国木田花丸の奇妙な冒険~プリーズサンシャイン~ 作:ビーフクリームボロネーゼ
ダイヤ「とにかく、一階に引き返せない以上私たちは前に進むしかありませんわ!」
花丸「…はい」
ダイヤと花丸の二名はルビィを救出すべく、二階の探索を始める!
ダイヤ「ここは…書斎…?」
花丸「空き家なのに本棚と本があるずら~♪」
ダイヤ「浮かれている場合ですか!!私たちはルビィを救出しに来たのですよ!」
花丸「そ、それくらい分かってるずら!」
ダイヤと花丸は書斎の中を捜索する!
花丸(本棚の本…少し気になるずら)
花丸は本棚の本を興味本意で調べる…
すると!
花丸(?…この本…栞が…?)
花丸が本の間から取り出した物は栞ではなく、一枚の紙だった!
その紙は虎の柄をしていた!
花丸(なんだ…栞じゃなくて紙ずら…)
花丸(でも…なんでこんな紙が…)
その瞬間、虎柄の紙は形を変えて虎になった!
花丸「ずら!?」
虎「グルルルルル…」
ダイヤ「な、なんですの!?」
気が付くと書斎の本の中から蛇やライオンなどの猛獣で溢れかえっていた!
ダイヤ「これはさっきの折り紙と違って本物ですわ!」
花丸「ズラズラズラズラズラズラズラズラァッ!!」
花丸はラッシュで目の前の虎をいなし、書斎の入り口へ逃げる!
ダイヤもその後へと続く!
しかし、入り口には手榴弾になる紙飛行機が大量に迫っていた!
ダイヤ「ダイヤモンドプリンセスッ!!」
ダイヤはダイヤモンドプリンセスで今度は紙飛行機の回りの空気を結晶化させて攻撃を防ぐ!
花丸「おお!すごいずら!」
ダイヤ「これくらい、造作もありませんわ」
花丸たちは無事に書斎を脱出した。
猛獣が出て来れないようにダイヤはダイヤモンドプリンセスで扉の縁を結晶化させて部屋を完全に閉鎖した!
ダイヤ「あの猛獣たちは…」
花丸「…折り紙が変化したものずら」
花丸「…いや、あの様子だと折り紙に変えられていたのが解除されたって感じずら!」
これまでの状況から敵の能力を考察する
ダイヤ「物体を折り紙に変える能力…?」
花丸「そして、その折り紙で折って作った物は作った物の通りに動かせる…」
ダイヤ「そしてその折り紙はどんな攻撃でも破れないし壊れない…」
「へぇ…私のスタンド『アンバランスド・ラブ』の能力に少しずつ気づいてきたみたいですね」
ダイまる「!?」
ダイヤと花丸は声の方向を見る!
すると折り鶴から折り紙でできた足が生えたようなスタンドがいた!
アンバランスド・ラブ「その推測はおおよそ当たってます…黒澤ルビィさんと津島善子さんも私の能力で折り紙に変えました」
ダイヤ「なっ…!」
そう言うと敵のスタンドは二つの紙飛行機を見せる
一方は赤色がちらほらと見え、もう一方は善子風に言うとダークブールーカラーがちらほら見えた!
間違いなく消えたルビィと善子の髪色であった!
花丸「今すぐ二人を元に戻すずら!」
ダイヤ「二人を返しなさい!!」
アンバランスド・ラブ「返して欲しいですか?」
アンバランスド・ラブ「だったら自分達で取りに行ってくださいよ…」
アンバランスド・ラブはそう言うと二つの紙飛行機を飛ばして姿を消した!
紙飛行機は奥の部屋へ飛んでいった!
ダイヤ「追いかけますわよ!」
花丸「ずら!!」
二人は紙飛行機の後を追って奥の部屋へ向かった!
その部屋は大量の折り紙で溢れかえっていた!
ダイヤ「ッ!!これは明らかに罠ですわね」
花丸「でも行かないと善子ちゃんとルビィちゃんを助けられないずら!」
その時、部屋の中が一斉に燃えだした!
花丸「な!?火がついたずら!?」
ダイヤ「ルビィと善子さんが!?」
部屋の中へ飛び込もうとするダイヤを花丸が止める!
花丸「落ち着くずら!折り紙に変えられた物は燃えないずら!」
花丸「善子ちゃんが燃やそうとして失敗してたずら!」
ダイヤ「ですが…」
花丸「ここは落ち着いて慎重に助けにいくずら…」
ダイヤ「…そうですわね」
ダイヤ「私としたことが、取り乱してしまいましたわ…」
ダイヤ「…待っていてくださいルビィ、善子さん…」
ダイヤ「必ず救って見せますわ!!」
→to be continued