国木田花丸の奇妙な冒険~プリーズサンシャイン~   作:ビーフクリームボロネーゼ

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キューティー・パンサーその①

放課後

 

ルビィ「花丸ちゃん!帰ろ~」

 

花丸「ずら、善子ちゃんも一緒に帰るずら!」

 

善子「善子言うなー!」

 

現在は放課後!

浦の星女学院の1年生教室は人も疎らな状態である。

ルビィ、花丸、善子の三人は帰宅の準備を進める…

 

その時!

 

ザシュッ!!

 

「…え?」

 

教室の出口付近にいた女生徒が何者かによって切り裂かれる!

 

よしまるびぃ「!?」

 

異変に気付いた善子、花丸、ルビィの三人は倒れた女生徒の方を向く!

 

キューティー・パンサー「ツカマエチャウ!」

 

そこにはキラークイーンに酷似したスタンドが教室へ侵入する光景があった!!

 

善子「スタンドだわ!」

 

ルビィ「す、スタンド…」

 

花丸「ルビィちゃんは見えないから気を付けるずら」

 

教室内はいきなり血を吹き出して倒れた女生徒を目撃したことでパニックになっていた!

 

キューティー・パンサー「ツカマエチャウ!!」

 

キラークイーンに酷似したそのスタンドは逃げ惑う生徒達を殺害しようと迫る!!

 

花丸「ズラズラズラズラズラズラズラズラズラズラズラズラァッ!!」

 

花丸はそのスタンドにラッシュを浴びせることで生徒を守った!

 

キューティー・パンサー「ツカマエチャウ…」

 

花丸「ラッシュがあまり効いてないずら…」

 

一方、ルビィは倒れた女生徒へ駆け寄る!

 

ルビィ「大丈夫ですか!しっかりしてくださぁい!」

 

女生徒は傷口から大量に出血しており、止まる気配がない!

 

ルビィ「ピギィッ!!血が止まらないよぉ…!!」

 

善子「仕方ないわ…ワイヴァーン!」

 

善子はワイヴァーンの火炎で女生徒の傷口を焼いて止血した!

 

善子「ルビィはその子をつれて逃げなさい!」

 

ルビィ「わ、分かった…」

 

ルビィは女生徒を抱えて教室から出る!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

数分前

 

???「よし!キューティー・パンサーをあいつらの元へ置いてきたぞ!」

 

???「あとはあいつらの訃報を待つだけ…勝った!!」

 

浦の星女学院の廊下を一人の少女が走る…

その少女は浦の星女学院の制服を着ておらず…というより明らかに高校生では無かった!

 

ドンッ!!

 

???「あいたっ!!」

 

ダイヤ「あら、失礼しましたわ」

 

少女はこの学院の生徒会長の黒澤ダイヤに激突する!

 

???「ちゃんと前見て歩けよ!クサレホクロ女ァッ!!」

 

???「便器のシミみてーなもん口に付けてんじゃねーよ!」

 

悪態をつきながら走り去る少女!

 

ダイヤ「クサレホクロ女…便器のシミ……ッ!!」

 

ダイヤ「って、待ちなさい!あなた!学院の人間じゃあありませんわね!!」

 

ダイヤ「入校許可証を…って…」

 

ダイヤ「行ってしまいましたわ…」

 

ダイヤは廊下に一人ぽつんと取り残された!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

1年生教室

 

花丸「ズラズラズラズラズラズラズラズラズラズラズラズラズラズラズラズラズラズラズラズラズラズラァッ!!」

 

キューティー・パンサー「ムリヨムリヨ!」

 

花丸はキューティー・パンサーにラッシュを浴びせかける!

善子はリトルデーモンでそれを援護するが、キューティー・パンサーを倒すに至らない!

 

花丸「攻撃が全然効かないずら…」

 

善子「こいつ…たぶん遠隔自動操縦型のスタンドよ」

 

花丸「自動操縦型…パワーと射程を確保できる代わりに単純な法則に則った攻撃しかできないスタンドだったずら?」

 

善子「それであってるわ」

 

花丸「つまりその法則を見つければ…」

 

善子「そういうことよ!」

 

花丸は再びラッシュを仕掛け、善子はそれを援護する!

一方のキューティー・パンサーは花丸に対して攻撃を続ける!

 

善子「私の方へは見向きもしないわね…」

 

善子(ずら丸がこいつの攻撃条件を満たしているってことよね…)

 

善子(私に無くてずら丸に有るもの…)

 

善子の視線は花丸の胸部へ向かう…

 

善子(…まさかこれを基準に攻撃してるんじゃあないでしょうね!!)

 

善子は疑惑だけでキューティー・パンサーに軽い殺意を芽生えさせる!

 

花丸「はぁ…はぁ…」

 

キューティー・パンサー「!!ツカマエチャウ!」

 

花丸は攻撃を一旦中止する

するとキューティー・パンサーは

今度は善子を攻撃してきた!!

 

善子「私に!?」

 

花丸「やめるずら!」

 

花丸が拳を叩き込もうとするとキューティー・パンサーは花丸へ攻撃対象を切り替えた!

 

キューティー・パンサー「ソンナ装備ジャ逃ゲラレルワケナイジャナイ」

 

善子(攻撃対象がずら丸に戻った…)

 

そこで善子は敵の法則を推察する…

 

善子(私にも攻撃してきたということは私も奴の攻撃条件を満たしていたということ…)

 

善子(ずら丸へ攻撃が戻ったのはその条件の度合いが強まったから?)

 

善子(ずら丸への攻撃をやめた時はずら丸が攻撃をやめた時…)

 

善子(ずら丸への攻撃を再開した時はずら丸が攻撃しようとした時…!!)

 

善子は法則への答えに近づいた!

 

善子「ずら丸!ストップ!!」

 

花丸「ずら!?」

 

花丸は善子の声に驚いて動きを止めた!

するとキューティー・パンサーの攻撃もピタリと止んだ…

 

善子「…やはりね」

 

花丸「…善子ちゃん?」

 

善子「そのスタンドの法則を掴んだわ!!」

 

→to be continued


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