国木田花丸の奇妙な冒険～プリーズサンシャイン～

ザ・スピリチュアル・ワールドその⑩

ガッギィィィィーz＿ンッ！！

希「なっ！？」

希「何ィ～ッ！！」

希が絵里に対してザ・ワールドから繰り出した拳は見えない壁によってガードされた！

そう、4つのユニットによって作られたバリアである！

希「し、しかも…これは！！」

希が驚いた点は展開されているバリアの形である！

バリアを形成するユニットは全部で4つ…

頂点が4つ以内で構成される図形は三角形と四角形であり、これが基本的なバリアの形だが、これはあくまで平面上の話である！

立体でも4つの頂点で構成される物は存在する！

それは…『三角錐』ッ！！

絵里は4つのユニットを三角錐の形を構成するように展開して、その中に自身が入り込むようにして自分の周りを防御するようにしていたのだ！

絢瀬絵里はただのポンコツではない！

成長するポンコツなのだッ！！

希「え、えりちィィィィィィィッ！！」

希「無駄無駄ァッ！！」

希は絵里のバリアを形成するユニットを二つ破壊する！

ユニットが二つになってしまえば、立体でも平面上でも形成できる図形はもうない…

つまりッ！！バリアはもう展開できないのであるッ！！

希「ザ・ワールドォォォォォォッ！！」

希はバリアが解除されて丸裸になった絵里にザ・ワールドの拳を叩き込もうとする！！

そのタイミングで時止めが解除されて世界の時間が動き出す！！

絵里「！？」

希（よし、仕留め…）

が、その時！

ズイーz＿ッ！！

希「なっ！？また…」

ドゴォッ！！

希「ぐぼぉぁっ！！」

白パカ「メェェェェッ！！」

アルパカが希を拳に引き寄せて殴り飛ばす！

希（このアルパカ…やはり始末しておくべきやったんか？）

絵里「た…助かっ…」

ドガァッ！！

絵里「きゃあぁぁッ！！」

アルパカは絵里もアフター・スクール・ナビゲーターズで蹴り飛ばして希が飛んでいった方向と同じ方向へ吹っ飛ばす！

花丸「絵里さん！？」

ダイヤ「ッ！！やはりあのアルパカは黙らせるべきですわ！」

ダイヤ「ダイヤモンドプリンセスッ！！」

ダイヤはダイヤモンドプリンセスの結晶を床を這うように形成してアルパカを攻撃する！

床に固定されている結晶はアフター・スクール・ナビゲーターズの能力では動かす事はできない！！

…が！

ズイーz＿ッ！！

アルパカは自身を結晶から遠ざけることで攻撃を回避した！

ダイヤ「くっ、この攻撃も通用しませんの！？」

花丸「ダイヤさんはそのままアルパカさんの牽制を頼むずら」

花丸「オラは希さんを相手するずら！」

ダイヤ「ちょっと！花丸さん！？」

白パカ「メェェェェッ！！」

アルパカは攻撃してきたダイヤを完全に自分の敵と断定した！

ダイヤ「…花丸さんに構っている暇は無いようですね！」

希「ぐぅ…あの部屋の隅の埃のようなド畜生がァッ！！」

絵里「がっ…はァッ！！」

希「でもまぁ…えりちも瀕死みたいやし」

希「さっさと始末すべきやな」

花丸「そんなことはさせないずら！！」

希「来たな田舎者ォ…」

花丸「東條希！あなたはこの国木田花丸が倒すッ！！」

希「やれるもんならやってみろや！！」

希「ザ・ワールドッ！！」

花丸「トリコリコ・プリーズッ！！」

→to be continued