国木田花丸の奇妙な冒険~プリーズサンシャイン~   作:ビーフクリームボロネーゼ

27 / 110
津島善子は静かに暮らしたいその④

 

放課後

 

善子(あれからロンリイェスト・ベイビはあの手この手で私を殺しにかかってきた…)

 

善子(まるでan〇therみたいだったわ…)

 

善子「今日は散々な一日ね…」

 

花丸「善子ちゃん、一緒に帰るずら」

 

善子「いえ、今日はいいわ」

 

ルビィ「ぅゅ…どうしてぇ…」

 

善子は現在の自分の状況を打ち明けた

 

善子「…私は今、敵のスタンドに取り憑かれているのよ」

 

はなまるびぃ「「!?」」

 

善子「私が着けてるこの首輪がそうよ…」

 

善子「ロンリイェスト・ベイビと名乗っていたわ」

 

善子「私の不幸体質を助長させる能力みたいでね…」

 

善子「私と一緒にいるとあんたたちも巻き込んじゃうから…」

 

花丸「…そんなの関係ないずら」

 

善子「…え?」

 

善子は花丸の言葉に困惑する!

 

花丸「友達が困ってるのに助けないなんてこと、マルにはできないずら!」

 

ルビィ「うん、そうだよ!!」

 

善子「花丸…ルビィ」

 

花丸「…そうと分かれば早速その首輪を破壊して…」

 

善子「まてまてまてまて!!」

 

善子は花丸を制止する!

 

善子「この首輪へのダメージは私の首にそのまま還ってくるのよ!」

 

花丸「…それを先に言ってほしいずら」

 

ルビィ「ぅゅ…じゃあどうすれば…」

 

善子「…こいつを外す方法は私が見つけるわ」

 

善子「ずら丸たちはその間私の不幸に対処してほしいの…」

 

善子「…頼めるかしら?」

 

花丸「もちろんずら!」

 

ルビィ「うん!」

 

ロンリイェスト・ベイビ「けっ、何が友情だアホらしいッ!!」

 

ロンリイェスト・ベイビ「お前は迫り来る死という運命に抗うことはできないんだよ!!」

 

善子「ふん、そのことだけどね」

 

善子「私は既にあんたを外す手立てをひとつ考えてあるのよッ!!」

 

ロンリイェスト・ベイビ「な、何だとッ!!」

 

善子の言葉に動揺するロンリイェスト・ベイビ!

 

善子「あんたの本体を見つけて叩くのよ!!」

 

善子「私のリトルデーモンにならそれができる!!」

 

ロンリイェスト・ベイビ「…」

 

ロンリイェスト・ベイビ「くくくく…あっはっはっはっはwwww」

 

突如笑いだすロンリイェスト・ベイビ!

 

善子「な、何がおかしいのよ!!」

 

ロンリイェスト・ベイビ「俺の本体を見つけ出すだァ~?」

 

ロンリイェスト・ベイビ「だったらやっぱりてめぇは死ななきゃあならねぇなぁ!!」

 

善子はロンリイェスト・ベイビの言葉の意味が分からず訊ねる!

 

善子「どういう意味よッ!!」

 

ロンリイェスト・ベイビ「俺の本体は数千年も前に死んでんだよォッ!!」

 

善子「な!?」

 

ロンリイェスト・ベイビ「俺の本体に会いたいんだろォッ!?」

 

ロンリイェスト・ベイビ「だったら今すぐ会わせてやるよ!!」

 

キキキィーz_ッ!!

 

その時、校門からトラックが猛スピードで善子目掛けて突っ込んできた!!

 

善子「!!」

 

花丸「ズラズラズラズラズラズラズラズラズラズラズラズラズラズラズラズラァッ!!」

 

花丸はトリコリコ・プリーズで突っ込んできたトラックを吹き飛ばした!

 

ドゴォッ!!

 

花丸「善子ちゃん!今日はマルのお家に泊まるずら!」

 

善子「え?ちょっと!?」

 

ルビィ「わぁ!お泊まり会だね!!」

 

善子「そんな呑気してる場合!?」

 

善子、花丸、ルビィの三人は花丸の自宅を目指して走り出した!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

善子たちは花丸の寺を目指して走っている…

すると、ルビィが何かを発見した!

 

ルビィ「ピギィッ!!」

 

善子「あれは…」

 

花丸「アルパカずら!!」

 

白パカ「メェェェ」

 

そこに居たのはホテルオハラで厳重管理されているはずのアルパカであった!

アルパカは善子達の存在に気付き、善子を見ると同時にこう思った!!

こいつのこの髪型…どことなく糞鳥女に似ていて腹が立つ!

吹っ飛ばしてやる!

 

ズオーz_ッ!!

 

善子「!?」

 

はなまるびぃ「「善子ちゃん!!」」

 

善子は道路の上に放り出された!

そこへ大型自動車が突っ込んでくる!

 

善子(まずいッ!!リトルデーモン!!)

 

善子はリトルデーモンのドラゴンに自分の襟首を掴ませて空へ飛んで大型自動車を回避した!

 

善子「ひとまずはこれで…」

 

善子「ぶばぁっ!!」ドガッ!!

 

飛んでいた善子の顔面にカラスが直撃した!!

その反動で善子は落下してしまう!

 

善子(この高さから落ちたら即死するわ!)

 

善子「スライムッ!!」

 

善子は落下地点にスライムを集める!

 

ブヨンッ!!

 

スライムが緩衝材となって、落下した善子は無事だった!

 

善子(これで今度こそ…)

 

善子(!!)

 

善子がスライムから降り立つ位置には大量のガラス片が散らばっていた!!

 

善子(うおっ!これはっ!!)

 

ルビィ「善子ちゃん!!」

 

ルビィが善子を受けとめる!

 

ルビィ「ピギィッ!」

 

善子「…あ、危なかったわ」

 

花丸「大丈夫ずら!?」

 

善子「ええ、大丈夫よ」

 

善子「助けてくれてありがとう…ルビィ」

 

ルビィ「えへへ…役に立ててよかった…」

 

その時、アルパカが慟哭した!!

 

白パカ「メェェェッ!!」

 

花丸「…あれ怒ってるずら?」

 

善子「怒ってるわね」

 

ルビィ「ピギィッ!!」

 

花丸「戦わなきゃならないなら戦うずら!!」

 

→to be continued


▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。