた人型のスタンドが背後から出現し、灰色の吐息を男達に浴びせかける…
コチコチコチッ…
男1「」
男2「」
「ふふっ、またいい具合の壁材が手に入ったなぁ♪」
「早速もって帰ろっと♪」
少女は石化した男たちを引き摺りながら帰っていった…
ホテルオハラ
花丸「調子はどうずら?」
真姫「余りよろしくはないわね」
真姫「善子は他のみんなと比べて怪我は比較的少ない方だったからなんとかできたけれど…」
真姫「ことりと理事長、希、エリー、鞠莉は重症で治療するのにも時間がかかるわ…」
海未「そう…ですか」
つい先日、このホテルオハラで発生した東條希との最終決戦…
彼女が引き当てた最強のスタンド『ザ・ワールド』の能力に苦戦して、死者こそ出なかったものの重症を負った者が続出したのだ!!
花丸達の戦力は大きく削られたと言ってもいい!!
真姫「そうそう、治療中の希から聞いた話なんだけどね…」
真姫「希は綺羅ツバサが根城にしている館の場所を知っていたわ!」
一同「!?」
真姫「それと敵のスタンド使いとその能力を一人分…」
ダイヤ「…そのスタンド使いとは?」
真姫「名前は鹿角聖良…」
真姫「スタンドの名前はセルフ・コントロールよ」
花丸「そのスタンドの能力は何ずら!?」
真姫「セルフ・コントロールの能力は…」
真姫「亜空間を作り出して現実世界と繋げる能力よ」
花陽「亜空間…」
真姫「ええ、希の話だと亜空間の中は無重力みたいな感じになってて何もないみたい」
真姫「そして聖良の行ったことのある場所ならどこにでも繋げられてワープみたいな感じで移動もできるらしいのよ」
善子「…ハングドマンの時に出てきたあのスタンドね」
花丸「善子ちゃん!!出歩いて大丈夫ずら!?」
善子「善子言うな…まぁ、大丈夫よ」
善子「大した怪我じゃあないし」
海未「敵の能力を予め把握できたのは大きいですね…」
ダイヤ「それに根城の場所を掴めたのも大きいですわ!」
ダイヤ「早速攻め入るべきですわ!」
海未「いえ、敵の本拠地に乗り込むのですから戦力は多い方がいいです」
海未「絵里達が回復するのを待って突入するべきです!」
善子「私もそう思うわ」
花丸「右に同じずら」
花陽「あ、私も…そう…思う…かな?」
ダイヤ「…確かに、戦力は多い方がいいですわね」
ダイヤ「分かりましたわ…回復を待ちましょう」
真姫「そうね…それがいいわ」
真姫「みんなが回復したら…A-RISEの館へ突入よ!!」
国木田花丸はホテルオハラから自分のお家であるお寺へ帰るための帰路についている!
花丸(突入するまでの間にA-RISEがオラ達になにもしてこないなんて考えられないずら…)
花丸(刺客が送られてくることも考慮しないといけないずら)
そんな花丸を陰から覗く人物が一人…
「国木田花丸さん…悪いけど消させてもらうよ…」
→to be continued