国木田花丸の奇妙な冒険~プリーズサンシャイン~ 作:ビーフクリームボロネーゼ
善子「紹介したい人ってだれよ!」
花丸「いいからついてきてよ善子ちゃん」
善子「善子じゃなくてヨハネッ!!」
今日、花丸は自分のお家のお寺で園田海未に津島善子を紹介するつもりでいた!
しかし、数分後に花丸たちは驚くべきものを目の当たりにするッ!!
花丸「う、海未さん!!」
善子「この人が海未さん…って、やられてるじゃない!!」
園田海未は貯水タンクまで吹き飛ばされた花京院のような格好で寺の柱に貼り付けられていた。
花丸「海未さん!しっかりして!」
海未「だ…大丈夫です…」
善子「誰にやられたのよ!!」
海未「あ、あいつ…です」
海未の指差した先には1体のスタンドがいた!!
????「ツバサ様の邪魔をするやつはぶっ殺すわ!!」
真っ赤な髑髏のような見た目のスタンドがいた。
花丸「あいつが海未さんを…」
ダーリン「私のこのスタンドは『ダーリン』」
ダーリン「パワー、スピード、精密動作性、射程距離…すべて最強よ!」
善子「そんなのおかしいわ!!」
善子はスタンド『ダーリン』の言葉を否定する!!
善子「スタンドは射程距離が伸びれば伸びるほどパワーは弱くなるはず…」
善子「パワーと射程距離を両立できるスタンドなんて自動操縦型くらいしか…」
ダーリン「ところがどっこい、私のスタンドは遠隔操作型で相当なパワーを持っているわ!!」
そう言うとダーリンは近くにあった岩を拳で粉々に砕いてみせたッ!!
ダーリン「こんな具合に…ね♪」
善子「嘘…」
ダーリンの遠隔操作型らしからぬパワーに愕然とする善子。
花丸「はったりの可能性もあるずら」
花丸「本当は近距離パワー型で近くに本体が隠れている可能性だって…」
花丸の示唆した可能性を海未が否定する!
海未「いえ、それはありません…」
海未「周囲は調べましたが…本体らしき人影は見当たりませんでした…」
善子「それじゃ本当に遠隔操作型なのにあのパワーなの…」
海未「かもしれませんが、絶望する必要はありません…」
海未「遠隔操作型なのにあのパワー…何か秘密があるはずです!」
確かに、こんなスタンドの法則から外れるようなスタンドには絶対に何か秘密があるはずである!!
その秘密がこのスタンドを倒す鍵になる!!
花丸たちはそう確信したッ!!
善子「とにかく、今はやつを叩くしかないッ!!」
善子「リトルデーモンッ!!」
善子はスタンド『リトルデーモン』を敵スタンドの周りに展開した!!
善子「四方八方からの集中砲火を食らいなさいッ!!」
リトルデーモンによる集中砲火が始まる!
その圧倒的な火力は並みのスタンド使いならばひとたまりもないだろう…
だがッ!!
ダーリン「無駄よッ!!」
ダーリン「マキマキマキマキマキマキマキマキマキマキマキマキマキマキマキマキマキマキマキマキマキィッ!!」
ダーリンはその全ての攻撃を捌いていく…
善子「は、速い…速すぎるッ!!」
花丸「ならマルがっ!!」
花丸「ズラズラズラズラズラズラズラズラズラズラズラズラズラズラズラズラズラズラズラズラズラズラズラズラズラ」
ダーリン「マキマキマキマキマキマキマキマキマキマキマキマキマキマキマキマキマキマキマキマキマキマキマキマキマキマキマキマキ」
素早いタンドによるラッシュ対決ッ!!
しかし決着はすぐについた!!
花丸「は、速すぎるッ!!」
花丸「ぐあぁぁぁぁッッッ!!!」
善子「ずら丸ッ!!」
ダーリン「無駄無駄無駄無駄…私のダーリンは最強よ!!誰にも負けないわ」
スタンド『ダーリン』の圧倒的なパワーとスピードの前に倒れる三人…
このスタンドは強いッ!!
ダーリン「さぁて…ツバサ様の邪魔をするアホはすぐに始末してやるわ」
ダーリン「誰から先に始末してあげようかしら…」
バチバチ…
突如電気の弾ける音が周囲に響き渡る!!
ダーリン「なにっ!?」
花丸「食らえッ!!トリコリコ・プリーズサンダァァァァッッッ!!!」
ラッシュによって充電された電気をダーリンに対して放つ!!
…が
ダーリン「マキマキマキマキマキマキマキィッ!!」
トリコリコ・プリーズの渾身の雷さえも打ち消されてしまう…
ダーリン「いきなり何するのよッ!!びっくりしたじゃない!!」
花丸「そんな…」
海未「電撃まで打ち消されるなんて…」
このスタンド『ダーリン』は強いッ!!
勝てないのではないか…
そんな不安が三人の中に渦巻く中、突如として部外者がこの場に立ち入って来たのであるッ!!
ルビィ「花丸ちゃ~ん!!」
→to be continued