国木田花丸の奇妙な冒険~プリーズサンシャイン~ 作:ビーフクリームボロネーゼ
空き家の玄関に入ってからすぐ左にある部屋をまず調べることにしたダイヤ、花丸、善子の三人
ダイヤ「まずはこの部屋を調べますわ」
花丸「敵の能力は折り紙を操る能力ずら?」
善子「あまり判断を急くのは良くないわ、慎重に敵の能力を分析していかないと…」
ダイヤ「…珍しく善子さんがまともな事を言っていますわ」
善子「私はいつもまともよー!!」
部屋は畳張りの部屋で押し入れがあった!
ダイヤは押し入れを開ける!
ダイヤ「ルビィ!居ませんの!?」
だが、押し入れの中には何もない…
ダイヤ「…どうやらここには居ないようですわね…」
ダイヤが押し入れを閉めようとしたその時…
カサカサ…
ダイヤは天上からの音を聞き、上を見た!
そこには折り紙でできたサソリがいた!
ダイヤ「なっ!!」
折り紙のサソリはダイヤに向かって飛びかかってきた!
ダイヤ「ダイヤモンドプリンセスッ!!」
ダイヤはダイヤモンドプリンセスでサソリを攻撃しようとするが、ダイヤモンドプリンセスの拳が当たる前にサソリは液体に変化してダイヤに降りかかった!
ジュウウウゥ…
ダイヤ「ぐぁぁぁっ!!」
花丸「ダイヤさん!」
善子「ダイヤ!!」
花丸と善子がダイヤの元へ駆け寄る!
ダイヤ「これは…硫酸ですわ!!」
ダイヤ「折り紙のサソリが…硫酸に変化しましたわ!」
花丸「これは…」
善子「…これで少なくともただ折り紙を操る能力じゃあないってことは分かったわね」
すると花丸達のいる部屋に大量の紙飛行機が入ってきた!
ダイヤ「ッ!!紙飛行機!」
善子「この動きは普通の紙飛行機の動きじゃあないわ!」
紙飛行機が花丸達へと突っ込んできた!
善子「…けれど所詮は紙飛行機よ」
善子「紙なんだから焼いてしまえばいいのよ!」
善子「ワイヴァーン!ドラゴン!」
善子はリトルデーモンのワイヴァーンとドラゴンを出して紙飛行機に火炎のブレスを命中させる!
しかし、紙飛行機は燃え上がる事をせず、三人に向かって突っ込んできた!
善子「ど、どうして燃えないのよ!」
花丸「この紙…普通の紙じゃないずら!」
紙飛行機は三人の前で姿を変える…!
ダイヤ「これは…」
花丸「ッ!!手榴弾ずら!」
善子「リトルデーモンッ!!」
善子はリトルデーモンの矢や砲弾の攻撃で手榴弾を弾く!
その隙にに三人は部屋から飛び出す!
三人が部屋から出たのと手榴弾の爆発はほぼ同時であった!
花丸「残りの紙飛行機が追ってくるずら!」
ダイヤ「私が撃ち落としますわ!」
ダイヤ「ダイヤモンドスプラッシュ!!」
ダイヤはダイヤモンドプリンセスの手の中に結晶を集めて放った!
ダイヤモンドスプラッシュは残りの紙飛行機に全て命中して、紙飛行機は落下した!
ダイヤ「撃ち落としましたわ!」
花丸「!!まだずら!」
ところが、撃ち落とされた紙飛行機は再び宙に浮き、三人に目掛けて向かって来た!
ダイヤ「そんな…!」
善子「いいから逃げるわよ!」
三人は階段を上がり、二階へ向かった!
空き家二階
花丸「はぁ…はぁ…疲れたずら…」
ダイヤ「みなさん、大丈夫ですの?」
花丸「マルは大丈夫ずら」
ダイヤ「そうですの、善子さんは?」
シ~~~ン…
ダイヤ「…善子さん?」
花丸「善子ちゃん!どこにいるずら!」
ダイヤ「…まさかはぐれてしまいましたの!?」
その時、紙飛行機が花丸たちに追い付いてきた!
ダイヤ「ダイヤモンドプリンセスッ!!」
ダイヤはダイヤモンドプリンセスを出して、今度は紙飛行機を殴って結晶化させようとするが…
ダイヤ「ッ!!結晶化しませんわ!」
花丸「そんな…!!」
ダイヤが結晶化に失敗した紙飛行機たちは姿を手榴弾に変えた!
ダイヤ「ッ!!ぶっぶっぶっぶっぶっぶっぶっぶっぶっぶっぶっぶっぶっぶっぶっぶっぶっぶっぶっぶっぶっぶっぶっぶっーですわ!!」
ダイヤは今度は手榴弾を殴って結晶化させた!
ダイヤ「手榴弾は結晶化できるみたいですわ!」
花丸「攻撃が効かないのは折り紙の状態の時だけみたいずら…」
ダイヤ「…らしいですわ!!」
紙飛行機の追撃は止んだ…!
花丸「善子ちゃんとはぐれたのなら探しに行くべきずら!」
ダイヤ「そうですわね…では引き返して捜索を…」
善子を捜そうとして階段を降りようとすると、二人は驚愕した!
ダイヤ「なっ…!!」
花丸「階段が…消えてるずら!!」
一階へ続く階段が消えており、下には無数の折り紙でできたサソリや蜘蛛、飛蝗がいた!
ダイヤ「あんなにたくさん敵が居ては引き返せませんわ!」
花丸「善子ちゃん…」
花丸たちは二階に隔離されてしまった!!
→to be continued