国木田花丸の奇妙な冒険~プリーズサンシャイン~   作:ビーフクリームボロネーゼ

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偏愛(アンバランスド・ラブ)その④

花丸とダイヤの二人は紙飛行機に変えられたルビィ、善子を救出するため、燃え盛る部屋の中へ入っていく!

 

ダイヤ「ダイヤモンドプリンセスッ!!」

 

ダイヤはダイヤモンドプリンセスの能力で炎をダイヤモンドの結晶に変えていく!

 

花丸「ほぇ~炎も結晶に変えられるずら!?」

 

ダイヤ「これくらい楽勝ですわ」

 

二人が紙飛行機に変えられた善子たちに近づいていくその時!

上から灯油が降ってきた!

 

花丸「!?」

 

よく見ると、天上に大量の折り紙が貼り付けられていた!

 

ダイヤ「くっ!ダイヤモンドプリンセス!!」

 

ダイヤは落ちてくる灯油をダイヤモンドプリンセスで結晶化するが、打ち漏らした灯油が燃え盛る炎の中に吸い込まれて炎の燃焼を加速させる!

 

花丸「くぅ…火が強くなったずら」

 

ダイヤ「早くルビィ達を救出しますわよ!」

 

そして花丸たちはついに善子とルビィの紙飛行機を回収した!

 

ダイヤ「やりましたわ!」

 

花丸「ッ!!ダイヤさんッ!!」

 

その瞬間、燃え盛る部屋に向かって紙飛行機が突っ込んできた!

紙飛行機は部屋に入ると形を変えて小麦粉の入った袋になった!

 

花丸「まずいずら!!」

 

花丸「トリコリコ・プリーズッ!!」

 

ドッガァァァァァーz_ン

 

小麦粉による粉塵爆発と花丸が部屋の壁をぶち抜いてダイヤと共に空き家を離脱したのはほぼ同時であった!

 

ダイヤ「あ、危なかったですわ…」

 

花丸「…でも回収した善子ちゃんとルビィちゃんが元に戻らないずら…」

 

ダイヤ「元に戻すにはやはり敵スタンドの本体を叩くより他にありませんか…ん?」

 

ダイヤはふと空き家に隣接する塀を見上げる…

 

ダイヤ「花丸さん…」

 

花丸「何ですか?」

 

ダイヤ「…この塀…異常に高くありません?」

 

ダイヤの指摘した通りその塀は異常に高く、燃えている空き家と同じ程の高さがあり、塀というよりもはや壁である

 

ダイヤ「確か塀の向こう側も空き家でしたわよね?」

 

花丸「空き家かどうかは知らないけど家は建っていた気がするずら」

 

ダイヤ「…普通の塀はこんなに高くありませんわ」

 

ダイヤ「まるでこの空き家が燃える事を最初から知っていて燃え移らないようにしているような…」

 

花丸「もしかして…この塀の向こう側に本体がいるずら?」

 

ダイヤ「可能性はありますわ!」

 

花丸「なら、向かうずら!」

 

二人は塀の向こう側の空き家へ向かった!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

塀の向こう側の空き家

 

??「うぅ…粉塵爆発させたは良いけど二人をロストしちゃった…」

 

??「どうしよう…」

 

その時、部屋の扉が開いた!

 

ダイヤ「見つけましたわよ!」

 

??「ピャァ!」

 

花丸「あ…花陽さんずら」

 

中に居たのはμ'sのメンバーの一人、小泉花陽であった!

 

ダイヤ「うぅ…あの花陽さんまでこんな暴挙に出てしまうとは…」

 

花陽「ど、どうしてここが分かったんですか!?」

 

花丸「質問は後ずら…」

 

花丸「まずはあなたをボコボコにぶちのめして紙飛行機になった二人を元に戻して、それから肉の芽を取るずら!」

 

花陽「ひぃ!ボコボコ…」

 

ダイヤ「暴れられると肉の芽を巧く取れませんしこればっかりは仕方ありませんわ」

 

花丸「じゃあ、いくずら!」

 

花陽「だ、ダレカタスケテー」

 

ダイヤ「チョットマッテテー」

 

花丸「ズラズラズラズラズラズラズラズラズラズラズラズラズラズラズラズラズラズラズラズラズラズラズラズラズラズラズラズラズラズラズラズラズラズラズラズラズラズラズラズラズラズラズラズラズラァッ!!」

 

花陽「ピャァァァァァッ!!」ドゴォーン!!

 

花陽が気絶したことで、紙飛行機に変えられていた善子とルビィが元に戻っていく!

 

善子「うぅ…ここは…?」

 

ルビィ「ぅゅ…おねぇちゃぁ?」

 

ダイヤ「ルビィ!無事で良かったでちゅわ~!!」

 

ダイヤはルビィを抱き締めた!

 

善子「え…何?終わったの!?」

 

花丸「終わったずら」

 

善子「えぇ~!!」

 

すると、外から悲鳴が聞こえてきた!

 

善子「!今のはッ!!」

 

ルビィ「海未さんの声…!」

 

花丸「急ぐずら!」

 

花丸は花陽の肉の芽を取り除いてから急いで海未の元へ駆けつけた!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

海未「な、何ですかこれは!?」

 

花丸「海未さん!?」

 

ダイヤ「どうしたのですか!?」

 

ダイヤの問いに海未は指をさして答える!

 

海未「どうしたもこうしたも…何ですかあの猛獣たちは!?」

 

海未の指の先には書斎で見かけた猛獣たちが内浦の町に向けて放たれていく光景が映っていた!

どうやら花陽が炎を折り紙から戻す前に逃がしたらしい

 

ルビィ「ピギィッ!!」

 

ダイヤ「」(白目)

 

善子「もしかしてここは…畜生道?」

 

花丸「いいからあれを早くなんとかするずらぁ~!!!」

 

→to be continued




偏愛(アンバランスド・ラブ)
本体:小泉 花陽
破壊力:E
スピード:B
射程距離:A
持続力:A
精密動作性:C
成長性:C

触れた物体を折り紙に変える能力を持つ。折り紙に変えられた物は折られるか開かれる以外の如何なる効果も受け付けない。
炎や電気なども折り紙に変えられる。
折り紙になった物は花陽の意思でしか解除できない。また、折り紙になった物を折って作った物は折った者の意思で操られ、作られた通りの物の性質を持つようになる。(手裏剣を折れば手裏剣になり、鶴を折れば飛ばすことができる。)

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