国木田花丸の奇妙な冒険~プリーズサンシャイン~   作:ビーフクリームボロネーゼ

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偏愛(アンバランスド・ラブ)その①

ルビィ「~♪」

 

黒澤ルビィは現在、友達の国木田花丸と津島善子と遊びに行くために待ち合わせ場所へと歩いていた!

その様子を影から覗く人物が一人…

 

??「…アンバランスド・ラブ!!」

 

その人物は自身のスタンドをルビィに向けて放った!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

待ち合わせ場所

 

善子「…遅いわね」

 

花丸「ずらぁ…」

 

善子と花丸は現在、黒澤ルビィを待っている!

が、約束の時刻はとっくに過ぎていた!

 

善子「まさか忘れてるんじゃあないでしょうね?」

 

花丸「ルビィちゃんは遊びに行くのを楽しみにしてたずら…」

 

花丸「忘れてることなんて無いと思うけど…」

 

花丸はスマートフォンでルビィに電話をかける!

因みに通話の仕方は善子とルビィに教わったのである!

 

花丸「…」

 

善子「ど…どうなのよ!?」

 

花丸「…出ないずら!」

 

善子「通話にも出ないなんて…」

 

花丸「何かあったずら!?」

 

善子「ッ!!…まさか敵のスタンド使いに!?」

 

花丸「…」

 

花丸は、黒澤ルビィの姉である黒澤ダイヤに電話をかける!

 

ダイヤ『はい、黒澤ですわ』

 

花丸「花丸ずら!ルビィちゃんは居ますか!?」

 

ダイヤ『?…ルビィなら先程出かけて行きましたけど…』

 

花丸「それが約束の時間になっても来ないずら」

 

ダイヤ『ッ!!…それは…』

 

花丸「もしかしたら敵のスタンドに襲われているかもしれないずら!」

 

ダイヤ『…今すぐそちらに向かいますわ!』

 

通話はそこで切れた!

 

花丸「ダイヤさんがこっちに来るずら!」

 

善子「ルビィ…どこに行ったのよ!?」

 

すると一羽の折り鶴が花丸達の元に飛んで来た!

 

善子「な!?折り鶴が飛んで…」

 

花丸「敵のスタンドずら!?」

 

折り鶴は花丸の前で広げられて一枚の紙になった!!

 

花丸「これは…?」

 

善子「気をつけなさい…敵の罠かもしれないわ」

 

花丸は折り鶴だった紙を拾い上げる!

 

花丸「これは…手紙ずら」

 

善子「手紙!?…内容は?」

 

花丸は手紙の内容を読み上げる!

 

花丸「黒澤ルビィさんは預かりました…返して欲しければ私の指定する空き家に来てください…」

 

花丸「指定の時間までに来なければルビィさんはこちらで処分します…!」

 

善子「…十中八九罠だわ!!」

 

花丸「…だとしても友達のルビィちゃんを見捨てるなんてできないずら!」

 

善子「何も見捨てるなんて言ってないわ!何か策があるのかって言ってるのよ」

 

花丸「それは…」

 

と、そこへ黒澤ダイヤが駆けつける!

 

ダイヤ「善子さん!花丸さん!」

 

善子「ダイヤ!」

 

花丸「ダイヤさん、敵のスタンド使いからこんな手紙が…」

 

花丸は手紙をダイヤに渡した!

 

ダイヤ「これは…」

 

ダイヤは手紙に目を通す…

その肩は震えていた!

 

ダイヤ「許せませんわ!スタンド使いでないルビィを人質に取るなどと…」

 

ダイヤ「今すぐこの空き家に向かいますわよ!」

 

花丸「でも…三人だけで行くなんて危険ずら!海未さんたちも呼んで…」

 

ダイヤ「指定の時間までに間に合いませんわ!」

 

善子「そうね…一応連絡だけして私たちは空き家に急ぐわよ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

指定の空き家

 

花丸「ここずらか…」

 

ダイヤ「…開けますわよ!」

 

ダイヤは空き家の扉に手をかけて扉を開く!

すると開け放たれた扉に向かって折り紙でできた手裏剣が飛んで来た!

 

ダイヤ「ッ!!ダイヤモンドプリンセス!!」

 

ダイヤはダイヤモンドプリンセスを出して手裏剣を弾き飛ばす!

 

ダイヤ「…やはり罠でしたのね」

 

花丸「扉の後ろに糸が繋がってるずら!」

 

糸は扉の正面の機械に繋がっていた!

 

善子「この手裏剣を飛ばす機械のスイッチを作動させるためのギミックを仕込んでいたようね…」

 

ダイヤ「…先を急ぎましょう」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

空き家の奥にある別の空き家…

その空き家の部屋の一つにその人物はいた!

部屋の中には指定の空き家に仕込んである隠しカメラの映像を映すモニターが置いてあった!

 

??「むむむ…まさか黒澤ダイヤさんを連れてくるとは…」

 

??「これは少し計算外だけど…まぁ、僅かな誤差の範囲かな?」

 

??「空き家のトラップはまだまだたくさん仕込んであるし…」

 

??「それに私のスタンドだってあるからね…」

 

??「A-RISEの方々のためにも確実にここで始末します!!」

 

→to be continued


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