国木田花丸の奇妙な冒険～プリーズサンシャイン～

ソルジャー・ゲームその②

ダイヤ（こちらが攻撃しようとしても攻撃は躱されてしまう…）

ダイヤ（そしてあちらの攻撃をこちらは防げない…）

ダイヤ（一体どうすればいいんですの！？）

ダイヤのダイヤモンドプリンセスと絵里のソルジャー・ゲーム…

ハッキリ言って相性は最悪である！

絵里の攻撃はダイヤの防御を貫通し、ダイヤの攻撃は当たらない…

しかも仮にもしダイヤの攻撃が当たったとしても相手は群体型のスタンドである

本体に反映されるダメージは皆無に等しい…

ダイヤ（本体…そうですわ！）

ダイヤ（相手は群体型のスタンドなのですから狙うべきはスタンドではなく本体のエリーチカッ！！）

ダイヤ（こんな単純なことにも気づけなかったとは…ッ！！）

どうやらダイヤの思考は憧れの絵里の突然の登場と、その絵里が敵であったことから混乱していたらしい

ダイヤ「ダイヤモンドスプラッシュッ！！」

ダイヤはダイヤモンドスプラッシュを今度は本体である絵里に向かって発射する…が！！

絵里「無駄よ」

ダイヤモンドスプラッシュは絵里の目の前の見えない壁のようなものに阻まれてしまった！

ダイヤ「なっ！？」

絵里「特殊なバリアよ…」

絵里「ほら、私の前に4つの小さなユニットのようなものが見えるでしょ？」

確かに、よくみると絢瀬絵里の前には小さなユニットが4つ絵里の前に長方形を作るようにして浮いている！

絵里「このユニットの作り出すバリアはあらゆる攻撃を私の手前で防御するわ」

絵里「つまり…貴女の攻撃は通用しないわ！」

ダイヤ「…ならばそのバリアを作っているユニットとやらを破壊すればいいのですわ！」

ダイヤ「ダイヤモンドスプラッシュッ！！」

ダイヤはダイヤモンドスプラッシュを今度はバリアを形成しているユニットに目掛けて発射する…が！！

ユニットに向かって飛んでいったダイヤモンドスプラッシュはミサイルによって全て撃ち落とされてしまった！

絵里「バリアの弱点がユニットだと分かっていてそれを私が破壊させると思う？」

ダイヤ（エリーチカを倒すためにはあのバリアをどうにかしなければなりませんわ…）

ダイヤ（でもあのユニットを狙った攻撃は全て弾かれてしまう…）

ダイヤ（一体どうすれば…）

ダイヤ「！！」

ここでダイヤは絵里の目の前の見えないバリアを攻略する手だてを考え付いた！

ダイヤ（この方法ならあのバリアを突破できますわ！）

ダイヤ（…けれどもそのためには準備が必要ですわ！！）

ダイヤは生徒会室を飛び出して外へ逃げた！

絵里「逃げるつもりかしら…」

絵里「でも無駄よ！私からは何処へも逃げられない！」

ダイヤは現在、階段の踊り場にいた！

この階段の踊り場には大きな鏡がある

そしてダイヤはその大きな鏡の下半分をダイヤモンドプリンセスで破壊した！

バリィーz＿ンッ！！

砕けた鏡の破片が階段の踊り場に散らばる！

そこに追ってきた絢瀬絵里がダイヤに追い付いてきた！

絵里「逃がさないわ！」

絵里「ソルジャー・ゲームッ！！」

絵里のソルジャー・ゲームから多数の光線がダイヤ目掛けて降り注がれる！

ダイヤ「ダイヤモンドスプラッシュッ！！」

対してダイヤはダイヤモンドスプラッシュを一点集中させた大粒の結晶の弾丸を光線に向けて放った！

絵里「無駄よ！言ったでしょ？その結晶は光を透過するから無意味だと！！」

ダイヤ「…確かに、私の結晶は光を透過しますわ」

ダイヤ「…でも！！」

ダイヤ「ただ光を透過するわけではありませんわ！」

ダイヤ「この結晶の中に入った光は『屈折』しますわッ！！」

ダイヤの言った通りにソルジャー・ゲームの放った光線はダイヤモンドスプラッシュの弾丸の中で屈折し、ダイヤを避けて周囲に散らばってしまった！

絵里「なっ！？」

ダイヤ「そしてこの場には鏡を大量に散らしてありますわ…そしてッ！！」

散らばったソルジャー・ゲームの光線は踊り場に散らばる鏡の破片で反射する！

さらにその反射した光が残った踊り場の鏡の上半分に反射させられて絵里へと返ってくる！！

ズドォォォンッ！！

絵里「きゃぁぁっ！！」

ダイヤは先程絵里に言われたセリフをそのまま返す！

ダイヤ「貴女のそのバリアも『透けて』いますわねッ！！」

→to be continued