国木田花丸の奇妙な冒険~プリーズサンシャイン~ 作:ビーフクリームボロネーゼ
花丸「一体どうすればこいつを攻略できるずら!?」
むつ「攻略なんて不能なんだよォォォッ!!」
花丸(いや…あるはずずら)
花丸(どんなに強いスタンドにも…弱点は有るッ!!)
ドゴォッ!!
花丸「くぉっ!!」
むつ「一つ減ったら…」
むつ「一つ…足すッ!!」ブンッ!!
ヒュンヒュンヒュンッ!!
花丸「くっ…」
むつ「はははははぁ!!六は獣の数字っていってね」
むつ「キリスト教圏では不吉の数字とされるんだぁ…」
むつ「つまり私と出会った時点でお前の運命は終了って訳だよ!!」
「ふふふふ…それは正確な情報では無いわね…」
むつ「なっ!?誰だッ!!?」
その瞬間、炎が出現し跳んでいた鉄球を全て溶かし尽くした!
善子「獣の数字…正しくは『666』よッ!!」
花丸「善子ちゃん!!」
善子「善子いうなー!!」
鉄球を溶かした炎の正体は津島善子のスタンド『リトルデーモン』の中のドラゴンが吐いた火焔であった!
善子「ずら丸!大丈夫かしら?」
花丸「ぶっちゃけ痛いずら」
むつ「クソッ!!面倒くさいのがきたなぁ!」
むつの能力は善子のドラゴンが吐く炎とははっきり言って相性が最悪である!!
善子「こいつはこの堕天使ヨハネが裁きの鉄槌を下してやるわ!」
善子「だからずら丸…あんたは安心して寝てなさい!」
花丸「善子ちゃん…」
善子「善子いうなー!!」
むつ「…随分とナメられたもんだねぇ」
むつ「あなたごとき便所のネズミがこの私を倒せるとでも?」
善子「ふっ…この崇高なる堕天使ヨハネを便所のネズミ呼ばわりするとは…無知で哀れな愚か者もいたものね…」
むつ「哀れなのはあんたよ…まだ気づかないのかなぁ?」
ドゴォッ!!
善子「ぐぁっ!!」
花丸「!?」
むつ「あんたがドラゴンに吐かせた炎に紛れさせて鉄球を投げていたのよ!!」
むつ「そして…そぉらっ!!」
むつはハンド・イン・ハンドで鉄球を投げつけ、ドラゴンやワイヴァーンを撃ち落とした!
むつ「これでもう炎は出せないよねェ…」
善子「それがどうしたって言うのよ!」
善子「リトルデーモンッ!!」
善子はリトルデーモンの矢や砲弾でむつを攻撃しようとするが…
むつ「ハイ、残念!!その攻撃は全て通用しないッ!!」
むつ「ハンド・イン・ハンドッ!!」
むつはハンド・イン・ハンドで矢や砲弾の攻撃を全て善子へと跳ね返した!
善子「くっ…リトルデーモンッ!!」
善子は跳ね返ってきた攻撃をリトルデーモンで弾き飛ばす!
むつ「それを防げたとしてもこれは無理でしょッ!!」
その瞬間、天井や壁を跳んでいた3つの鉄球が善子の体に食い込んだ!!
善子「ぐばぁっ!!」
花丸「善子ちゃん!!!」
むつ「あっはっはっはっはwwwwwwww」
むつ「ハンド・イン・ハンドは無敵だァッ!!」
むつ「弱点は無いッ!!」
花丸(あの跳ね回る鉄球は速度が速すぎて捉えきれない…ッ!!)
花丸(あの鉄球の動きさえ読み取る事ができれば…ッ!!)
むつ「次はお前だ!国木田花丸ッ!!」
むつ「それそれそれそれそれそれェッ!!」
むつは再び六つの鉄球を投げつける!
花丸「ズラズラズラズラズラズラズラズラズラズラズラズラズラズラズラズラズラズラズラズラズラズラズラズラズラズラズラズラァッ!!」
花丸はトリコリコ・プリーズのラッシュで鉄球を打ち落とそうとするが、当てずっぽうな攻撃のため鉄球を打ち落とすには至らない…
ドゴォッ!!
花丸「がはぁっ!!」
むつ「あはははははwwwwwwwwもはや一方的だねぇ!!!」
花丸(無茶苦茶に攻撃しても絶対に鉄球には当たらない…)
花丸(一体どうすれば…)
バチバチィッ!
その時、先程の当てずっぽうな攻撃で貯めた電気がトリコリコ・プリーズの腕に迸る!
花丸(電気…そうだッ!!)
花丸(始めからこうすればよかったずら!!)
花丸!!起死回生の妙案を思い付いたか!?
→to be continued