国木田花丸の奇妙な冒険~プリーズサンシャイン~   作:ビーフクリームボロネーゼ

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ノー・イグジッド・オリオンその②

 

ミカ「さて、始めようか」スッ

 

ミカは釘打ち機を花丸に向ける…

 

花丸(来るっ!!)

 

パスパスっ!

 

花丸「トリコリコ・プリーズッ!!」

 

花丸はトリコリコ・プリーズで飛んできた釘を叩き落とす!

 

ミカ「ちょこまかうざったいよ!!」

 

ミカは花丸のいる建物の鉄骨に着地した!

 

花丸「かかったずら!」

 

ミカ「何ィッ!!」

 

花丸「トリコリコ・プリーズサンダーッ!!」

 

花丸は鉄骨に向かって電撃を流す

電撃は鉄骨を伝わってミカの元へ向かうが…!

 

ミカ「は、くだらないッ!!」

 

ミカは空中に石を投げて釘を打ち込んで固定し、それを掴んで宙に浮くことで回避する!

 

花丸「これも躱されて…」

 

ミカ「ほらほら!驚いてる暇が有るなら身体を動かした方がいいんじゃないかなぁ!?」ズドドドドッ

 

花丸「ズラズラズラズラズラズラズラズラズラズラズラズラズラズラズラズラズラズラズラズラズラズラズラズラァッ!!」

 

花丸(くぅ…このまま攻撃を捌き続けるのはきつい…ずら…)

 

と、その時!

 

ツルッ

 

花丸「ずら!?」

 

花丸は足をとられて建物から落下してしまった!

 

ミカ「お、落下した!」

 

ミカ「でもこの高さなら死なないかもしれない…」

 

ミカ「放置するよりは釘を打ち込むか」ドヒュッ!

 

ミカが釘打ち機から発射した釘は落下していく花丸の右手に命中して花丸を空中で固定した!

 

花丸「ぐうっ!?」

 

ミカ「さて、これであなたは何をやってもそこから動けなくなったわけだけれど…」

 

ミカ「気分はどうかな?」

 

花丸「空中浮遊なんて未来ずら」

 

ミカ「そんなもんですかねぇ」

 

ミカ「まぁいいや、とにかくこれで私は安全な所から一方的に攻撃できるわけだけど…」

 

ミカ「早速殺ろうか」スッ

 

ミカは釘を連射する!

 

花丸「ズラズラズラズラズラズラズラズラズラズラァッ!!」

 

しかし、花丸に弾かれてしまう!

 

花丸「何度やってもその釘はトリコリコ・プリーズのパワーとスピードなら弾き飛ばせるずら!」

 

ミカ「くっ、たしかにそうかもね…でも!」

 

ミカは釘打ち機で鉄骨の螺子の部分を撃ち抜いて建物を崩壊させる!

 

花丸「!?」

 

そして崩れてきた建物の鉄骨や瓦礫に釘を打ち込んで花丸の真上に固定した!

 

ミカ「ふふふふ…これはトラップですよォッ!!」

 

ミカ「頭上からいつ落ちてくるかと小便ちびりながら私の攻撃を防げるかなァ?」

 

ミカ「ホラホラホラホラホラァッ!!」ズドドドドッ!!!

 

花丸「う、ズラズラズラズラズラズラズラズラズラズラズラズラズラズラズラズラズラズラズラズラズラズラズラズラズラズラズラズラズラズラズラズラズラズラズラズラズラァッ!!」

 

花丸は連射される釘を拳で捌いていくが…!?

 

ミカ「ハイ、解除ォッ!!」

 

花丸「ずら!?」

 

花丸の上で固定されていた瓦礫や鉄骨の固定が解除されて花丸に向かって落下していく!

 

ガラガラガッシャァァァーz_ン

 

ミカ「ふふふふ…あれだけの重量を頭上から食らったらただじゃあすまないよねぇ?」

 

瓦礫の全てが落下して花丸の傷ついた姿が現れる…

かと思いきや!

 

ミカ「…なっ!?」

 

ミカの視線の先には花丸の姿は無かった!

 

ミカ「ど、どこに消えたの!?」

 

ミカ「空中に固定していた筈のあいつはいったいどこに消えたんだァッ!?」

 

→to be continued


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