国木田花丸の奇妙な冒険~プリーズサンシャイン~   作:ビーフクリームボロネーゼ

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ハンド・イン・ハンドその①

 

花丸「さて、もう帰ろうかな」

 

現在は放課後!

花丸は図書室で本を読みながら図書委員としての職務を全うし、これから家に帰ろうとしているところである!

と、そこへ一人の少女が入ってきた!

 

むつ「すみませーん!」

 

彼女は高海千歌と同じクラスの生徒むつである!

図書室に何か用があるのだろうか?

こちらに向かってくる!

 

花丸「もう図書室は閉めるずら」

 

花丸はむつに対してもう下校時刻であるから図書室を閉める旨を伝える

しかし

 

むつ「いや、図書室じゃなくて花丸ちゃんに用があるんだよね」

 

花丸「え?マルに?」

 

むつ「そうそう…」

 

むつ「ハンド・イン・ハンドッ!!」

 

むつはいきなり自身のスタンドを出すとそれで花丸をおもいっきり殴り飛ばす!

 

花丸「ずらぁっ!!」

 

突然の事に花丸はガードする事ができず壁にぶっ飛ばされた後、天井に跳ね返ってから図書室のカウンターに激突した!

 

花丸「ぶぼぉえぇっ!!?」

 

カウンターに激突した際に腹をおもいっきりぶつけて、胃の中の内容物を吐き出してしまった!

 

むつ「汚いなぁ…ゲロを吐く女主人公なんて人気でないよ?」

 

むつ「でもまぁ、オ〇ニーを看守に見られる女主人公も居るくらいだしこの程度なら問題ないのかもしれないねぇ…」

 

花丸「ぐぅ…敵の…スタンド…使い…ずら…!」

 

花丸「トリコリコ・プリーズッ!!」

 

むつ「させるかぁっ!!」

 

むつは花丸へ包丁を投げつける!

花丸はトリコリコ・プリーズで難なく弾き飛ばす…

が!

 

ボヨヨーン

 

グサッ!!

 

花丸「ぐぁっ!!」

 

弾き飛ばした包丁は壁でバウンドして花丸の左手に突き刺さった!

 

むつ「包丁は一つじゃあないよ!!」

 

むつ「ホラホラホラホラホラァッ!」

 

花丸(これを弾き飛ばしてもさっきみたいにバウンドしてくるはずずら…)

 

花丸「…だったらッ!!」

 

花丸「トリコリコ・プリーズッ!!」

 

花丸はトリコリコ・プリーズで図書室の床を殴り抜いた!

 

むつ「床をぶち抜いて下に逃げたか…」

 

 

 

 

 

 

 

花丸(うぅ…図書室の床をぶち抜くのはこれで二回目ずら…)

 

花丸は善子との戦いを思い出す…

 

花丸(でもまぁ、敵は恐らくオラを追ってあの穴から降りてくるはず…)

 

花丸(降りて来ようとしたところでレールガンをお見舞いしてやるずら!)

 

花丸がレールガンを射出する準備をしていると、ぶち抜いた穴から案の定むつが顔を覗かせる!

 

花丸(そこずらッ!!)

 

花丸「トリコリコ・プリーズッ!!レールガンッ!!」

 

花丸はむつへレールガンで攻撃を繰り出す!

が、レールガンはむつのスタンドの拳に当たった瞬間に弾んで花丸へ返ってきた!

 

花丸「なっ!?」

 

花丸はすかさずトリコリコ・プリーズで防御するが、跳ね返されたレールガンの威力で吹っ飛ばされてしまう

 

花丸「ずらぁっ!!」

 

むつ「ははははは、私は無敵だぁっ!!どんな攻撃も通用しなぁい!!」

 

花丸(このスタンド…触れた物体をゴムみたいに弾ませる能力…ずら?)

 

花丸(一番最初に殴られた時も、その後の包丁も、さっきのレールガンも…)

 

花丸(そういう能力なら辻褄があうずら!)

 

むつ「さて、次はこいつを試してみようか…」

 

そう言うとむつは懐からスーパーボールのようなサイズの鉄球を取り出した!

 

むつ「そぉらっ!!」

 

むつはハンド・イン・ハンドでその鉄球を投げつける!

するとその鉄球は壁や天井を物凄い勢いで弾みだした!

 

花丸「なっ!?」

 

むつ「鉄球の軌道が読めるかなぁ~?」

 

むつ「それぇもう一発ゥッ!!」ブンッ!!

 

二つの鉄球が壁や天井を弾みながら花丸へと迫る!

 

花丸「速すぎて…見えない…ずら!」

 

ドゴォッ!!

 

花丸「ぐぁっ!!」

 

むつ「決まったッ!!」

 

むつ「ヨォ~しッ!!どんどん投げるぞッ!!」

 

むつは花丸へ鉄球を三個ほど追加して投げつけた!

現在、花丸に目掛けて天井や壁を跳ねながら向かっている鉄球の数は全部で四個である!

 

ドゴォッ!!

 

花丸「がぁっ!?」

 

むつ「ふふふふ…一つ減ったら一つ足す!」ブンッ!!

 

むつ「…いや、やっぱり私の名前がむつだから」

 

むつ「六つにしようかなァ~ッ!!」ブォンッ!!ブォンッ!!

 

花丸「ぅぉ…このスタンド…強いずらッ!!」

 

花丸「どうすれば…」

 

花丸「一体どうすればこいつを攻略できるずら!?」

 

→to be continued


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