国木田花丸の奇妙な冒険~プリーズサンシャイン~ 作:ビーフクリームボロネーゼ
花丸「…その法則って?」
善子「そいつは動く物を無差別に攻撃するスタンドよ!!」
花丸「ずらっ!?」
善子「始めは攻撃してくる相手を攻撃するカウンターが条件のスタンドだと思ったけれど…」
善子「それだと最初に女生徒が教われた理由に説明がつかなかった…」
善子「だけと動く物全てを攻撃するなら説明がつくわ!」
そう言うと善子は右手を振り上げる!
キューティー・パンサー「ッ!!ツカマエチャウッ!!」
するとキューティー・パンサーは善子に反応して視線を善子に向けた!
善子「…」
善子は右手を上げたポーズのまま静止する…
キューティー・パンサー「…」
するとキューティー・パンサーもピタリと動きを止めた!
善子「…これで確定したわね」
そこへ一人の女性が入ってくる!
ダイヤ「おや、善子さんに花丸さん…一体何して…」
花丸「ッ!!…ダイヤさん!!」
キューティー・パンサー「ツカマエチャウッ!!」
それと同時にキューティー・パンサーは動いているダイヤに狙いを定めて攻撃を仕掛けてくる!!
花丸「危ないずら!!」
花丸はダイヤを庇おうと激しく動いたことでキューティー・パンサーに狙いを切り替えられて攻撃された!!
ズバーz_ッ!!
花丸「ずらぁっ!?」
善子「ずら丸!?」
ダイヤ「花丸さん!?」
キューティー・パンサー「ソンナ装備ジャ逃ゲラレルワケナイジャナイ」
花丸はキューティー・パンサーの攻撃を腕に受けて出血している!
ダイヤ「花丸さん!?大丈夫ですか!」
突如怪我をした花丸を心配して近寄ろうとするダイヤ
だが…
善子「動かないで!!」
ダイヤ「え…でも…」
善子「本当にお願いだから動かないで…」
ダイヤ「…ッ!!」
善子に制止されてダイヤも動きを止めた!
善子「リトルデーモンッ!!」
キューティー・パンサー「ツカマエチャウ!!」
善子はリトルデーモンのワイヴァーンとドラゴンにできるだけ激しい動きをさせながらキューティー・パンサーをこの場から離れさせた!
善子「これでもう大丈夫…」
善子「ずら丸!?しっかりしなさい!!」
キューティー・パンサーが遠くへ離れたことで動けるようになった善子は負傷した花丸の元へ駆け寄る!
花丸「し、出血が止まらないずら…」
善子「またか…リトルデーモンッ!!」
善子は先程女生徒の傷口を止血したのと同じ方法で花丸の傷口を止血した!
ダイヤ「い、一体何が起こっているのですか!?」
花丸「…この様子だとダイヤさんもスタンドが見えてないずら」
ダイヤ「す、スタンド?」
花丸「とにかく、ここにいると危険だからマルたちについてきてください」
ダイヤ「え?」
花丸「一人でいるよりもマル達といた方がダイヤさんを守れますから…」
ダイヤ「な、何だかよく分かりませんが…分かりましたわ」
善子「どっちよ…」
三人は教室を後にした!
一年生の教室がよく見える場所で双眼鏡を使いながらその少女…
矢澤ここあは花丸達とキューティー・パンサーの戦いを観ていた!
ここあ「ほー、キューティー・パンサーは国木田花丸に傷を入れる事に成功したみたいだね」
ここあ「血の匂いを覚えたなら自動操縦モードから自動追跡モードに切り替えても大丈夫だね…」
ここあ「くくくく…どのみちお前らは皆殺しになるんだよ…国木田花丸ゥ…」
学校の外
花丸「ここまでくれば大丈夫ずら」
善子「そうね、あのスタンドも大分遠くまで追っ払えたわ」
ダイヤ「一体何が起こっているんですの!?」
花丸「ざっくり言うとスタンドっていう見えない敵に襲われていたずら」
ダイヤ「スタンド…?敵…?」
善子「つまり見えない敵と戦っていたのよ!」
ダイヤ「…あぁ、成る程」
花丸「理解してくれたずら!?」
ダイヤ「次はそういう設定で遊んでいらしたのですね、善子さん」
善子「どーしてそーなるのよっ!!」
花丸「マルがいきなり怪我をしたのも見てたはずずら!!」
ダイヤ「…そういう手の込んだ細工ではなくて?」
善子「あーもー!!!」
と、その時!
ドドドドドドドドドド…
「ツカマエチャウッ!!」
善子「…え?」
花丸「ずら!?」
ダイヤ「ど…どうしたのですか二人とも…」
キューティー・パンサーがこちらに向かってくる様子が確認できた!!
善子「嘘…だってワイヴァーン達はまだ激しい動きで惹き付けて…」
花丸「と、とにかく逃げるずら!!」
キューティー・パンサー「ツカマエチャウッ!!」
→to be continued