国木田花丸の奇妙な冒険~プリーズサンシャイン~ 作:ビーフクリームボロネーゼ
ことり「まさか…本当に知らなかったなんて…」
理事長「仕方ないじゃない!能力を使うところを見せてくれなかったんだから!!」
ことりと理事長は現在、真姫と真姫の母親についての情報交換をし、ホテルオハラから出ていくところである!
ハッピー・メイカーの一件から高海家の人々を巻き込むのはまずいと言うことで真姫は現在、宿泊場所を十千万からホテルオハラへと移動している!
そしてそのホテルオハラでハッピー・メイカーの襲撃の際に理事長と共に行動していた真姫の母親のスタンド能力について理事長から聞き出そうとしていたところであったが、実際のところ真姫の母親は理事長の見ていないところで数々の工作をこなしていたようで、理事長は彼女の能力を全く知らないというのである!
ことり「透明な壁と物体を固定することしか分かってないよ…」
理事長「で、でも…必ずこの二つには共通した何かがあるはずよ!」
理事長「だってスタンドの能力は一つにつき一つで…」
ドォーーーーーンッ!!
理事長「」
ことり「」
希「一秒経過…ふふ、本当に止まるんやな…時」
希「取り敢えずこの二人の腹をぶち抜いて」ドゴォッ!!ドゴォッ!!
希「姿を見られへんように離脱ッ!!」
希「五秒経過ッ!!そして時は動き出す…」
ズドォォォンッ!!
ことりと理事長は自身の身に何が起こったのか理解できなかった!
いきなり吹っ飛ばされてホテルオハラの真姫の泊まっている部屋まで飛んでいき、ガラスを突き破った!
真姫「な、何!?」
ことり「え…え?」
理事長「ぐはぁっ!!?」
真姫「ことり!!理事長!!」
真姫はダーリンを使って直ぐに二人の治療にはいる!
二人の傷は明らかに致命傷であったが、真姫のダーリンには怪我の進行を遅らせる能力もある!
この能力で二人の死を遅らせながら致命傷を塞げば二人の命は助かる!!
真姫「ただし、二人に付きっきりにならないといけない…」
真姫「他の誰かが傷ついても…診てあげられない…」
真姫「それにしても…一体誰がどうやってこんな攻撃をッ!!」
希「うーん、時止めの調子は絶好調やなぁ!!」
希「今はまだ五秒しか時を止められへんけど…」
希「でもまぁ、ことりちゃんと理事長は始末した…次は…」
希「うざったい群体型の津島善子を始末するべきやな」
希「ザ・ワールドはまさしく世界を支配する力ッ!!」
希「もう誰にも負ける気がせえへんわ!」
花丸たちは現在、ホテルオハラに集められている!
真姫からことりと理事長が瀕死の重傷を受けたとの報せを受けて急遽集まるように真姫に言われたのである!
花丸「これは…」
鞠莉「oh…」
ダイヤ「なんとむごい…」
海未「ことり…理事長…ッ!!」
善子「一体どんな攻撃を受けたっていうのよ!?」
真姫「…分からないわ」
真姫「気絶してしまう前にことりが言っていたわ…」
真姫「『自分でも誰に何をされたか全く分からなかった…』って」
絵里「よほど強力なスタンド使いのようね…」
善子「…」
真姫「とにかく、こいつは物凄く危険だわ!!」
真姫「暫く単独行動はしないように気をつけて頂戴」
真姫「次に誰かが怪我しても…多分私は治せないから…」
善子「ねぇ…今ももしかしてそいつは私たちを狙っているんじゃあないの?」
花陽「確かに…その可能性もありますよね…」
海未「ええ…絵里、この辺りを少し調べてみてくれませんか?」
絵里「分かったわ!」
絵里「ソルジャー・ゲームッ!!」
絵里はソルジャー・ゲームを出すと熱源探知ソナーを放つ!
絵里「!!」
花丸「どうしたずら!?」
絵里「私たち以外に…熱源がもう一つあるわ!!」
鞠莉「ここら辺一帯の部屋は真姫の貸し切り状態のはずだから人の出入りなんてあり得ないわ!」
花陽「でも…ホテルの従業員さんの可能性も…」
鞠莉「込み入った話があるから近づかないように言ってあるわ!」
海未「ではその熱源というのは…ッ!!」
花丸「間違いなく…敵ずらッ!!」
→to be continued