国木田花丸の奇妙な冒険~プリーズサンシャイン~   作:ビーフクリームボロネーゼ

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ハッピー・メイカーその④

 

ことり「次の部屋…いくよ…ッ!!」

 

ことりが扉に手をかけて開き直り、部屋へと入る!

その部屋にはまたしても大型テレビが置いてあり、映像が流れている!

 

にこ『にっこにっこ…』

 

にこ『ぶべらぁっ!!』ドゴォッ!!

 

突如、映像の中のにこがブチャラティの様な顔芸をしながら殴り飛ばされる!

 

凛『にこちゃんうざいにゃ!』

 

にこ『何するのよ!?凛!?』

 

穂乃果『いやぁー今日もパンがうまい!!』

 

ダイヤ(これは…)

 

ことり(どうして穂乃果ちゃん無関心なの…)

 

海未(にこ…殴られた時の顔がっ…)プルプル…

 

凛『そんなことより凛モノマネしたいにゃー』

 

にこ『そんなこと!?』

 

穂乃果『いやぁー今日もパンがうまい!!』

 

凛『いい?やるよ?』

 

海未(これは…)

 

ことり(絵里ちゃんのモノマネかな?)

 

ダーリン(認められないわぁでしょ…)

 

ほのりん『いやぁー今日もパンがうまい!!』

 

ことうみダーリン(そっち!?)

 

穂乃果『いやぁー今日もパンがうまい!!』ニコニコ

 

凛『え!?そっくりだった!』

 

凛『いやぁ本人から言われると照れるにゃー』

 

ことり(ホノカチャン…いやぁー今日もパンがうまい!!しか言ってないよ…)プルプル…

 

海未(しかもどうしてそれで会話が成立してるんですか?)プルプル…

 

穂乃果『いやぁー今日もパンがうまい!!うまい!!』

 

凛『え、それは…ブフッwwwwwwww』

 

にこ『ごめん、穂乃果がなんて言ってるかわかんない』

 

凛『え!?wwwwwwwwわかんないの!?wwwwwwwwにこちゃんおっくれてるゥーーwwwwwwww』

 

にこ『うるさいわね!!』

 

ダーリン「ここにも居ないわ」

 

海未「では早く出ましょう!」

 

海未はドアノブに手をかける…

が!

 

海未「あれ?開きません!!」

 

穂乃果『いやぁー今日もパンがうまい!!』

 

にこ『じゃああんたはさっき穂乃果が何て言ったか分かるの!?』

 

凛『もちろんにゃ』

 

にこ『じゃあなんて言ったのよ!?』

 

凛『いやぁー今日もパンがうまい!!って言ったにゃ』

 

にこ『それは私にもわかってんのよ!!』

 

ダイヤ「…」プルプル…

 

ことり「開かないなら溶かしちゃえばいいよ!」

 

ことりはスピカテリブルでドアを溶かす…

すると!!

 

ことり「!?」

 

ドアの外には何か無色透明な液体の入ったビンが浮いていた!

 

ことり「これは…!?」

 

ダーリン「ことり!待って!!」

 

真姫はことりを制止する

 

ダーリン「この状況でこんなものを設置しておくなんて罠に決まってるわ!」

 

ダーリン「無色透明の液体…もしかするとニトログリセリンかもしれないわ」

 

ことうみダイヤ「!?」

 

凛『分かってて凛に翻訳させたの!?』

 

にこ『いや、翻訳してないし…』

 

凛『にこちゃんのおバカ!』

 

バチィンッ!!

 

にこ『痛っ!ちょ!叩かないでよ!』

 

バチィンッ!!

 

にこ『つまさきやめなさいよ!』

 

バチィンッ!!

 

にこ『つまさきやめて!!』

 

バチィンッ!!

 

にこ『顎やめなさいよ!』

 

バチィンッ!!

 

にこ『顎やめなさいって!』

 

バチィンッ!!バチィンッ!!バチィンッ!!

 

にこ『脇やめなさいよ!』

 

にこ『毛細血管がいっぱい詰まってるとこわぁーきぃー!!』

 

凛『?』

 

にこ『毛細血管がいっぱい詰まってるとこわぁーきぃー!!』

 

凛『…?』

 

にこ『毛細血管がいっぱい詰まってるとこわぁーきぃー!!』

 

凛『…』

 

凛『?』

 

にこ『毛細血管がいっぱい詰まってるとこわぁーきぃー!!って!』

 

にこ『なんで聞こえないのよ!!この距離よ!?』

 

凛『いや、毛細血管がいっぱい詰まってるとこわぁーきぃー!!ってところがちょっと聞き取りにくくて…』

 

にこ『そう言っていたのよ!!最初から最後まで聞き取れてるじゃない!』

 

グリグリ

 

にこ『乳首ドリルすな!』

 

グリグリ

 

にこ『ドリルすな!』

 

にこ『すな!すな!すな!すな!すな!すな!すな!すな!』

 

にこ『つまさき顎脇やめろ!!』バチィンッ!!バチィンッ!!バチィンッ!!

 

にこ『ドリルせんのかぁーい!!』

 

ダイヤ(ここで…吉本ネタですか…)プルプル…

 

穂乃果『にこちゃんうるさい!』

 

にこ『あんた普通にしゃべれんのかぁーい!!』

 

海未「それは…しゃべれるでしょう…」プルプル…

 

ダーリン「まずいわ!ここで三馬鹿の漫才を見てたらいつか誰かが笑ってしまう!!」

 

ことり「うぅ…出口がダメならそのまま隣の部屋へ行くよ!」

 

ことり「スピカテリブルッ!!」

 

ことりたちはスピカテリブルで壁を溶かして隣の部屋へ移動した!

するとまた大型テレビが置いてあり、またもや三馬鹿が映っていた!

 

にこ『押さないでよ!絶対に押さないでよッ!!』

 

凛『いいや!限界だ押すね!今だッ!』

 

ドボォンッ!!

 

にこ『あっつ!まじあっつ!!』

 

凛『激しい喜びはいらない…そのかわり、深い絶望もない…植物の心のような人生を…そんな平穏な生活こそ、わたしの目標だったのに…』

 

海未「急に何を…言って…るんですか…ブフッ…」プルプル…

 

ことり「海未ちゃん!!抑えて!」

 

穂乃果『しばっしばっしばっ!しばっしばっしばっ!しばっしばっしばっ!』

 

海未「穂乃果…」プルプル…

 

ことり「海未ちゃん!!笑っちゃダメぇっ!!」

 

海未「いいや!限界です笑うね!今だッ!」

 

海未「ブッフォッwwwwwwww」

 

ことり「ンミチャァァァァ!!!」

 

→to be continued


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