国木田花丸の奇妙な冒険~プリーズサンシャイン~   作:ビーフクリームボロネーゼ

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黒澤ダイヤは砕けないその②

 

ダイヤ「スタンド使い…」

 

園田海未からその言葉が出てきたことで黒澤ダイヤは確信する!

 

ダイヤ(やはり善子さんたちの言っていた事は嘘ではなかった!)

 

花丸「ダイヤさんにスタンド使いの才能があるって本当ずら!?」

 

海未「ええ、そうですね」

 

キューティー・パンサー「ツカマエチャウッ!!」

 

花丸「ッ!!ズラズラズラズラズラズラズラズラズラズラズラズラズラズラズラズラズラズラァッ!!」

 

花丸は空気を読まずに攻撃してきたキューティー・パンサーに対処する!

 

海未「あなたにその気があるなら私がスタンド使いにしてあげられますが…」

 

ダイヤ「…海未さんもスタンド使いなのですよね?」

 

海未「ええ、そうですが」

 

ダイヤ「…なら、お願い致しますわ」

 

海未「…本当にいいのですね?」

 

海未の問いにダイヤは凛として答える!

 

ダイヤ「はい、私も海未さんたちと同じ景色を見てみたいのですわ!」

 

海未「…分かりました、では」

 

海未はザ・リーズンに弓を引き絞らせ、ダイヤに向けて放った!

 

ドスッ!!

 

ダイヤ「ぐはぁっ!!」

 

その瞬間、ダイヤには確かに腹に突き刺さる矢が見えていた!

 

ダイヤ「これ…は…」

 

海未はダイヤに近づくと矢を引っこ抜く!

 

海未「これで貴女もスタンド使いの仲間入りです」

 

矢が抜けたダイヤの腹は何処にも穴が空いてないことは勿論のこと、血も出ていなかった!

 

ダイヤ「…不思議ですわ、力が漲ってくる…」

 

ダイヤは花丸のいる方を向く!

そこにはダイヤの側に見える人型のロボットの様なものが猫の獣人と戦っている姿が映った!

 

ダイヤ「あれがスタンド…」

 

海未「貴女もあれと同じものが出せるはずです…」

 

海未「出してみてください!貴女のスタンドを!!」

 

ダイヤ「は、はい!!」

 

ダイヤ(出てきなさい!私のスタンド!!)

 

するとダイヤの隣に真っ黒な宝石で出来た人型のスタンドが現れた!

 

ダイヤ「これが…私のスタンド…」

 

花丸「ずらぁっ!!」

 

ダイヤ(花丸さんが苦戦している…ッ!!)

 

ダイヤ「花丸さんを助けてください!」

 

ダイヤの願いは彼女のスタンドに届き、彼女のスタンドはキューティー・パンサーを殴り飛ばした!

 

ドゴォーz_ッ!!

 

海未「このパワーは近距離型ですね!」

 

すると殴られたキューティー・パンサーの体が結晶化し始めた!

 

キューティー・パンサー「ツ…ツカマエチャウ…!!」

 

花丸「これが…ダイヤさんのスタンドの能力…!!」

 

ダイヤ「なんだかよくわかりませんが、このままこの猫オバケを制裁しますわ!」

 

ダイヤ「ぶっぶっぶっぶっぶっぶっぶっぶっぶっぶっぶっぶっぶっぶっぶっぶっぶっぶっぶっぶっーですわ!!」

 

ダイヤのスタンドはキューティー・パンサーにラッシュを浴びせかける!!

 

キューティー・パンサー「ツ…ツカマエチャ…」

 

キューティー・パンサー「」

 

するとキューティー・パンサーの体は完全に結晶に閉じ込められてしまった!!

 

花丸「す…すごいずら…」

 

善子(今のwwww掛け声wwww何よwwww)

 

海未「素晴らしい力です…これならあの綺羅ツバサも倒せますよ!」

 

ダイヤ「ふふん、これくらい楽勝ですわ」

 

海未「では、そのスタンドに名前をつけてください!」

 

ダイヤ「な、名前ですの!?」

 

花丸「曲からでもなんでもいいから付けるずら!」

 

善子「何なら私が真名を刻んで授けてもいいのよ?」

 

ダイヤ「それは遠慮致しますわ」

 

善子「なんでよー!」

 

ダイヤは顎に手を当てて暫く考えてからこう名付けた!

 

ダイヤ「ダイヤモンドプリンセス…」

 

ダイヤ「このスタンドの名前は『ダイヤモンドプリンセス』ですわ!!」

 

海未「ダイヤモンドプリンセス…確かBiBiの楽曲の…」

 

ダイヤ「ええ、私の一番好きな曲ですわ!!」

 

善子「それよりこいつの本体は探さなくていいの?」

 

花丸「あ、忘れてたずら…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

海未「あ、見つけましたよ!」

 

人の行き来の少ない道路にそれはあった!

真っ黒で大きなダイヤモンドのようなその結晶は中に少女…『矢澤ここあ』を閉じ込めていた!

 

花丸「ダメージは反映しなくても能力の影響は反映するみたいずら」

 

海未「やはり肉の芽が埋め込まれていますね!」

 

善子「でもこの状態じゃ取りようが無いじゃない」

 

花丸「なんとか額の部分だけ能力を解除できないずら?」

 

ダイヤ「…やってみますわ」

 

ダイヤが指を鳴らすとここあの額の部分だけ能力が解除された!

 

ダイヤ「できましたわ!」

 

花丸「それじゃあ、ぐいっと抜いてポイずら!」

 

善子「なんか段々適当になってきたわね…」

 

花丸「もう慣れてきたずら」

 

ダイヤ「それより外も暗くなってきましたわ」

 

ダイヤ「あまり夜遅くまで制服で出歩くのもいけませんし、早く帰りますわよ」

 

善子「それもそうね」

 

四人はそのまま自宅への帰路に就く!

 

ここあ(ちょっとォ~ッ!!私をそのまま放置して置いてくなお馬鹿ァァァァ~!!)

 

矢澤ここあは結局結晶の中で一晩を過ごしたのであった!

 

→to be continued




キューティー・パンサー
本体:矢澤 ここあ
破壊力:A
スピード:A
射程距離:A
持続力:D
精密動作性:E
成長性:E

キラークイーンに酷似しているスタンド。
遠隔自動操縦型のスタンドで、周囲の動く物体を無差別に襲い、動きの激しい物を優先的に襲う。
また、鋭い爪には止血停止能力がある。
更に一回嗅いだ血の匂いを記憶して自動追跡する能力も持つ。

ダイヤモンドプリンセス
本体:黒澤 ダイヤ
破壊力:A
スピード:B
射程距離:D
持続力:C
精密動作性:B
成長性:A

近距離パワー型のスタンド。
スタンド自体が凄まじく硬く、触れた物体を結晶に変える能力を持つ。
見た目は黒いダイヤモンドでできた人型のスタンド。



スパイス・ガールの覚醒の話と似たような展開になってしまった…
だが信じて欲しい!
書き上げた当時はノトーリアスbigの話は読んでいなかったんだ!!

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